若林直美さん登場っ！ 電撃『マジック：ザ・ギャザリング』同好会で『M13』シールド戦を遊んでみました

文：電撃オンライン

■ あまったパックがある時は“パックウォーズ”をやってみよう！ ■

　“パックウォーズ”は、ある意味シールド戦の究極のカタチと言ってもいい遊び方です。遊び方はとっても簡単で、各自ブースターパックを1つ開封し、広告・トークンカードを抜きます。この時、他のカードを見ないことをオススメします。

　広告カードを抜いたら、そこに《平地》《島》《沼》《山》《森》の、各種基本土地カードを3枚ずつ加えます。これをデッキとしてゲームを行うのが“パックウォーズ”です。

▲すごくお手軽な遊び方ですが、これが意外と盛り上がります。また、普通の限定戦以上にふだん使わないカードが活躍する、変わった戦いを味わうことができますよ。

　さて、どんな戦いが繰り広げられたかというと、クリーチャーの少ない手札で始まった若林さんに対して、対戦相手のカネキングは3ターン目《アクラサの守護者》から4ターン目《荘厳な大天使》という、まるで構築戦のような展開！

▲横で見ていてツッコミたくなるような怒涛の展開。早くも勝負は決まったかに思われましたが……。

　しかし、若林さんは3枚しかない《沼》のうち、2枚を引き込んで《リリアナの死霊》をプレイ。さらに《沼》を手札に加えます。そして《リリアナの死霊》に《吸血鬼の印》をエンチャントして《荘厳な大天使》と殴り合いを始めます！

▲《吸血鬼の印》によって“絆魂”を得た《リリアナの死霊》は、毎ターン6／6になって攻撃。9／9の《荘厳な大天使》と互角の戦いを繰り広げます。さらに《ラッパの一吹き》などでパワーを上げ、さらにライフを回復していきます。

　途中、パワーの上がった《荘厳な大天使》をタネに《捕食》を唱えて《リリアナの死霊》を除去してきますが、ここで突き刺さったのが《打ち寄せる水》！ 《リリアナの死霊》が生き残っただけでなく、ライフまで得ることができました。

▲弱い呪文と考えられている《打ち寄せる水》がここまで活躍したゲームはないのではないでしょうか？　このように、普通の限定戦以上に何が起こるかわからない点が“パックウォーズ”の魅力です。

　結局、このライフ回復がポイントとなり、若林さんが勝利！　ある意味では、この日一番盛り上がったゲームになりました。

　では、最後に若林さんのショートインタビューをお届けします。若林さんは『M13』のシールド戦で何を思ったのでしょうか？

■ 若林さんショートインタビュー ■

――『M13』でのシールド戦でしたが、『M13』で遊んでみたご感想は？

若林さん：『M13』はアンコモンに強いカードがあるのがいいですね。シールドは運の要素が強いとは思うんですが、アンコモンに強いカードがあると、みんなそれなりのカードプールになりますし、そこそこ強いデッキを組みやすいんじゃないかと思います。

――若林さんのデッキにあった《ムウォンヴーリーの獣記し》から《吸血鬼の夜鷲》という流れもアンコモン同士のコンボでしたね。

若林さん：はい、ああいうコンボ的な動きができて、デッキを動かしてる感が味わえるのがいいなーって思いました。それで勝つと、より勝った楽しさが味わえるんじゃないかなと。あとは、けっこう能力が多いですよね。“賛美”とか“呪禁”とか。

――確かに。初心者の方は覚えるのが大変かもしれませんね。

若林さん：私も“二段攻撃”とかたまにわからなくなります（笑）。でも、拡張セットへのいいステップになってるなーっていう感じです。ちょうどいい複雑さというか。なので、最近『MTG』を始めたって人は、シールド戦とかをどんどん遊んでもらいたいですね。

――今回は“双頭巨人戦”も体験していただきましたが、こちらはどうでしたか？

若林さん：ライフが多くなっているぶん、戦略も変わるんだなーって思いました。対戦していて思ったのは、ゲームが長くなりがちなのでライブラリーをけずるのも強いかなって。普通の対戦とは、活躍するカードが違ってきたりするのがおもしろいですね。

――チーム戦になることで、ゲーム性はけっこう変わりますね。

若林さん：「あっ、こんな使い方があるんだ」って、カードの新しい一面を知ることができますし、それに、そういう気づいた点とかをチームメイトと教えあえるのがいいと思います。初心者でも、チームメイトに助けてもらいながらできるところもいいですね。

――『MTG』ファン、若林さんのファンの皆さんにメッセージをいただけますか。

若林さん：『MTG』が上手な人は、初心者の人を大切にしてほしいと思います。私の周りは、もう5年10年『MTG』をやっている人ばかりですが、みんな優しいです（笑）。あと初心者の人！　一緒に対戦して、私に経験値をください！（笑）

　というわけで、今回は『M13』を使った限定戦の遊び方を紹介しました。限定戦はとにかく手軽に遊べるというのが一番のメリットです。皆さんも、周りのご友人を誘ってぜひシールド戦やドラフト、双頭巨人戦などを楽しんでみてくださいね。

■ プレゼントのお知らせ ■

　この日のシールド戦とパックウォーズで若林さんが使用したカードにサインを入れて、計4名にプレゼント！　いずれも世界に1枚だけのカードなので、この記事の感想などをお書き添えのうえ、皆さんドシドシご応募ください。それでは、よろしくお願いいたします。

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データ

関連サイト

• マジック：ザ・ギャザリング日本語公式サイト
• MTG特集ページ“マナの泉”