「ドゥフフ、オンナの話しようよ」土星で青春時代を悪魔合体に捧げた男が3DS『デビルサマナー ソウルハッカーズ』をやり込みプレイ！

文：ゴロー

■気まぐれすぎて悪戦苦闘！　悪魔を口説き堕とすのはタイヘン

　主人公が所持するGUMPは、悪魔と会話ができるようになるスグレモノ。遭遇した悪魔に話しかけて、うまく交渉を進めていくと、その悪魔を仲魔（『真・女神転生』シリーズでは、仲間にした悪魔のことをこう呼びます）に引き入れることができます。いろいろな悪魔を説得して仲魔にしていくわけなんですが、会話交渉がなかなかに奥深く、反応や口調も十人十色でかなり楽しめます。

▲悪魔に話しかけた後は、悪魔からの質問に対し、こちらは複数あるセリフの中から1つを選ぶという流れを数回繰り返して交渉を進めていきます。ヤツらは仲魔になる条件として、主にMAG（人間の生体エネルギー）やアイテムを要求してきますが、話の展開しだいでは無条件で仲魔になってくれます。

▲悪魔の感情は非常にデリケート。順調に会話が弾んでいたと思いきや、ちょっとヘタなことを口走っただけで突然怒り出し、交渉が決裂するどころか襲ってくることまであります。なんだかウチの嫁さんとそっくりです。

▲悪魔によって口調が違うところが個人的にお気に入り。子どもっぽいしゃべり方をするヤツもいれば、ギャル語をしゃべるヤツもいるし、ひどいものになると支離滅裂なマッド口調のヤツまで。みんな個性が強く、バカっぽいヤツも多くいてかなりおもしろいです。

　会話の内容やこちらの選択に対する反応は、悪魔の種類によって違い、同じ悪魔でも結構気まぐれで変わります。たとえば、同じ悪魔に対して、すんなり仲魔にできた時と同じものを貢いでも、「やっぱり気が乗らないからまた今度な！」とか言って帰っちゃったりします。

　しかし、結果として交渉がダメだったとしてもムダにはならないのが、本作の会話システムのいいところ。悪魔は、以前の交渉内容をきちんと覚えていてくれて、次に会った時に話しかけると、仲魔になるまで後ひと押しという状況から交渉が再スタートします。

　もっといいパターンになると、話かけて一発で仲魔になってくれることもあります。そんな感じで仲魔に加わってくれた日には「コイツなら抱かれてもいい」なんてその時は思うんですが……大体2分後には悪魔合体の材料にしちゃってます（笑）。

▲悪魔が覚えてくれているのは、こちらに対する友好関係だけ。前回の会話でメチャクチャ嫌われたとしても、次に会った時にはすっかり忘れています。

　昔は、悪魔ごとにどのセリフが友好的だったか、どれくらいお金を積めば仲魔になるか感覚的にわかっていたんですが、さすがに今はもうそこまでは覚えていませんでした。今回のプレイでは、機嫌をとろうと思うとキレられるわ、何度も貢いだ挙げ句に逃げられるわで散々でした。でも、おかげで何が正解かを模索しながら会話している時のほうが、悪魔のいろいろな反応が見られて楽しい！　という当時の感覚がよみがえってきましたね。

▲悪魔にカーソルを合わせた時に名前の右に表示されるアイコン。ここに“ニコちゃんマーク”みたいなものが表示されていれば、交渉で仲魔にできる可能性がある悪魔ということになります。

→いよいよ大好きな“悪魔合体”。あらゆる神々を造ってみせますよ！（3ページ目）

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データ

関連サイト

• 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』公式サイト
• 電撃オンライン内『デビルサマナー ソウルハッカーズ』特集ページ