2012年8月10日(金)
シールド戦でのデッキの組み方については、プレインズウォーカー養成講座の第6回で詳しく解説していますが、ざっとおさらいしておきましょう。
〇デッキは40枚以上
構築戦では、デッキは60枚以上で組まなくてはいけませんが、限定戦では40枚以上でデッキを組むことになります。
40枚以上なので、もちろん60枚でデッキを組んでもいいのですが、デッキ内にある強いカードを引く確率を少しでも上げるため、通常は40枚ちょうどでデッキを組むことが推奨されます。
〇強いクリーチャーと除去呪文がある色で組む
限定戦は、構築戦とは違い、ほぼすべてのデッキがクリーチャーによる戦闘ダメージで相手を倒すことを目的とします。なので、戦闘で負けにくい強力なクリーチャーと、相手のクリーチャーを除去する手段が重要になります。強いクリーチャーの条件はこんな感じです。
・単純にパワーとタフネスが高い。
・同じ“飛行”を持つクリーチャーにしかブロックされない“飛行”や、同じ色か、あるいはアーティファクト・クリーチャーにしかブロックされない“威嚇”といった、対戦相手にダメージを与えやすい能力を持っている。
・戦闘で先にダメージを与えられる“先制攻撃”や、1点でもダメージを与えればクリーチャーを破壊できる“接死”など、戦闘で対戦相手のクリーチャーを倒しやすい能力を持っている。
というようなポイントが挙げられます。今回のカードプールで言えば《吸血鬼の夜鷲》や《極北のエイヴン》などが強力なクリーチャーと言えるでしょう。
▲ダメージを与えることで自分のライフを回復できる“絆魂”も非常に強力な能力。さらに、この2体はマナ・コストが3マナと軽いというのもポイントです。 |
除去呪文については、クリーチャーを直接破壊するもの、ダメージを与えるものなど、さまざまな効果を持ったものがあります。今回のカードプールでは《平和な心》や《灼熱の槍》が除去呪文として優秀です。
▲除去呪文にも一長一短があります。《平和な心》はクリーチャー1体をほぼ無力化できますが、“賛美”能力などは防げません。《灼熱の槍》は3点のダメージを与えられるので小型クリーチャーは破壊できますが、大型クリーチャーには対処できません。 |
〇カードの内訳は17:15:8が目安
40枚でデッキを組む場合、土地17枚、クリーチャー15枚、その他の呪文8枚程度で組むのが一般的とされています。デッキが3色だったり、あるいは《夕暮れ谷のワーム》のようなマナ・コストの重いカードがある場合は、土地を18枚に増やしたほうがいいでしょう。また、そういうデッキになる時は《遥か見》や《進化する未開地》のような、デッキから土地を持ってこれるカードをなるべく入れるようにしたいところです。
というようなポイントを踏まえて、若林さんが組んだデッキがこちら。
17 土地 |
15 クリーチャー |
8 その他の呪文 |
《森》×7 |
《東屋のエルフ》 |
《ひどい荒廃》×2 |
このデッキで若林さんはどのように戦ったのか? 次のページの動画でご確認ください。
(C)1995-2012 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.
データ