2012年9月5日(水)
●弟子娘(でしこ)
『RO』はもとより、オンラインゲーム自体が初めて。かなりのオタクで、ゲームに関する知識の吸収力は抜群で要領がいい。素直な性格だが、無駄にテンションが高く、ちょっと心に暗黒面が!?
●師匠
プレイ歴が長く、一通りの知識は持っている。褒められると調子に乗るタイプで、面倒見がいい。お人好しなところもあり、それで損をしてしまうこともしばしば。20代で『RO』を始めたのに気付けば30代に突入。
Zeny(ゲーム内通貨)が足りないと、師匠に愚痴をこぼした弟子娘。それを聞いた師匠は、弟子娘にマーチャントの作成を命じた。ソードマンさえまだ育成途中なのに2キャラ目を作ったら連載終了までに転生できなくなるのでは!? と不安な弟子娘だが……。
でしこ:ししょ~、とりあえずマーチャント作ってきました~
師匠:はい、よろしい!
でしこ:ですが師匠、マーチャントを作るとソードマンを育成する時間が減っちゃうんですけど……
師匠:理由はあとで説明するけど、トータルで考えると時間短縮になるはずよ。今から大事なことを言うから覚えておきなさい。「Zenyはためるものじゃなくて使うもの!」。はい!
でしこ:え、えーと、Zenyはためるものじゃなくて使うもの……?
師匠:もう一度!
でしこ:ゼ、Zenyは貯めるものじゃなくて使うもの!
師匠:大事なことだから2回言わせました。この言葉を覚えておきなさい。いいわね。それじゃ、まずマーチャントを作らせた理由から説明しましょうか。まず、スキルウィンドウを開いて……そうね、まず“ディスカウント”のスキルにカーソルを合わせてみて
でしこ:はい。えーと、なになに? 「商店からアイテムを購入する時、提示価格より安く購入することができる」……し、師匠、これはッ!?
師匠:そう、スキルレベルを10まで上げれば、NPCから24%引きでアイテムが購入できるの。いわば値切りのスキルね。それじゃ次に“オーバーチャージ”をチェックしてみなさいな
でしこ:“オーバーチャージ”は「商店でアイテムを売る時、提示価格より高く売ることができる」って、こっちは押し売りスキル!?
師匠:そんなところね。実はマーチャントは、早めに1アカウントに1キャラクターは作っておきたい重要な職業なの。消費アイテムはマーチャントで安く買い、狩りで入手したドロップアイテムはマーチャントに渡してなるべく高く売る。値引きも押し売りも最大24%しかアップしないけど、長い目で見れば結構な財テクになるのよ
でしこ:財テクとはまた古いですね、年がばれますよ? それよりもソードマンで集めたアイテムをどうやってマーチャントに渡すんですか? 同時に2キャラは動かせませんよ?
師匠:街やダンジョンの入口付近にカプラサービスの職員NPCがいるの。彼女たちが提供している“倉庫サービス”を利用することで、同アカウントのキャラクター同士でアイテムの受け渡しができるわ
でしこ:倉庫サービスにそんな使い方があったんですね~。私の倉庫はクエストでもらった消費アイテムで埋まっちゃって。入りきらないアイテムは売っちゃいました……
▲冒険者アカデミーにいるカプラサービス。 |
師匠:ちょっともったいないわね。ちなみに、Zenyは受け渡しできないから、気を付けてね
でしこ:そ、それじゃ私、貧乏なままじゃないですか!
師匠:バカねぇ。マーチャントでお金を稼いでアイテムを買って倉庫に入れる。あとは、ソードマンでアイテムを引き出して使うのよ
でしこ:……師匠、頭いいですね!
師匠:ふふふ。もう1つお金稼ぎで重要なスキル“露店開設”を説明するわ。あなたも一度はプロンテラの街で見たことあると思うけど、フキダシ付きのキャラクターがたくさん集まっている光景を見たことあるでしょ? これは“露店開設”のスキルでお店を開いているキャラクターなの
でしこ:見たことあります! ものすごい人数でビックリしましたが、アレが全部露店ですか!?
師匠:ええ。ああいう光景が見られるのも、MMORPGの醍醐味ね。せっかくだから、現地に行ってそこで説明しましょう
でしこ:イエッサ!
師匠:というわけで、ルーンミッドガッツ王国の首都プロンテラ中央通りに来たけど……相変わらず混んでるわね
でしこ:あらためてみると、すごいですね。これが全部プレイヤーだなんて……
師匠:露店は、他のプレイヤーが販売しているアイテムを買うことができるのよ。フキダシにはいくつかの種類があるんだけど、わかるかしら?
でしこ:え? ……そういえば、色や文字が違うものがありますね。アイテム名っぽいのは分かりますが、その後に書いてある“5M”や“地デリC”ってなんだろ……
師匠:とりあえず露店の基本的なところから順番に説明していきましょう。フキダシの種類は、露店、買取露店、チャットの3つ。それぞれフキダシをクリックすれば、中を見ることができるわ
▲お金袋のマークは“露店”であることを示す。 |
でしこ:ふむふむ。露店によって売っているアイテムの数が違いませんか? それから売値によって色が違うんですね
師匠:並べられるアイテムの数は、“露店開設”スキルのレベルに応じて増えていくから。Lv1で3、Lv10で12品目ね。金額の色は……あなたさっき“5M”がわからないって言ってたわよね?
でしこ:はい。露店をクリックしても5Mなんてアイテムないですし、一体なんでしょう?
師匠:それはZenyの単位を略したものね。『RO』に限らず、オンラインゲームで一般的に使われているもので、こんな感じで使われてるわ
1,000zeny=1k zeny
10,000zeny=10k zeny
100,000zeny=100k zeny
1,000,000zeny=1M zeny
10,000,000zeny=10M zeny
100,000,000zeny=100M zeny
1,000,000,000zeny=1G zeny
でしこ:“k”や“M”なんの略なんですか?
師匠:“k”はキロ、“M”はメガの略ね。1,000gを1kgって表記するじゃない? あれと同じものだと思えばいいわ。
でしこ:なるほど。それじゃさっきの5Mは、5,000,000zenyで売ってるってことなんですね?
師匠:お金の単位だけじゃなくてアイテム名も略されてることが多いから、覚えておくといいわよ。それじゃあ、このキャラクターをクリックしてみて
▲ピンクのお金アイコンは“買取露店”であることを示す。 |
でしこ:はい。露店みたいにアイテムが並んでますが、なんかちょっと違いますね
師匠:こっちは、アイテムを買い取ってくれる露店なの。左から買い取ってくれるアイテム、上限数、買取金額ね
でしこ:ここで売ってしまえば、自分で露店を出さなくていいんじゃないですか?
師匠:そうなんだけど、買取額と相場の値段を比べると、買取額の方がちょっと安いことが多いのよ。つまり自分で露店を開いた方が得られるZenyも多いってワケ。この場で売ってしまうか、露店に並べるかはそれぞれの判断ってところかしらね
でしこ:なるほど。ちょっと安くてもすぐにZenyが欲しいときは、買取露店を利用する感じでしょうか
→初心者必見!! 序盤のお金の稼ぎ方を学ぼう(3ページ目へ)
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