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2012年6月9日(土)

いよいよ本格始動する新生『ファイナルファンタジーXIV』について吉田直樹氏にインタビュー!

文:電撃オンライン

 E3 2012のスクウェア・エニックスブースにおいて、MMORPG『ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)』のプロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏にインタビューを行った。

 6月7日の記事でお伝えしたとおり、『FFXIV』において2012年度第3四半期に“新生”と銘打たれた大型アップデートが実施される。この“新生”について、吉田氏にお話を伺った。

“新生”
▲“新生”の続報がE3 2012で公開された。

■3つの柱が“新生”を支える

――まずは新生のコンセプトを教えてください。

 1つ目は最高のゲームプレイをお届けすることです。MMORPGはものすごく遊びの幅が広いですが、システムやコンテンツを含め、1つ1つ最高の体験をお届けします。

 2つ目はMMORPGである前にPRGであり、『FF』の最新作であるという部分ですね。MMORPGだからではなく、『FF』だからこそ用意できる最高のストーリーを用意します。

 3つ目は、長く遊べるクオリティのグラフィックです。やはり『FF』だから最高のグラフィックを期待されている方が多いと思うんです。そこは今回の画像で、納得いただけるかなと。

 そして、その3つをバランスよく形成したうえで、我々はコミュニティを大切にしたいと考えているんです。それらがそろって、はじめて新生『FFXIV』は完成します。

――PS3版もこのクオリティで遊べますか?

 PS3版はテクスチャ解像度などはPC版より落としますが、ほぼ変わりなく遜色ないプレイができますね。今動かしているノートPCのデモでは、Lod(近景を詳細モデルに、遠景を軽量モデルに差し替えて画質向上を図るオプション)をOFFにし、すべてハイモデルで表示しています。

 シャドウマップもかなり贅沢に使っているので、これが新生『FFXIV』の最高品質。完成度85%の状態で、最適化はまだ15%程度ですが、今でもかなりスペックの軽量化が図られつつ、リアルタイムライティングで、空気感はバッチリ感じていただけているのではないでしょうか。

 UI(ユーザーインターフェイス)についても、PS3版はマウス&キーボードの操作とは別に、完全に新規で作っています。やりたいことがカンタンに、レスポンスよく遊べるのでご安心ください。

――動画の公開予定はいつぐらいでしょうか?

 夏ぐらいでしょうか。もちろん、現状での公開も可能ですが、現時点ではゲーム序盤の導入部分にコストをかけているんです。派手なシーン、召喚獣とのバトルなど、高レベルのコンテンツを中心にした“FFらしい映像”を出そうとすると、公開スケジュールに影響が出てしまいます。

 既存のプレイヤーさんには、現行から変貌したクオリティを喜んでいただけると思いますが、我々はそれこそ今の10倍以上もの方に遊んでほしいのです。そうなると、新規の方たちをひきつけて、本作を遊ぶきっかけを与える映像としてはまだ早いかなと。ただ、画像は確実に実機から撮影したものですので、もう少しだけお待ちください!

(C)2010-2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

データ

▼『ファイナルファンタジーXIV』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:2010年9月30日
■価格:オープン
■プレイ料金:1,344円(税込)/30日
※新生『ファイナルファンタジーXIV』開始までの期間は、特別のディスカウント料金1,029円(税込)
 
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▼『ファイナルファンタジーXIV コレクターズエディション』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:2010年9月22日
■価格:オープン
■プレイ料金:1,344円(税込)/30日
※『新生ファイナルファンタジーXIV』開始までの期間は、特別のディスカウント料金1,029円(税込)
 
■『ファイナルファンタジーXIV コレクターズエディション』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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