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2012年8月16日(木)

“gamescom 2012”でついに実機をプレイ! 新生『トゥームレイダー』は予想以上にスゴかった!

文:電撃オンライン

 現地時間8月15日~19日にドイツ・ケルンにて開催中の、欧州最大規模のゲームイベント“gamescom 2012”。このgamescom 2012にて、スクウェア・エニックスより発売されるPS3/Xbox 360用ACT『トゥームレイダー』の世界初試遊が可能となった。ここではそのプレイの模様をお届けする。

 『トゥームレイダー』は、アメリカの開発会社CRYSTAL DYNAMICSが手がけるシリーズ最新作。本作は、女性冒険家ララ・クロフトの起源となる物語が描かれるほか、グラフィックやゲーム性が従来作から大幅に進化しているのが特徴だ。

■すさまじいまでのグラフィック&ララ・クロフトの美しさ!

 今回の試遊は、E3 2012で公開されたクローズドの開発者デモプレイと同様に、魔の海域・ドラゴントライアングルで船が座礁した後からスタート。すでにPVなどで確認していたものの、実機での映像はすさまじいまでのクオリティだ。中でも若きララの姿は、実際のゲーム中でもデモシーンとまったく変わりない美しさ。未知の島での遭難という状況に対し、不安と憂いを見せる彼女の表情の“生っぽさ”は、シリーズのファンならずともドキッとすること間違いないだろう。

 プレイでは、まず座礁した船の残骸を探しに移動することになるのだが、断崖にかけられた細い丸太を渡ったり、木にひっかかった飛行機の残骸を足場にして上に昇っている最中に飛行機が落下したりと、もうこの時点からジェットコースターのようにアクシデントが連発! 序盤から息もつかせぬ展開になっている。

■ACT初心者でもスムーズにプレイできるシステムの数々

 ここで本作の特徴的なシステム“サバイバルインスティンクト”をチェック。これはボタン1つで発動することができる機能で、発動時は画面がモノクロになって、コンパスのようなアイコンが表示される。

 このアイコンはいわば極限状態での“第六感”的なものを表し、現在進むべき方向や、取るべきアイテムなどを示してくれるものだ。本作はリアルに描かれたジャングルを探索するだけに、最初は「どこに行ったらいいかわからない……」と不安になりそうだが、このシステムのおかげで重要なルートやアイテムを見逃すことなくプレイすることができるだろう。

 次に成長要素について。アクシデントや、初めて体験することなどにララが直面すると、XP(経験値)が随時入る仕組みになっており、これを消費してさまざまなサバイバルスキルを取得することができる。

 サバイバルスキルには、消費した矢を回収できる“ARROW RETRIEVAL”を筆頭にさまざまなものがあり、成長するごとにプレイの手助けとなってくれるだろう。この経験値は、何らかの行動に成功したときだけでなく、足を踏み外して地面に落下したときなどにも入手できるのがおもしろいところだ。

 また、本作では、サバイバルスキルによるララ自身の強化だけでなく、武器を改造して強化できるのもポイント。こちらはフィールドのあちこちにある箱を壊して、アイテムを一定数入手することで、改造することができる。途中には改造したアイテムがないと進めない部分もあり、ララのアクションと並んで重要な要素となりそうだ。

 なお、ララの武器で主力となるのは、途中で入手することになる弓。これで鹿などの動物をしとめて肉を入手したり、突然襲いかかる野犬を撃退したりする。ほかにも序盤では、トビラをこじ開けたり、ギミックを動かしたりする際にも使用する手製の斧などが入手できた。

■クローズドシアターではさらなる謎が!? とにかく早く製品版をプレイしたい!

 試遊は、難破船に同乗していた人々との再会後に、荒くれ者・スカベンジャーに捕らえられたララが、その手から逃れるために初めて人を殺めるシーンで終了。その際のララのリアルな表情は必見だ。

 なおスカベンジャーから逃れるシーンなどは、指定されたボタンを押す、狙いをつけて銃の引き金を引くといった、インタラクティブなイベントとなっており、常にララと一体になって緊張感あふれるドラマを体験することができる。

 試遊はそこで終了となったが、ブース内にあるのクローズドシアターでは、さらにその先のシーンの一部も初公開された。そこではナイフを手に敵と戦うララの姿や、パラシュートを駆使した落下シーンなどを見ることができたほか、最後にはジャングルの中にそびえる、日本の城のような謎の建造物のシルエットが! これからララがどのようなサバイバルと冒険を体験するのか、ますます気になる!

 最後に、今回のプレイ全体を通して感じたのは、とにかく複雑な操作などを必要とせず、直感的にララの冒険を体感できたこと。過去の『トゥームレイダー』シリーズはアクションの難易度が比較的高めなことで知られていたが、この新生『トゥームレイダー』は、初プレイでもより感覚的に、よりララと同化してサバイバルを体験できた印象だ。

 ララの美しさを筆頭に、さまざまな魅力を秘めた本作。ぜひシリーズ未経験者も今後の情報に注目してほしい。

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