2012年7月2日(月)
第1話の出来にキリト役・松岡禎丞さんが大感激! TVアニメ『ソードアート・オンライン』第1話先行上映会の模様をレポート
6月24日に、東京国際フォーラムで“TVアニメ『ソードアート・オンライン(以下、SAO)』第1話先行上映会”が開催された。
本作は、川原礫先生(イラスト:abec先生)が執筆する同名小説をアニメ化したもの。技術の進歩によって“完全なるバーチャルリアリティ”が実現した近未来を舞台に、ゲーム内で死ぬと現実世界でも死んでしまううえ、ログアウトもできないゲーム“ソードアート・オンライン”に取り込まれてしまったプレイヤーたちの姿が描かれる。
イベントでは、第1話の先行上映が行われた他、キリト役の松岡禎丞さん、アスナ役の戸松遥さん、リーファ役の竹達彩奈さん、シリカ役の日高里菜さん、リズベット役の高垣彩陽さんが登壇し、トークショーが行われた。その模様をレポートしていく。
▲左から日高さん、戸松さん、松岡さん、竹達さん、高垣さん。 |
出演声優陣が登壇すると、ステージのディスプレイに“Sound Only”という文字とともに、合成音声が聞こえてきた。合成音声の正体は、イベントの司会・進行を務めるアニプレックスの“ツイ”さん。このイベントでは、司会者がステージに登壇せず、音声とステージ上のディスプレイに表示された“クエスト”に従って進行してくという。
ひと通りの説明が終わると、ここで本イベントを通してのクエストが発表された。そのクエストとは“イベントを楽しいものにしろ!”。このクエストが達成された時、本作の公式サイトで実施中のスペシャル企画“ソードアート・クエスト”でポイントと交換できる“クリアコード”がディスプレイに表示されるとのことだ。
出演者は見事クエストを達成できるのか? 結果が楽しみなところだが、早速TVアニメ第1話“剣の世界”の先行上映が行われることに。1話の見どころについて松岡さんは「僕が感じてほしいのは、まるで自分が“アインクラッド”にいるかような臨場感です」と少し興奮気味にコメント。松岡さん自身も、アフレコ時にその“臨場感”を感じていたそうだ。
第1話の映像美や臨場感を体感した、来場者による大きな拍手とともに先行上映が終了。第1話を観た松岡さんは「本当に感無量です……。まだ1話なのに、最後まで終わった気がしていますが、僕はそれではダメなんです! これから始まっていく『SAO』の世界や物語を、皆さんに感じていただきたい一心で演じさせていただきましたが……本当に僕、泣きそうです」と感激した様子で、言葉に詰まりながらも本作に対するアツい思いを語った。女性陣は「泣いていいよ」と言葉をかけつつも、「え? 本当に?」と松岡さんに聞く。すると「ガチなんです! ガチでうるうるしてて……映像美や音楽の素晴らしさなど、こんなにステキな作品にかかわらせていただくことを念頭に置いて、演技していかなければならないと思います」と涙声でコメントしていた。
戸松さんは第1話に登場していなかったのだが、第1話のアフレコを見学していたと裏話を披露した。アフレコ時に観ていた映像に、どういう音がついて、どのように映像が綺麗になっていくのかワクワクしながら第1話を観ていたそうだ。そして実際に完成された第1話を観てみると、映像や音など、何から何まで迫力があり、自分自身が『SAO』の世界に入ってしまったかのように錯覚してしまったという。「360度どこも見逃せないポイントがあるので、何度でも観ていただきたいです」と感想を述べた。
竹達さんは、映像美について話題に出しつつも、特に梶浦由記さんが手掛けた音楽に感動したそうだ。竹達さんは子どものころから梶浦さんのファンで、同じ作品にかかわれることがとてもうれしかったという。また、自身もオンラインゲームが好きで、よく男キャラを使用することから「あんた男だったの? というネカマのシーンに「あるある」って親近感が沸きました(笑)」とコメントし、会場を笑わせた。
第1話でひと言だけセリフがあったという日高さんは、アフレコ現場で出演陣の生の演技を聞いて、「この作品はやっぱりすごいな!」と鳥肌が立ってしまったという収録中のエピソードを明かした。また、「実際に観てみると、戸松さんと同じように、私も『SAO』の世界に入り込んでしまったような気がしています」と感想を語った。
高垣さんは、キリトがアインクラッドに入っていく時の“音”に着目し、風の音などの環境音が、バーチャルにもかかわらず映像とともに五感を刺激してくれるとコメント。続けて、「セリフや表情がなくても、感情が伝わるような芝居を絵がしていました」とキャラクターそれぞれの人間としての動きについて挙げた。
(C)川原礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
■TVアニメ『ソードアート・オンライン』
【放送情報】
TOKYO MX:7月7日より毎週土曜24:00~
とちぎテレビ:7月7日より毎週土曜24:00~
群馬テレビ:7月7日より毎週土曜24:00~
tvk:7月7日より毎週土曜24:00~
テレビ埼玉:7月7日より毎週土曜25:30~
テレビ愛知:7月7日より毎週土曜25:50~
毎日放送:7月7日より毎週土曜27:28~
北海道放送:7月7日より毎週土曜26:48~
RKB毎日放送:7月7日より毎週土曜26:45~
チバテレビ:7月8日より毎週日曜25:00~
BS11:7月14日より毎週土曜24:00~
AT-X:7月8日より毎週日曜23:30~(※土曜17:30~/日曜10:30~ リピート放送あり)
(キッズステーションでも放送予定)
■配信情報
バンダイチャンネル:7月9日12:00~(※以降毎週月曜12:00に更新)
ニコニコ動画:7月9日24:00~(※以降毎週月曜24:00に更新)
PlayStation Store“Video Unlimited”:7月13日
【スタッフ】(※敬称略)
原作:川原礫(電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:伊藤智彦
キャラクターデザイン:足立慎吾
サブキャラクターデザイン:川上哲也/総作画監督:足立慎吾・川上哲也
アクション作画監督:柳隆太・鹿間貴裕
メインアニメーター:斎藤敦史
モンスターデザイン:柳隆太
プロップデザイン:土屋祐太・鹿間貴裕・千葉茂
色彩設計:中島和子
美術監督:竹田悠介(Bamboo)・長島孝幸(Bamboo)
美術設定:谷内優穂(KUSANAGI)
コンセプトアート:堀壮太郎
撮影監督:廣岡 岳・臼田睦
CG監督:雲藤隆太
編集:西山茂
音響監督:岩浪美和
効果:今野康之
音響制作:ダックスプロダクション
音楽:梶浦由記
音楽制作:アニプレックス
プロジェクト統括:GENCO
アニメーション制作:A-1 Pictures
製作:SAO Project
【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
キリト:松岡禎丞
アスナ:戸松遥
リーファ:竹達彩奈
ユイ:伊藤かな恵
シリカ:日高里菜
リズベット:高垣彩陽
クライン:平田広明
エギル:安元洋貴
サチ:早見沙織
茅場晶彦:山寺宏一
データ