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2012年6月21日(木)

ユーリスの上腕二頭筋とか……ちょっといい感じ? PS3『アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~』読者参加型ロングインタビュー

文:電撃オンライン

●開発スタッフの間で人気のキャラクターは“ウィルベル”と“リンカ”!

――アーシャのデザインのモチーフは何ですか?(ポックル)

 すでにインタビューなどでお答えしている部分もありますが、基本的には妖精が1つのテーマになっています。そういった理由から透明感のあるレースやシフォンを羽織ったデザインになっており、緑色を基調としているのもそのためです。ただ、『アーランド』シリーズの主人公たちのような特徴的な服装に関しての設定(師匠の趣味など)は今のところありません。ニオの服とともに、彼女たちの一族の一般的な衣装なのかもしれませんね。

――左さんをキャラクターデザイナーに選んだ理由を教えてください。(ジュケンの夏、ベンキョーの夏)

 『ロロナのアトリエ』のイラストレーター候補に、岸田さんとともに最後まで残った方の1人だったこと、さらに雰囲気やイラストの描き込み度合いなど、岸田さんとはまったく別ベクトルの方向に魅力があったこと、これまでに大きなゲーム系のお仕事をされていないことなど、複数の要因があった中で、今回も最終候補の1人となって決定いたしました。

――岡村ディレクターから見た“アーシャ”という少女は、どんな女の子ですか?(マックロクロスケさん)

 普段とてもフワフワしていて、天然なところも多いのですが、ニオのことになると夢中になって助けるために精一杯頑張るような、どこにでもいる妹思いの女の子です。そういった普段の姿とのギャップですとか、黄昏の世界の過去の出来事に触れた時にふと出るひと言などに、彼女の本心が見え隠れすることもあったりするので、今回の旅の中で、いろいろなアーシャを見つけてもらえたらと思います。

『アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~』

――アーシャの“アーシャ”と言う名称は本名でしょうか? それとも愛称でしょうか? 英語だと“Ayesha”と書いてあるので気になっています。(カブ奴隷らぐにゃん)

 本名です! 今作では、主人公の愛称についてもいったんリセットして考えています。これまでの『アトリエ』と異なり、旅先に主人公の生活の基盤がなく、多くの登場人物とアーシャは面識がない状態から物語が始まることもあり、愛称で最初から呼称を通すことはあまり考えませんでした。決して、3作続いた時に最後のほう大変になるからとか、そういった理由はまったくありません。Ayeshaというつづりについては、一応、そのつづりでもアーシャとして読む読み方が存在するということで。

――今回も主人公のアーシャを筆頭にとても凝ったかわいい服装ですが、あれは彼女の手作りですか? 自分で洋服のデザインを考えて仕立てているアーシャを想像すると、すごいかわいいです。(黄昏の仕立て屋さん)

 お褒めいただきありがとうございます! 恐らくは手作りの衣装と旅の商人さんから買った既製品を組み合わせて使ったりしていると思います。近くに大きな街もないので、大事に大事に繕って使っているとお考えください。また、ニオの服と一部似ている部分があるのはそういった理由からだと思われます。あと、服装のお話が出ましたのでついでに説明しますと、今回の防具は服装との関連性を考慮した内容にしてみました。本当に細かいところですが、今回はそういったイメージ的な部分についても配慮しているので、気付いた方は注意深く防具の名前やデザインを見てみてください。

――一番お気に入りのキャラクターは誰ですか? 理由とあわせて教えてください。(ウエットントン)

 全部! というのはやっぱりダメですよね。ユーリスが最初ものすごい濃いお顔をされていて(ゲルマン民族とかローマ帝国に出てきそうな)、それはそれですごいインパクトだったのですが、今風のイケメン細マッチョになったので、最近あまり見なかった正統派っぽい男性キャラクターでいいかと思います。キースもファウストみたいなダンディ変人キャラでかっこよいです。でも一番のお気に入りはウィルベルです。あれで声がキャルキャルしていたら鉄板すぎて萎えるところでしたが、瀬戸さんの声が見事にハマってくれて媚びすぎず丁度いい元気な女の子キャラになってくれたと感じています。

――スタッフ間で人気の高かったキャラクターは誰ですか?(ウエットントン)

 こればかりは人それぞれでスタッフの嗜好(しこう)も千差万別のため、一概には説明しづらいのですが、パーティキャラの人気2トップは“ウィルベル”“リンカ”の2人でした。理由は早くパーティに入って範囲攻撃が強いからだそうです。みんなひどい効率厨ですね。ただ、リンカは実際にカッコイイ動きも多くてバッサバッサ敵をなぎ倒すので、見ていて気持ちいいのは事実です。今回は最後のキャラクターを含め、それぞれに一長一短あるので皆さんの好きなキャラクターを使っていただければと思います。それから蛇足になりますが、今作では敵の行動時間を戻すスキルをもっているキャラクターは存在しません。

『アーシャのアトリエ ~黄昏の大地の錬金術士~』

→次のページでも、キャラクターについて突っ込んで聞いていきます!(3ページ目へ)

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