2012年9月10日(月)
この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。
今回は9月1日から9月7日までに公開された新情報の中から、11個のニュースをピックアップしてお届けしよう。今週はダウンロード配信専用ソフトの話題を中心に、さまざまなタイトルの情報が到着している。中には意外なシリーズの最新作も!? 日本のゲームファンも必見の、海外ゲームの最新ニュースはこちらから!
南国のリゾート地に出現したゾンビの群れに、4人の主人公が協力して立ち向かうオープンワールドACT『デッドアイランド』。日本でも話題を呼んだこの作品の、直接の続編となる新作ゲームが発表された。
『デッドアイランド:リップタイド』と題されたこの作品では、前作の舞台であるバノイ島を脱出した4人の主人公たちが、新たにたどり着いたパラナイ島でふたたびゾンビと死闘を繰り広げるという。ゲームシステムは前作を踏襲したものとなっており、前作のセーブデータを引き継ぐことも可能。
さらに、天候の変化やゾンビが水中を移動するといった新たな要素が盛り込まれている他、本作独自の5人目のキャラクターも登場するとのこと。『デッドアイランド:リップタイド』は、PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では2013年に発売予定。日本でもプレイできることを期待したい!
(参考サイト:『デッドアイランド:リップタイド』公式サイト)
2005年に第1作がPS2専用ソフトとして登場し、その後シリーズ化されてプレイステーションを代表するFPSに成長した『キルゾーン』。ISA軍とヘルガストが繰り広げてきた惑星間戦争をまとめてプレイできるという、メインシリーズ3作品をひとつのパッケージに収録したPS3用ソフト『キルゾーン トリロジー』が、海外で発売される。
中でも大きな話題は、PS2専用ソフトだったシリーズ第1作が、HD化されてPS3でプレイできるようになった点だ。海外のプレイステーション公式ブログのコメントによると、『キルゾーンHD』は今回のソフトに収録されるだけでなく、海外のPSNでは単体でのダウンロード配信も予定されているようだ。また、『キルゾーン2』と『キルゾーン3』に関しては、マルチプレイ用のマップパックも『トリロジー』に収録されるとのこと。このなんとも豪華なセットタイトルは、海外では10月23日に39.99ドル(約3,200円)で発売予定。これはぜひ日本でも発売してほしい!
(参考サイト:参考サイト:PlayStation.Blog)
フランスのドントノッド・エンターテイメントが開発を手がけ、カプコンが海外での販売を担当するSFオープンワールドACT『リメンバー・ミー』。先日ドイツで開催された“gamescom 2012”で同作が発表された際には、“メモリーハンター”のヒロインが他人の記憶をハッキングして改変するというユニークなゲームプレイが公開されたが、このたび新たなゲームプレイ映像が公開された。
今回の映像では、この作品のアクション面にスポットが当てられており、敵の飛行メカに追跡されるヒロインがビルの壁伝いに逃走したり、複数の敵兵士に囲まれて格闘戦で撃退したりといった場面が10分近くにわたって展開されている。しかもその間、広大な未来世界のビル街から建物の内部に侵入するといったステージの移動が、オープンワールドならではのシームレスに繰り広げられている点にも要注目だ。同作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では2013年5月に発売予定となっている。
(参考サイト:カプコン アメリカ公式ブログ)
ユービーアイソフトは、西部劇FPS『コール・オブ・ファレス』シリーズの最新作『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』を発表した。
『コール・オブ・ファレス』は西部開拓時代を舞台にしたガンアクションのFPSとして過去に2作品が発売されたが、2011年に発売されたシリーズ第3作『コール オブ ファレス ザ・カルテル』では、現代が舞台となって麻薬カルテルと対決するという、意外な展開を見せていた。
今回発表された最新作では、舞台が西部開拓時代に戻り、プレイヤーは賞金稼ぎとなってビリー・ザ・キッドやジェシー・ジェームス、ブッチ・キャシディといった、当時実在したアウトローを追跡することになるようだ。また、今作はPS3/Xbox 360/PCのダウンロード配信専用ソフトとして、海外で2013年に発売予定とのこと。現時点では実写映像によるティーザートレーラーしか公開されていないが、実際のゲーム画面を見るのが楽しみだ。
(参考サイト:youtube『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』ティーザートレーラー(※リンク先はYou tube))
上で紹介した『コール・オブ・ファレス:ガンスリンガー』以外にも、ユービーアイソフトからはダウンロード配信専用ゲームの新作が発表されている。
最初にご紹介する『サンダー・ウルヴズ』は、公開されたプレイ映像を見てもらえばわかるように、戦闘用ヘリコプターを操縦して地上の施設や敵戦車部隊を破壊していく、ド派手なシューティングゲームとなっている。同作はPS3/Xbox 360/PC用のダウンロード配信専用ソフトとして、海外では2013年初頭に配信の予定だ。
(参考サイト:youtube『サンダー・ウルヴズ』トレーラー(※リンク先はyoutube))
さらにもうひとつ、ユービーアイソフトのダウンロード配信専用ソフトの話題。古代ローマで実在した伝説の剣闘士を主人公にした海外ドラマ『スパルタカス』をゲーム化する『スパルタカス・レジェンズ』は、PS3/Xbox 360の基本プレイ料金無料ソフトとして、海外で2013年冬に配信される予定だ。
PSNでは以前から基本プレイ料金無料のソフトが登場しているが、Xbox LIVEでの基本プレイ料金無料ソフトは先日『ハッピーウォーズ』が発表されたばかりで、サードパーティ製ではこれが初となる。ちなみにゲーム内容は、TVの枠を超えた過激な描写がウリのドラマ版を反映しているのか、やたらと剣闘士の首をはねまくるワイルドなアクションが目立つものとなっている。
(参考サイト:youtube『スパルタカス・レジェンズ』トレーラー(※リンク先はyoutube))
FPSとRPGが融合した“ロールプレイングシューター”として、日本でも10月25日に発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト『ボーダーランズ2』。同作では、ゲーム中で選択可能な4種類のキャラクタークラスに加えて、巨大ロボットを召喚して戦うという第5のキャラクタークラス“メクロマンサー”が使用可能になっている。
“メクロマンサー”のダウンロードコードは予約特典として入手できると発表されていたが、配信開始時期は明らかにされていなかった。それが、先日アメリカのシアトルで開催されたゲームイベント“PAX Prime”において、海外では“メクロマンサー”が10月16日よりダウンロード可能になると発表された。
また、予約特典として無料で入手できるだけでなく、一般のユーザーも有料DLCとして購入可能になるという。ちなみに“メクロマンサー”は、日本版でも予約特典として無料で入手できるが、ダウンロードの開始時期は現在のところ未定だ。
(参考サイト:Eurogamer.net)
トランスフォーマーたちが崩壊の危機を迎えた母星で激闘を繰り広げる、PS3/Xbox 360/PC用ソフト『トランスフォーマー:フォール・オブ・サイバートロン』。同作のマルチプレイに新たなキャラクターを追加するDLC“ダイノボット・デストラクター・パック”が、9月11日より配信される。
このパックを導入することで、恐竜型ロボットに変形するダイノボット部隊の4体のキャラクターがマルチプレイで使用可能になるとのこと。4体の内訳は、ティラノサウルスに変形するグリムロック、トリケラトプスに変形するスラッグ、ステゴサウルスに変形するスナール、プテラノドンに変形するスワープで、いずれも単体で使用できるだけでなく、パーツ単位でオリジナルキャラクターのカスタマイズに使用することも可能とのことだ。
(参考サイト:ハイムーンスタジオ公式ブログト)
最新ハードWii U用の完全オリジナルソフトとして大いに注目を集めている、ユービーアイソフトのサバイバルホラーゲーム『ゾンビU』。その最新プレイ映像が公開された。
これまでのプレイ映像では、ロンドン市内や、その中心にあるバッキンガム宮殿付近の市街地でゾンビの群れに襲われる主人公の姿が描かれてきたが、今回の映像ではなんと、バッキンガム宮殿の内部を舞台にした展開も存在することが判明! 歴代イギリス国王の肖像画が掲げられたきらびやかな宮殿の内部で、血まみれの戦いが繰り広げられる光景はかなり衝撃的だ。
宮殿の内部にはバリケードが築かれている他、隠し扉から入れる通路もあるなど、この宮殿を舞台にしてさまざまなドラマが用意されているようだ。日本でも発売予定の本作をプレイできる日が待ち遠しい!
(参考サイト:『ゾンビU』バッキンガム宮殿ゲームプレイビデオ(※リンク先はyoutube))
今年6月にアメリカで開催された“E3 2012”で、ステルスACTの人気シリーズ最新作『スプリンターセル:ブラックリスト』が電撃発表されたのは、まだ記憶に新しいところだ。発表時に披露された実機プレイ映像では、白昼堂々と敵地に潜入した主人公のサム・フィッシャーが、敵兵士を連続で倒していくというアクション性の高さが大いに注目を集めた反面、従来のファンからは“これはもはやステルスACTとは言えないのでは?”という疑問も挙げられていた。
この疑問に対する回答として公開された最新プレイ映像では、なんとE3での発表時にプレイしていたのと同じステージを、今度は必要最低限の敵しか倒さずにクリアしてみせるという、これ以上にない説得力を持つ内容となっている。
E3でのプレイでは14人の敵を倒していたのに対して、今回のプレイで倒した敵はなんと1人! パワープレイでもステルスでも、自分の好きなプレイスタイルでゲームを進められるという本作の特徴を、明確に示す映像となっている。同作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では2013年春に発売される予定だ。
(参考サイト:youtube 『スプリンターセル:ブラックリスト』ゴーストプレイ(※リンク先はyoutube))
監視のの目をかいくぐって敵地を進み、誰にも気づかれないように敵を倒すステルスACTの話題をもうひとつ。と言ってもこちらは、ダウンロード配信専用の2D・ACTだ。Xbox LIVEでこの9月7日より、クレイ・エンターテインメントが開発するステルスACT『マーク・オブ・ザ・ニンジャ』の配信が開始された。
同作では現代に生きるニンジャの活躍が、開発元の特徴でもある滑らかで美しい2Dアニメーションで表現されている。また、アイテムなどを駆使して敵を誘導し、背後からこっそり暗殺するといったステルスACTならではの戦略性の高さも、存分に堪能することができる。日本のゲーマーにも受け入れられそうな要素が詰まった同作は、日本のXbox 360からも購入可能。Xbox 360ユーザーの人は、ぜひ一度プレイしてみてほしい!
(参考サイト:『マーク・オブ・ザ・ニンジャ』公式サイト)
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