2012年6月7日(木)

ネズミが最強の暗殺道具と化す!? スチームパンクアクション『Dishonored』のプレイレポを掲載

文:電撃オンライン

 現在、アメリカ・ロサンゼルスで開催中のイベント“E3 2012”。そのべセスダ・ソフトワークスブースでは、10月11日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『Dishonored(ディスオナード)』の体験プレイが楽しめた。

 『ディスオナード』は、女王暗殺の濡れ衣を着せられた1人の男が、自らの汚名を晴らすために復讐劇を繰り広げる一人称視点のアクション。主人公は、スチームパンク風に描かれたダークな世界で、あらゆる手段を用いながら真相へと迫っていく。

 体験プレイで楽しめたのは、ガチガチに警備された館からSokolovという男をさらいだすミッション。基本的に警備の人間に見つからないようス二―キングでミッション遂行していくことに……。

『Dishonored』 『Dishonored』
▲この人がSokolov。今回はほとんど英語の表示なのでどんな男なのかわからなかったが、何かの研究に精を出しているようだ。 ▲今回はデモプレイということで主人公の能力はかなり高め。潜入しなくても大丈夫なのだが、さすがに3~4人に囲まれるとキツイ……という感じ。

 基本的に右手は剣を装備、左手にはピストル、クロスボウ、グレネードなどのサブウェポンまたは、ダークビジョン、テレポート、ネズミ召喚、コントロールピープル、ストップタイムといった特殊な能力を割り当てられる。プレイヤーは、左手に何を装備させるのか考えながら進めていくことになる。

 使ってみた感じとしては、ネズミ召喚とテレポートがとてつもなく便利! テレポートは、屋根の上など通常は通路として想定していない場所をヒョイヒョイと通っていける。一方のネズミ召喚は、呼び出した地点に近い敵を殺すというもの……なのだが、これが非常に強い! そしてグロい!! なんとネズミたちは、倒した敵キャラクターのことを骨までボリボリと食べてしまうのだ……。

『Dishonored』 『Dishonored』
▲わざわざ敵と戦うこともない! ということで回避ルートへ。当然これ以外の道を選ぶこともできる。周りのプレイを見てみると、わざと敵の前に躍り出て、戦闘を楽しむ人もいた。 ▲これが必殺の「お願いネズミさん!!」。あまりに強力すぎて、ちょっと敵が多い時にはネズミさんのお世話になることが多かった。強すぎてちょっと堕落してしまうかも? しかし……。

 ここでネズミの歯が届かない敵が登場! その名も“トールボーイ”。トールといっても背が高いわけではなく、簡単に言うと機械仕掛けの高い竹馬に乗っている敵。攻撃方法もミサイルのようなもので攻撃するなどかなり強い。

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▲コイツがトールボーイ。このビジュアルだと分かりにくいでしょうが4~5メートルくらいある。火力もなかなかで、この体験版におけるボス的な存在。

 正面から挑んで返り討ちにされてしまったので、ここで計画を練り直し。なるべくトルボーイの攻撃を受けないよう、屋根の上を通って行くことに。ここではテレポートが本当に役に立った。屋根の上にテレポートして、トールボーイの攻撃をかわしつつ、クロスボウでちまちまとトールボーイを始末し、ゴールへ!

 こんな感じで体験版をクリアできたが、本作には他にもいろいろなスキルが存在し、ピンチの切り抜け方もいろいろなパターンが考えられるようだ。“暗殺”というとス二―キングばかりで敵に見つからないような立ち回りを迫られる場合が多かった。本作でもそうした立ち回りを楽しむことは可能だが、超能力を駆使して“自分だけの暗殺スタイル”を構築してみるのも楽しそうだと感じた。他にはどんなスキルが存在するのか、明らかになる日を楽しみに待っていてもらいたい。

『Dishonored』
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▲べセスダブースの中はこんな感じで『Dishonored』がメイン。作中に登場する小道具の模型などが並べられていた。そんな中、各国のメディアが『Dishonored』の試遊を楽しんでいた。

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