愛され続けて10年！ 『リネージュ』が守るのはMMORPGの文化そのものかもしれない――

文：カズ

【人気の秘密③】圧倒的なファンサポートで無駄なくプレイ!!

　さすが10年続いている貫禄といいましょうか、本作はゲーム内外でとても安心してプレイできる環境が整っています。まず、公式サイトには“パワーウィキ”という情報ページが用意されています。“そんなのどのMMORPGにもあるじゃん”と思われるかもしれませんが、“ウィキ”というだけあって情報量がハンパありません。

　システムやコンテンツの紹介はもちろん、装備品やアイテム、スキル、モンスターなどの詳細データ、さらにクエストのクリア方法やオススメ狩場情報まで網羅しています。調べものの時間を減らせるのは、時間のない現代人にとってはうれしいことこの上ないですね。

　一方、ゲーム内ではレベル1～13までの冒険をサポートしてくれる初心者案内人と、レベル14～45までをサポートしてくれる初級者案内人というNPCがいます。これらのNPCに話しかけるとHPを回復してくれたり、レベルに応じた装備をくれたり、装備を強化するアイテムを安価で提供してくれるなど、至れり尽くせりなサービスをしてくれます。

　おかげ様で今になってプレイしても、サクサクっとレベルを上げ、攻城戦にも参加することができました。恐らくオンラインゲームでもっとも公式サポートが充実している作品ではないでしょうか？

▲“パワーウィキ”には、各クラスのステータス配分法や攻城戦時の役割といったノウハウがギッシリと紹介されています。新規でプレイを始める人は、まず各クラスについてしっかり情報を仕入れておくといいでしょう。

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【人気の秘密④】プレイヤーを魅了する新たなる試み！

　中世ヨーロッパ風ファンタジー好きなら“東方の神秘の国”といえばどの国を指しているかおわかりになるはず。5月の“10年目のOBT”でお目見えした異世界“日ノ本”が、まもなく本作にいよいよ登場します！　戦国時代の日本をモチーフにした内容ギッシリのコンテンツみたいですよ。

　クエストをこなすことで“姫武者”、“侍”、“大名”、“忍者”、“陰陽師”などに変身できるようになったり、“ぬえ”、“唐傘お化け”、“ろくろ首”、“赤鬼”など日本人にとってなじみの深い妖怪たちがモンスターとして登場するのだとか。もちろん、アデン王国と“日ノ本”がつながってしまった経緯など、ストーリー上の謎もかなり興味深いところ。

　ちなみに、今回の異世界“日ノ本”の登場は、正式サービスが始まって以来、初となる“日本独自仕様”。今プレイをしている人もこれを機にプレイを始めようと考えている人も、10年目を迎えた『リネージュ』の新たな挑戦を楽しみに待ちましょう！

▲特殊なスクロールを使うことで変身できる日本風キャラクター。レーザーブレードのような刀など、『リネージュ』独自のアレンジがおもしろい！

▲こちらは新規モンスターです。上段がぬえ。下段左から、唐傘お化け、ろくろ首、赤鬼となっています。

　さらに10周年を記念して、超人気キャラクターデザイナー・美樹本晴彦氏とのコラボレーションが実現。美樹本の描いたプレイヤーキャラクターのイラストが、公式サイトのライブラリーにて公開されてます（しかも壁紙になっているのでお持ち帰り可能！）。既存のイラストとはイメージの異なり、自分のキャラクターに置き換えるとモチベーションが上がりまくりですよ！

▲美樹本氏の描くイラストは、『リネージュ』ファンならずとも見逃せません。左から君主、女君主、ウィザードです。

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　以上、『リネージュ』のレビューでした。本作を未体験の人や以前プレイしていた人は、なぜ本作が10年経った今も人気なのか、その理由を生で体感してみてはいかがでしょうか？　ずっと遊び続けている人も、10周年で新たな進化を遂げる『リネージュ』を楽しみましょう。さて、また新しくキャラクターを作ってみたので、早速カカシでも殴りに行くとしましょうか…。（女君主に踏まれたいカズ）

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データ

関連サイト

• 『リネージュ』公式サイト