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2012年8月20日(月)

エッチな気分が盛り上がった男女が殺人鬼に……? “gamescom 2012”で判明したタイトルなどいろいろ【週刊洋ゲー通信 8/11~8/17】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は8月11日から8月17日までに公開された新情報から、12個のニュースをピックアップしてお届け。今週は、ドイツのケルンで開催されたゲームショウ“gamescom 2012”で、多数の新情報が発表された。中でもPS Vitaには、新作タイトルが続々と登場! 日本のゲームファンはぜひご一読いただきたい。

今週のトピック(※気になる見出しをクリックしてください)

■他人の記憶を書き換えろ! 
2084年のネオ・パリが舞台のサイバーパンクACT『Remember Me』はカプコンが販売を担当

■4vs4のマルチプレイも可能! 
PS Vita版『コール オブ デューティ ブラックオプス』は1作目と2作目の間の事件を描く完全新作

■敵も味方も報酬次第! 傭兵としてヘルガスト陣営でも戦える
PS Vita『キルゾーン:マーセナリー』が2013年に登場

■PS Vita用完全新作『ティアラウェイ』のキュートな世界は必見のデキ! 
ペーパークラフトの世界を冒険しよう

■スペイン兵だけでなくワニとも格闘!? 
『アサシン クリードIII レディ リバティ』の最新トレーラー映像が公開

■マスク姿の殺人鬼がカップルを襲う! 
PS Move対応のPS3用ホラーAVG『アンティル・ドーン』が2013年に登場

■敵を倒し続けるか? それとも引き下がるか? 
『ダークサイダーズII』の“アリーナ”モードをクローズアップ

■暗殺ミッションを作成して公開! 
『ヒットマン アブソリューション』の新モード“コントラクト”に注目

■無敵のナノスーツを着用して敵兵を狩れ! 『クライシス3』の
新マルチプレイ対戦は2vs14の変則マッチ

■タッチ操作でトラップをかいくぐれ! Wii Uコントローラを駆使する
『レイマン レジェンズ』の協力プレイ映像が公開

■10種類のアーマーで能力をカスタマイズ! 
『Halo 4』マルチプレイの新要素“スペシャライゼーション”の詳細が判明

■最新作『スカイフォール』のミッションはDLCで配信! 
名作映画を再現するFPS『007レジェンド』の新ステージを公開

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■他人の記憶を書き換えろ! 2084年のネオ・パリが舞台のサイバーパンクACT『Remember Me』は、カプコンが販売を担当

 “gamecom 2012”の前日に開催されたカプコンのプレスカンファレンスで、完全新作タイトル『Remember Me(リメンバーミー)』が発表された。この作品はフランスのドントノッド・エンターテインメントが数年間に渡って開発を手がけており、カプコンが世界での販売を担当するとのこと。

 本作の舞台は西暦2084年のネオ・パリで、この時代には人々の記憶が商品として売買されている。ヒロインのニリンは“メモリーハンター”として、他人の記憶を盗み出したり、記憶を改変したりする裏の仕事を請け負うことになる。

 今回の発表ではゲームの世界観を伝えるトレーラーに加えて、実際のゲームプレイを7分以上に渡って紹介するプレイ映像も公開。オープンワールドの未来世界でヒロインが建物の壁を自由によじ登ったり、他人の記憶に侵入してさまざまに改変したりするプレイを確認できる。本作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では2013年5月に発売の予定だが、日本での発売は未定とのことだ。

(参考サイト:カプコン海外公式ブログ

■4vs4のマルチプレイも可能! PS Vita版『コール オブ デューティ ブラックオプス』は1作目と2作目の間の事件を描く完全新作

 6月のE3でタイトルのみが発表されたPS Vita版『コール オブ デューティ ブラックオプス デクラシファイド』。“gamecom 2012”のソニー・コンピュータエンタテインメント ヨーロッパ(SCEE)プレスカンファレンスで、ついにその詳細が明らかになった。

 本作の開発を担当しているのはPS Vita『RESISTANCE -アメリカ最後の抵抗-』も手がけたニヒリスティック・ソフトウェアで、ストーリーは『ブラックオプス』と『ブラックオプス2』との間に発生した事件を描く、完全オリジナルになるとのこと。また、Wi-Fi通信による4vs4のマルチプレイにも対応。チームデスマッチやキル・コンファームド、ドロップゾーンといった多彩なルールでプレイできるという。海外では『ブラックオプス2』と同時期の今年11月に発売の予定となっているが、これはぜひ日本でも発売してほしい!

(参考サイト:『コール オブ デューティ ブラックオプス デクラシファイド』公式サイト
(参考サイト:PlayStation.Blog

■敵も味方も報酬次第! 傭兵としてヘルガスト陣営でも戦えるPS Vita『キルゾーン:マーセナリー』が2013年に登場

 『レジスタンス』『コール オブ デューティ』と、PS VitaにFPSの注目作が続々と登場しているが、SCEのFPSを代表する『キルゾーン』シリーズも、PS Vitaでの発売が決定した。

 “gamescom 2012”のSCEEプレスカンファレンスで発表されたPS Vita版は、『キルゾーン:マーセナリー』と題された完全新作だ。“マーセナリー(傭兵)”のタイトルの通り、プレイヤーは傭兵として、ISA軍とヘルガストの双方と自由に契約を結んで戦いに赴くことができる。発表と同時に公開されたトレイラー映像では、雰囲気たっぷりの実写映像に続いて、敵を倒すたびに報酬が加算されていく傭兵ならではのゲームシステムや、タッチパネルを使った近接戦闘といった様子を見ることができる。本作は海外で2013年に発売予定。日本での発売も気になるところだが……。

(参考サイト:PlayStation.Blog

■PS Vita用完全新作『ティアラウェイ』のキュートな世界は必見のデキ! 
ペーパークラフトの世界を冒険しよう!

 『リトルビッグプラネット』で、今やSCEを代表する開発スタジオのひとつになっているメディアモレキュールからも、PS Vita用の完全新規タイトル『ティアラウェイ』が発表された。

 『ティアラウェイ』は、郵便配達員のイオタが紙で作られた不思議な世界の中で、手紙を届けるために冒険の旅を繰り広げるACTだ。公開されたトレーラー映像を見てもわかるとおり、背面でタッチした指が紙を突き破ってゲームの中に登場したり、カメラで撮影した模様がペーパークラフトのシカの身体にプリントされたりといった具合に、PS Vitaの機能を駆使した多彩なギミックが用意されている。そしてなにより、メディアモレキュールらしいキュートでほのぼのとした世界観が、なんとも魅力的な作品となっている。公式サイトでは、トレーラーに登場したシカのペーパークラフトもダウンロード可能なので、興味のある人はプリントアウトしてチャレンジしてほしい。

(参考サイト:『ティアラウェイ』公式サイト
(参考サイト:PlayStation.Blog

■スペイン兵だけでなくワニとも格闘!? 
『アサシン クリードIII レディ リバティ』の最新トレーラー映像が公開

 PS Vitaの新作情報ラッシュ、最後は『アサシン クリードIII』と同時期のアメリカ南部で女性アサシンのアヴリーンが活躍する『アサシン クリードIII レディ リバティ』の話題をお届けしよう。

 “gamescom 2012”に合わせて本作の最新トレーラー映像が公開され、このゲームの具体的なプレイの様子が明らかになった。トレーラーでは、18世紀のニューオーリンズの街で、吹き矢やマチェーテといった新武器を使ってスペイン兵と戦い、おなじみのイーグルダイブを決めるなど、アサシンらしい戦いを繰り広げるアヴリーンの様子が描かれている。また、海外メディアが公開した会場での直撮り映像では、ミシシッピ河下流の湿地帯をカヌーで移動する他、ワニと格闘するアヴリーンの衝撃映像も! 従来のシリーズの枠を超えたプレイが楽しめそうな本作は、日本でも11月15日に発売予定だ。

(参考サイト:youtube ユービーアイソフト公式チャンネル
(※リンク先はyoutube)

■マスク姿の殺人鬼がカップルを襲う! 
PS Move対応のPS3専用ホラーAVG『アンティル・ドーン』が2013年に登場

 SCEAのプレスカンファレンスでは、PS VitaだけでなくPS3の新作ソフトも発表されている。その中から、ホラーAVG『アンティル・ドーン』をピックアップして紹介しよう。

 本作は、吹雪のために孤立した雪山のキャビンが舞台になっている。そんな非常事態にもかかわらず、ムラムラとエッチな気分が盛り上がった(笑)男女の前に、奇怪なマスクを被った殺人鬼が現れて……という物語の設定を見てもわかるとおり、『13日の金曜日』をはじめとするホラー映画がモチーフになっている作品だ。このゲームの最大の特徴は、PS Moveに対応している点で、PS Moveを懐中電灯のように使って暗闇を照らすなど、臨場感のあふれるプレイが可能になっている。2013年に海外のPS3で登場予定とのことだが、日本での発売が気になるところだ。

(参考サイト:PlayStation.Blog

■敵を倒し続けるか? それとも引き下がるか? 
『ダークサイダーズII』の“アリーナ”モードをクローズアップ

 日本でもついに10月18日に発売されることが決定したPS3/Xbox 360用ソフト『ダークサイダーズII』。海外ではひと足お先に、この8月14日に発売されており、メディアやユーザーによるレビューなどでかなりの高評価を獲得しているようだ。

 本作は、人類滅亡後の世界を舞台に、黙示録の四騎士の1人“デス”が天使や悪魔と激闘を繰り広げるアクション・アドベンチャーゲームだが、本作には通常のストーリーモードとは別に、“アリーナ”と呼ばれるゲームモードが存在している。

 これは次々と出現する敵を、主人公の“デス”が倒していくことで、強力な武器などの報酬が得られるサバイバルモードの一種だ。一定のウェーブが終了するごとに、戦いを継続するか止めるかを選択できるのだが、継続した後の戦いに敗れると獲得した報酬がすべて失われてしまうだけに、決断が難しい。ウェーブが進むに従ってより巨大で強力な敵が出現するアリーナモードの様子は、最新のトレーラー映像で、ぜひチェックしてほしい!

(参考サイト:youtube『ダークサイダーズII』公式チャンネル
(※リンク先はyoutube)

■暗殺ミッションを作成して公開! 
『ヒットマン アブソリューション』の新モード“コントラクト”に注目

 日本でも2012年内に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト『ヒットマン アブソリューション』。本作に“コントラクト”と呼ばれる新モードが搭載されることが公表された。“コントラクト”モードを解説するトレーラー映像によると、これはプレイヤーが暗殺ミッションを自作して、他のプレイヤーに公開できるモードとのこと。各ゲームステージに存在するNPCの中から3人までをターゲットに指名して、主人公の“エージェント47”がその3人を暗殺し、無事に脱出するまでのタイムを競うことができる。

 ゲームの発売後には、開発スタッフが作成した暗殺ミッションも、定期的に公開される予定だという。他のプレイヤーが作成した無数のミッションに挑戦できるという、ゲームを長く遊び続けられるモードだけに、発売後はプレイヤー同士で大いに盛り上がることを期待したい。

(参考サイト:youtube『ヒットマン アブソリューション』公式チャンネル
(※リンク先はyoutube)

■無敵のナノスーツを着用して敵兵を狩れ! 
『クライシス3』の新マルチプレイ対戦は2vs14の変則マッチ

 “gamescom 2012”のエレクトロニック・アーツ(EA)プレスカンファレンスで、日本でも2013年春に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト『クライシス3』の新マルチプレイモードが公開された。

 シングルプレイでは、筋力や防御力を飛躍的に強化するナノスーツを着用した主人公が活躍する本作。“ハンター”モードと呼ばれるマルチプレイ対戦では、このナノスーツを着用した兵士2名と、シングルプレイでは敵役となるCELL社の一般兵士10名(PC版は14名)に分かれた、変則マッチを戦うことになる。2分間の制限時間内にCELL兵士が1人でも生き残ればCELL側の勝利だが、CELL兵士は倒されると今度はナノスーツ兵として復活するため、後に残ったCELL兵士はどんどん追い詰められていくというわけだ。無敵のナノスーツ兵として敵を狩る楽しみと、狩られる立場に置かれたスリルの双方が楽しめるこのモード、これまでにないユニークな内容だけに、発売後の反響が楽しみだ。

(参考サイト:『クライシス3』アメリカ公式サイト

■タッチ操作でトラップをかいくぐれ! Wii Uコントローラを駆使する
『レイマン レジェンズ』の協力プレイ映像が公開

 日本ではややなじみが薄いが、ユニークなキャラが海外で人気の高いACT『レイマン』シリーズ。その最新作となる『レイマン レジェンズ』は、任天堂の新ゲームハード“Wii U”の機能を駆使したソフトとして注目を集めている。

 “gamescom 2012”に合わせて、本作のゲームプレイを収録したトレーラー動画が公開された。映像では、通常の操作で画面上を進んでいくレイマンたちとは別に、Wii Uコントローラのタッチ操作でプレイするサポートキャラクターが登場。進路にある敵キャラやトラップをどけていったり、ジャイロ操作を使ってトラップを移動させたりといった、協力プレイによるサポートアクションを行う様子がよくわかる。本作は2012年のクリスマスに海外で発売予定。またこのトレーラーのラストで、本作がWii U専用ソフトとして登場することも明らかになった。

(参考サイト:youtube ユービーアイソフト公式チャンネル
(※リンク先はyoutube)

■10種類のアーマーで能力をカスタマイズ! 
『Halo 4』マルチプレイの新要素“スペシャライゼーション”の詳細が判明

 Xbox 360を代表するFPSとして、日本でも11月8日に発売される『Halo 4』。本作のアメリカ公式サイトで、マルチプレイに導入される新要素“スペシャライゼーション”の詳細が公開された。

 “スペシャライゼーション”はマルチプレイを通じてレベルアップすることで、個々のプレイヤーがスパルタンアーマーをカスタマイズできるようになるというものだ。このカスタマイズにはアーマースキンや武器スキン、エンブレムといった外観の変更以外に、特殊な能力を持つ10種類のアーマーを選択することもできる。“ウェットワーク”は静音性が高くなり敵に見つかりにくくなり、“パイオニア”はレベルアップに必要な経験値が通常よりも多く得られるといった具合に、アーマーの選択はプレイにかなりの影響が出てくるようだ。

 ちなみに、“ウェットワーク”と“パイオニア”以外の8種類のアーマーは、通常はプレイを通じてアンロックされていくが、『Halo 4 リミテッドエディション』を購入すると、最初からすべて解放されるとのこと。

(参考サイト:『Halo 4』アメリカ公式サイト

■最新作『スカイフォール』のミッションはDLCで配信! 
名作映画を再現するFPS『007レジェンド』の新ステージを公開

 スパイ映画の人気シリーズ『007』から、新旧6作品の名場面を再現するPS3/Xbox 360用FPS『007レジェンド』。これまでに『ムーンレイカー』と『女王陛下の007』の2作品を元にしたステージが公開されているが、このほど発表された最新トレーラー映像で、さらに2作品が明らかになった。

 1つは『消されたライセンス』から、メキシコの麻薬工場を襲撃するシーンと、山道でタンクローリーを追跡するカーチェイス。そしてもう1つは『ダイ・アナザー・デイ』から、アイスランドに建設された“氷の宮殿”での戦闘や、衛星レーザーからの攻撃もある氷上のカーチェイスが再現されている。これで残りは2作品となったが、ショーン・コネリー主演の初期ボンド映画のステージが未発表なのが気になるところだ。なお、最新作『007/スカイフォール』のステージは7つ目のミッションとして、発売後に無料DLCとして配信されるとのことだ。

(参考サイト:『007レジェンド』公式サイト
(参考サイト:youtube『007レジェンド』公式チャンネル
(※リンク先はyoutube)