あなたは『ヒットマン』というゲームを知っているだろうか？　漆黒のスーツに赤いネクタイ、まるで僧侶のようなスキンヘッドの後頭部にはバーコードの刺青があるという、なんともインパクトの強い外見の主人公“エージェント47”が、依頼に応じてターゲットを暗殺していくステルスアクションゲームである。

　これまでにシリーズ4作品が発売されており、全世界累計販売本数が800万本を超える大ヒットとなっている。それだけでなく、2007年にはなんとハリウッドで映画化もされている。

　この2012年には、シリーズ第5弾となる最新作『ヒットマン アブソリューション』の発売も控えているが、海外では大人気のシリーズとはいえ、日本でこの作品の魅力を知っている人は、まだそう多くはないだろう。そこで今回は、最新作へとつながる過去のシリーズの流れを振り返りつつ、非情な暗殺者エージェント47の人物像に迫っていこう。

▲正直言って、もし道ですれ違ったらあまり目を合わせたくないタイプの風貌だが、この見るからに危険そうな男エージェント47が主役の『ヒットマン』シリーズは、全世界で大ヒットとなっている！

■まずはシリーズ最新作『ヒットマン アブソリューション』をチェック！　

　最新作『ヒットマン アブソリューション』は、スクウェア・エニックスよりPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、2012年に日本でも発売される予定だ（ちなみに海外では、2012年11月20日に発売予定）。プレイヤーは伝説の暗殺者エージェント47となって、ターゲットの暗殺ミッションを遂行していくことになる。

　このシリーズでは、それぞれ独自の行動を取る多数のNPCが存在するステージ上で、ターゲットを確実に暗殺し、その後に安全な場所まで逃走することが目的となっている。そこでどのような暗殺＆脱出プランを計画し、いかに実行に移すのかという部分が『ヒットマン』シリーズの最大の魅力だろう。

▲目的を遂行するための手段は1つだけではない。どのルートを進んでターゲットに近づき、どうやって殺すのか……？　それらすべてがプレイヤー自身の判断にゆだねられる。

　特に今作『ヒットマン アブソリューション』では、行動の選択肢が実に豊富になっている。極端な話、銃やナイフといった武器を駆使して、ターゲットだけでなくその護衛もまとめて手当たりしだいになぎ倒していくといったバイオレンスなプレイスタイルでも、ステージクリアは可能だ。

▲プレイヤーがその気になれば、ド派手な銃撃戦を繰り広げることもできる。

　しかしその一方で、ステージクリア後には暗殺者としての評価が用意されており、最高の称号である“サイレントアサシン”を獲得するには、必要最小限の人間だけを暗殺し、死体や血痕といった証拠を誰にも目撃されないという、完璧なステルスプレイが求められる。そのためには、変装によって周囲の目をあざむいたり、ステージ上に存在している日用品を武器の代わりに利用したりといった、スマートで頭脳的な暗殺テクニックが要求される。

▲誰にも気づかれないプロフェッショナルな暗殺を目指すには、サイレントキルや変装、死体の隠蔽など、さまざまな暗殺テクニックを状況に応じて使いこなす必要がある。

→注目の新システムとストーリーをチェック！（2ページ目）

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データ

関連サイト

• 『ヒットマン アブソリューション』公式サイト
• 電撃オンライン内“電撃EXTREME EDGES”特集ページ