部下の反抗、拳でのやりとり、そして敵への報復――ドラマティック戦場アクション『重鉄騎』プレイインプレッション

文：電撃オンライン

■戦略、対策を練って再び戦場へ立つ！

　このままでは終われない……リベンジを敢行です！　とりあえず、このまま戦っても先ほどの二の舞になるので、対策を練ることにしました。

対策1：水平移動で回避しつつ砲撃を行う

　さきほどの戦闘では、砲撃や照準のために停止していたところを狙われてしまいました。常に水平移動をしつつ砲撃をして、被弾率を減らそうという作戦です。

対策2：スリットはなるべく開けずペリスコープ視点で戦う

　スリットからの視点は見やすいのですが、さきほどのように一発で戦闘不能になってしまうことも。安全面を優先し、なるべくペリスコープからの視点での戦闘を心掛ける。

対策3：1つ1つの行動を丁寧に

　被弾するとどうしても慌ててしまいがち。でも、そんな時こそ冷静に。今までやってきたことを丁寧にこなせば乗り切れるはず！

　よし、対策もバッチリ。次こそはトーチカを制圧してみせます！

　戦場へ再上陸。まずは正面の敵を撃破！　ムッ……正面に地雷原の気配！　ここは迂回しましょう。でも、とりあえず移動するだけでなく、側面からの攻撃を警戒するため、トーチカの方面を向きながら平行移動！　不意の攻撃も回避だ。フフフ……、戦場で起こっていることがわかる……わかるぞ！（一度やったのだから当たり前）

　さて、前回痛い目を見た前方の敵鉄騎を発見、撃破を目指します。対策1の通り、水平移動しながら戦うと、今回は主砲の直撃はなし！　目立った被弾もなく撃破に成功しました。続いて、先ほどワタシにトドメを刺してくれた憎き歩兵部隊が登場します。ですが、今回は歩兵相手にも一切油断はしません。対策2の通り、ペリスコープから榴弾で攻撃し、歩兵部隊を一掃に成功！

▲敵部隊を難なく退け、トーチカ付近まで進軍成功しました。こちらの鉄騎も無事……天才パイロットが誕生の瞬間ですね。フフン。

　さて、トーチカまで進軍しましたが、鉄騎隊は外で待機。味方の歩兵部隊が突入するまでの援護を行います。しかし最後の最後、真正面に敵の鉄騎が登場！　トーチカ付近に潜伏していたようです。しかも不意をつかれて先制されてしまいます。

　またもパニックしそうになるワタシ、ですがここで対策3がワタシの頭をよぎります。ダメージも少ない、慌てなければ勝てる！　まずは、コントローラで水平移動しつつ、ペリスコープ視点へ。次に砲弾を徹甲弾へ変更し、冷静に照準を合わせて砲撃を開始。接近をゆるしたため、直撃こそありましたがなんとか撃破、作戦も成功しました！　気がつけば今回はナッチの逃亡もありませんでした。ナッチのやつめ……成長したな！

▲文句を言ってきたパーカーとも、作戦後にはガッチリ握手！　ようやくワタシをわかってくれたようです。

▲制圧したトーチカに星条旗が掲げられる。作戦達成に、思わず感動しました。

■戦場でひと皮向けたライター・エマヌエルが激戦を振り返る

　気がつけば、時間が経つのも忘れてプレイしていました。本作は、とにかく戦闘への没入感がスゴイです。開始当初は、起動から視点変更まで手動でやるのは面倒かな～なんて思っていましたが、これら一連の動作がいわばゴッコ遊びに通じるものがあり、これがゲームへの没入感をさらに引き上げます。

　ビギナーには難しそうではありますが、エイミングや移動などの基本操作はコントローラなので、違和感なくプレイ可能です。Kinectによる操作は、慌てずに冷静になって1つ1つの動作を確実に実行していると、いつのまにか一連の動作がスムーズに行えるようになり、戦闘の上達が素直に喜べます。

　また、作戦中の仲間との会話や敵前逃亡するナッチなど、妙にリアル！　作戦前後のイベントシーンだけでなく、戦場で今起こっている人間ドラマが描かれており、キャラクターへの愛着が沸くため感情移入がしやすくなっていますネ。

　戦場での一挙一動すべてにリアリティを感じられ、これまでにない戦闘体験が楽しめる『重鉄騎』。ミリタリーファン、ロボットファンならKinectと同時購入してでも、プレイする価値がありますよ！（エマヌエル）

■ Xbox 360/Kinect専用『重鉄騎』マルチプレイ トレーラー ■

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データ

関連サイト

• 『重鉄騎』公式サイト
• 電撃オンライン内『重鉄騎』特集ページ