【電撃乙女部】無愛想で喧嘩がめっぽう強い副会長・榊木鋭史を紹介！ 『恋は校則に縛られない！』連載企画第2回

榊木ルート◆シナリオ抜粋

主人公「と、いうわけですから、今日こそ送らせてもらいますよ、榊木先輩！」
榊　木「いや、俺が送って行く」
主人公「ええ!?　もう、わがまま言わないでください！」
榊　木「とりあえず、俺を狙ってるヤツらは女をさらおうとしてんだろ？」
榊　木「だったら、誘拐するまで俺には手を出さねえ。……違うか？」
主人公「そ、そうですけど……」
榊　木「ついでに、ヤツらが狙ってんのは俺の身近にいる女だろ？」
主人公「そうですよ！だから早く帰って真由ちゃんのそばにいてあげないと！」
榊　木「……はあ」
主人公（た、ため息!?）
榊　木「もうひとり、いるだろうが。俺の身近にいる女」
主人公「え？」
榊　木「ともかく。そんな危ねえ連中がいるかもしれねえなかをひとりで帰すなんてごめんだ」
榊　木「お前が無事家に入るのを見るまで、俺は帰らねえからな」
主人公「そんな……！」

主人公「それなら、私にも考えがあります」
主人公「私だって、榊木先輩が無事に家に入るまで帰りませんから！」
榊　木「……ほんっと、言い出したら聞かねえな」
榊　木「俺は、例え狙われても、逃げ切る自信がある。……お前はどうだ？」
主人公「そ、それは……」
榊　木「決まりだな」
主人公「うう……榊木先輩の頑固者！」
榊　木「それはこっちのセリフだ」
主人公（もー、どう言ったら送らせてくれるんだろう!?）
榊　木「いくら考えても無駄だ。俺がお前を送って行く。もう決めたからな」
主人公（やっぱり、榊木先輩の方が頑固者だよ……！）
榊　木「……ほら、行くぞ」

主人公「え……？」
主人公「あ、あの？榊木先輩……？」
榊　木「なんだ？」
主人公「手……」
榊　木「……嫌か？」
主人公「い、嫌じゃないですけど……！」
主人公（ちょ、ちょっと恥ずかしいっていうか手をつないで歩くなんてドキドキしちゃうっていうか……！）
榊　木「捕まえてないと、危なっかしいからな」