基本プレイ無料で楽しめるオンラインA・RPG『ピコットナイト』とは!? NHN Japanとガンホー・オンライン・エンターテイメントが協力

文：電撃オンライン

　NHN Japanは、PS Vitaのダウンロード専用タイトル『ピコットナイト』を今秋に配信する。

　『ピコットナイト』は、簡単操作で手軽に遊べるオンライン専用のアクションRPG。“ココロイド”と呼ばれるキャラクターを操作して、最大4人のパーティーを組んで数々のミッションをクリアしていくことになる。オンライン上のプレイヤーと一緒に遊ぶ以外にも、ココロイドを貸し借りすることで、ログアウトしている友だちともオンライン感覚で遊べるのが特長だ。

　配信に先駆け、東京にあるNHN Japan社内で本作のメディア向けお披露目会が開催された。開発スタッフによるプレゼンに加えて、いち早くソフトを体験することができたので、その模様をお届けする。

■NHN Japanとガンホー・オンライン・エンターテイメントが協力した作品

　NHN Japanの薬師寺健治プロデューサーが、最初に登場。同社初となるコンシューマタイトルが生まれたのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントから持ちかけられたことがきっかけだという。「お話しを受けて約1年。長くて困難な道でしたが、ようやくここまで来れました」と感慨深そうに語った。

▲左から、鈴木ディレクター、土橋プロデューサー、薬師寺プロデューサー。

　続いて姿を見せたのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの土橋将人プロデューサー。同社の子会社である、ゲームアーツのスタッフが中心となり、本作を開発していることが明かされた。NHN Japanとガンホー・オンライン・エンターテイメント、ゲームアーツという、これまでに例を見ない企画になっているという。「さわって楽しんでいただき、素直な意見をいただければと思います！　これからもっとおもしろいオンラインゲームにしていきます」と、意気込みをあらわにした。

▲簡単な操作で、気軽に楽しめる本作。武器は8種類用意され、それぞれで使い勝手が違うという。

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントの鈴木健ディレクターは、ソフトの概要について説明。ダウンロードしたゲーム『ピコットナイト』をプレイすると、フシギな生命体“ココロイド”の暮らすピコ星と通信できてしまうという物語が展開する。プレイヤーは、ピコ星の見習いナイト・ピコスケからピコ星を救うのを助けてほしいと頼まれ、魔王を倒すまで手伝うことになる。

　ゲームの流れは、ミッションをクリアして取得したアイテムや経験値でキャラクターを育て、セットアップしたキャラクターと仲間で協力して魔王の軍勢に立ち向かっていくというもの。ミッションの最後には、巨大なボスが待ち受けていることもある。オンライン上のプレイヤーと一緒に遊ぶことができるだけではなく、ココロイドを貸りることで、1人でも協力プレイのような感覚を味わえるという。オフラインのココロイドを使った場合、経験値や報酬を持ちかえるため、オフライン時にもココロイドが育っていくこともあるようだ。

▲音楽は、数々のゲーム楽曲を手掛けるプロキオン・スタジオが担当している。		▲オフライン時にも、ミッション報酬が入るようになっている。たくさんの人に借りれれば、自分で操作しなくても育成できる!?

　集まった報道陣からの質問に答える質疑応答のコーナーが用意されていたので、その模様を以下に掲載する。インタビュー中は敬称略。

――初となるコンシューマのプラットフォームをPS Vitaにした理由を教えてください。

薬師寺：去年の夏ごろにガンホー・オンライン・エンターテイメント様よりご提案された時から、PS Vitaの企画だったので、それが経緯になります。

　これまで弊社がコンシューマで展開したことがなかったこと、ガンホー・オンライン・エンターテイメント様と組んでうまくいくのかを含めて、慎重に協議しました。弊社としては、PS Vitaは1つのデバイスとして考えています。今後も幅広くやっていきたいです。

――2社が組まれての展開ということですが、お互いにどのような印象を持たれましたか？

薬師寺：お互いオンラインゲームを開発・運営しているのですが、文化が違うということで、いい刺激を受けているという印象です。やり方1つとっても違うことがあるのですが、分かりあえることが多い。これまでになかったのですが、いい組み合わせで前に向かっていると思います。

土橋：ガンホー・オンライン・エンターテイメントとNHN Japan様は、エンターテインメントを押し広めるために、相談しあっていろいろな取り組みをしていました。ライバルでありながら、実はよく知っている関係。そんなこともあって、相談してみたところ、「おもしろい」ということで一緒に取り組んでいくことになりました。

　開発現場として、大きなことにチャレンジできるのは喜び。オンラインメーカーの両雄が手を組むことは、意味があると感じましたね。PS Vitaのソフトの開発は、お見せする前から取り組んでいた。見せたところ非常にいい感触で、さらにおもしろくするために、いいぶつかりあいがあろ、ここまで頑張ってきました。これからも、オンラインの運営、追加開発で力をあわせていこうと盛り上がっています。

――ユーザー層としては、どれくらいの年齢をターゲットに考えているのでしょうか？

薬師寺：オンラインゲームであることと、20台後半～30台前半の方がメインになると考えています。ゲームのシステムが昔ながらのものになっているので、そういう層が入りやすいのかなと。カワイらしいキャラ、わかりやすいシステムを採用しているので、年齢や性別にとらわれず遊んでいただけるかと。資格としてPS Vitaを持っていれば、誰でも楽しんでいただけると思います。

次のページではプレイした雑感を掲載！

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関連サイト

• 『ピコットナイト』公式サイト