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2012年8月20日(月)

gamescom会場で『ヒットマン アブソリューション』を先行プレイ! 新モードについて開発ディレクターを直撃

文:電撃オンライン

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■ディレクター・Tore Blystadに聞く“Contracts”の魅力

『ヒットマン アブソリューション』
▲Io-Interactiveでゲームディレクターを務めるTore Blystad氏。

――今回発表された“Contracts”モードについて教えて下さい。

 『ヒットマン アブソリューション』には“Absolution”と“Contracts”の2つのモードがあります。“Absolution”はストーリーモードで、さまざまなキャラクターが登場し、暗殺者47(フォーティセブン)の戦いを描くもの。それに対して“Contracts”は暗殺というビジネスをいかに効率よく行うことができるかを追求するものです。設定されたターゲットを、“誰にも見つからないこと”や“ターゲットのみを倒す”といった特定の条件を満たして暗殺を実行し、より高いポイントを目指します。そしてこのモードでは、オンラインを使って友人ごと、地域ごとといったランキングチャレンジをすることができるんです。

『ヒットマン アブソリューション』 『ヒットマン アブソリューション』

――“Contracts”モードは、どうやったらプレイできるのでしょうか?

 1つにはストーリーモードである“ABSOLUTIONから呼び出す方法があります。両方のモードはリンクしており、ストーリーモードにあるシチュエーションで“Contracts”を楽しめます。そしてもう1つは“CREATE Contracts”です。“CREATE Contracts”では、まず自分でマップを選びます。そこにはさまざまな標的がいますが、その中で特定の相手をターゲットとして、暗殺するんです。

 この時、誰にも見つからなかったり、暗殺が非常に困難なターゲットを倒したりすると、ポイントが高くなります。逆に入口近くに1人でいるような相手をターゲットに選んでも高得点は得られません。自分のベストな行動で、より難易度の高い相手を暗殺してください。ターゲットは3人まで設定できますが、脱出した時点で“Contracts”は終了となります。

――この“CREATE Contracts”で設定したシチュエーションでもランキングを競えるんですか?

 もちろんです。自分で作った“Contracts”の設定を友人にメールで連絡したり、全世界に公開できます。自分とまったく同じか、それ以上のポイントを出せるかどうか、競争することができるのです。さらにその“Contracts”がどのくらいプレイされたかを知ることもできます。難易度が高く、おもしろい“Contracts”を作ることができれば、世界中の人たちが遊んでくれることでしょう。

『ヒットマン アブソリューション』 『ヒットマン アブソリューション』

――“Absolution”と“Contracts”のそれぞれにどんな魅力がありますか?

 “Absolution”は、暗殺までの行動の組み立て、進行を自由に選ぶことができます。どの武器を使って、どんな殺し方をするかもプレイヤーしだいなのです。さらに、47の生き方を決めるのもプレイヤーです。さまざまな登場人物とともに、ストーリーを楽しんでください。

 “Contracts”は自分で組み立てた設定を、他のプレイヤーと共有できることが魅力です。現在、『Hitman』のFacebookには100万以上の書き込みがあります。このユーザーたちの中で“Contracts”を共有し、お互いに“Contracts”を評価して、よりおもしろい“Contracts”を生み出すことができる。これは、みんなで作り上げることができる非常におもしろい遊びになると思います。

――発売したらToreさんも“Contracts”を公開しますか?

『ヒットマン アブソリューション』

 ぜひやりたいですね。コペンハーゲンにある開発スタッフたちは、つねにどんな“Contracts”に人気があるかをチェックしていますので、みなさんからのおもしろい“Contracts”を待っています。和田さん(※スクウェア・エニックス代表取締役・和田洋一氏)が“Contracts”を作ってくれたら、みんな喜んでくれるのにな(笑)。

――では最後に日本のファンにメッセージをお願いします

 日本とヨーロッパでは文化も違うので、私たちが作った『ヒットマン アブソリューション』を受け入れてもらえるのか、とても不安です。でも、日本のみなさんは難しいゲームにチャレンジすることが好きだと思うので、“Contracts”モードなども楽しんでもらえると期待しています。そして、これからも日本からインスピレーションをもらって、よりよいゲームを作って行きたいと思っていますので、楽しみにしていてください。

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