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2012年9月18日(火)

海外もWii Uに揺れた1週間! そんな中に帰ってきた『ダブルドラゴン』など海外ゲーム情報をお届け!【週刊洋ゲー通信 9/8~9/14】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報のなかから、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は9月8日から9月14日までに公開された新情報から、11個のニュースをピックアップしてお届け。今週は全世界で一斉に、Wii Uの情報が発表されたため、海外からも多数のWii U関連の情報が飛び込んできている。もちろんそれだけでなく、ダウンロード配信ゲームからPCゲームまで、多彩な海外ゲームの話題をお伝えしよう!

今週のトピック(※気になる見出しをクリックしてください)

■Wii U本体は北米では11月18日、欧州では11月30日に発売! 
海外のプレミアムセットには『ニンテンドーランド』を同梱

■『コール オブ デューティ ブラックオプスII』が海外でWii Uにも登場! 
TV画面とWii Uゲームパッドでの2人同時プレイも実現

■4人のスーパーエージェントがチームを組んで大暴れ! 
インソムニアック・ゲームズの初マルチタイトル『ヒューズ』最新映像が公開

■マイケル・ビーンになりきってエイリアンと戦え! 
『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』の予約特典は、映画の海兵隊キャラクター

■美しい風景をバックにしての愛車の撮影も可能! 『フォルツァ・ホライズン』の
デベロッパーダイアリー映像で新要素が判明

■コースに設置されたポイントを、ラリーカーでクラッシュ! 世界ラリー選手権
公式ゲーム『WRC 3』の体験版が海外で配信開始

■ベルト・スクロールACTの名作が新作ソフトとして復活! 
『ダブルドラゴン:ネオン』が海外でダウンロード配信開始

■2人協力プレイでダンジョンを探索せよ! 
フランス製ハック&スラッシュRPG『R.A.W.』の最新トレーラーが公開

■アメリカン・マギーが率いるスタジオの新作は和風アクションRPG! 
PC用ソフト『アカネイロ:デモン・ハンターズ』のゲームプレイ映像が明らかに

■『フォールアウト:ニューベガス』のデベロッパーが完全オリジナルの
ファンタジーRPG企画を発表。わずか2日で目標出資金額の調達に成功!

■名作ファンタジーRPGの復活まであと少し! 
『バルダーズ・ゲート:エンハンスド・エディション』PC版の配信が11月に延期

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■Wii U本体は北米では11月18日、欧州では11月30日に発売! 
海外のプレミアムセットには『ニンテンドーランド』を同梱

 去る9月13日には全世界で一斉に、任天堂に最新ハード“Wii U”の発売日や価格が発表された。日本では12月8日発売と発表されたWii Uだが、世界ではアメリカがいちばん早く、11月18日に発売される。またヨーロッパでは、11月30日に発売予定となっている。

 価格の異なる2種類のセットが用意されるのは、海外でも日本と同様だが、アメリカとヨーロッパでは日本でのプレミアムセットにあたる高額なほうのセットに、ローンチタイトルの1本である『ニンテンドーランド』が同梱されるとのこと。海外ではWiiの発売時にもこうしたソフトの同梱が行われており、日本との商習慣の違いが興味深いところだ。さらに海外のWii Uには、日本とは異なるローンチタイトルも発表された。詳しくは次の項目で!

(参考サイト:任天堂(アメリカ)公式サイト
(参考サイト:任天堂(イギリス)公式サイト

■『コール オブ デューティ ブラックオプスII』が海外でWii Uにも登場! 
TV画面とWii Uゲームパッドでの2人同時プレイも実現

 海外で圧倒的な人気を誇るFPSシリーズの最新作として、日本でもPS3/Xbox 360/PC用の字幕版ソフトが11月22日に発売される『コール オブ デューティ ブラックオプスII』。海外では同作のWii U版も発売されることが、正式に発表された。

 Wii U版は、Wii Uゲームパッドはもちろんのこと、Wiiリモコン+ヌンチャクや、Wii U PROコントローラーでもプレイ可能で、TV画面とWii Uゲームパッドを互いに使用する形での、2人同時プレイも可能だという。アメリカではWii U本体と同じ11月18日に発売されるとのことだが、日本でのWii U版の発売は未定だ。ヨーロッパの任天堂から発表されたアクティビジョンのWii Uタイトルラインナップ映像には、『007レジェンズ』や『トランスフォーマー・プライム』といった日本未発表タイトルと並んで、Wii U版『ブラックオプスII』の映像も登場しているので必見だ!

(参考サイト:任天堂(アメリカ)公式サイト
(参考サイト:youtube“アクティビジョン Wii U タイトル・ラインナップ”(※リンク先はyoutube)

■4人のスーパーエージェントがチームを組んで大暴れ! 
インソムニアック・ゲームズの初マルチタイトル『ヒューズ』最新映像が公開

 『ラチェット&クランク』や『レジスタンス』といった作品で知られるデベロッパー、インソムニアック・ゲームズが、初のマルチプラットフォーム・タイトルとしてエレクトロニック・アーツから発売するPS3/Xbox 360用ソフト『ヒューズ』の最新映像が公開された。

 同作はかつて、2011年のE3において『オーバーストライク』というタイトルで発表されたが、今回はタイトルを変更した上で、改めて発表された形となる。この作品は、シールドやワープライフルといったエイリアンの技術によって作られたスーパーウェポンを操る4人のエージェントが、チームを組んで敵と戦うTPSだ。公開された映像を見てもわかるとおり、ケタ外れに強力な武器を使って敵をなぎ倒すことができる、痛快無類なACTとなりそうだ。日本での発売は未定だが、これはぜひプレイしてみたい!

(参考サイト:インソムニアック・ゲームズ公式サイト

■マイケル・ビーンになりきってエイリアンと戦え! 
『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』の予約特典は、映画の海兵隊キャラクター

 SF映画の傑作『エイリアン2』の公式な“続編”として、宇宙海兵隊の一員となって凶悪なエイリアンと対決するFPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』。海外の特定小売店で同作を予約すると入手可能な特典を紹介する、トレーラー映像が公開された。

 この特典では、映画でマイケル・ビーンが演じたヒックス伍長をはじめ、ハドソン、ドレイク、アポーンという映画の海兵隊キャラクターが、マルチプレイ時に使用可能になるという。さらに、映画のクライマックスでヒロインのリプリーが使用していた火炎放射器も、ゲーム内で使用になるとのこと。同作は2013年2月13日に、海外でPS3/Xbox 360/Wii U/PC用ソフトとして発売予定。日本でも原作映画は非常に人気が高いだけに、ぜひ発売してほしいところだが……。

(参考サイト:『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』公式サイト
(参考サイト:youtube『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』トレーラー(※リンク先はyoutube)

■美しい風景をバックにしての愛車の撮影も可能! 『フォルツァ・ホライズン』の
ドキュメンタリー映像で新要素が判明

 アメリカ・コロラド州の大自然をモデルにした広大なオープンワールドを、スポーツカーで自由自在に走行できるXbox 360専用ドライビングRCG『Forza Horizon(フォルツァ ホライズン)』。開発スタッフが同作の魅力を語る、日本語字幕付きドキュメンタリー映像の第1弾が公開された。

 都市や森林、砂漠やダムといった変化に富んだロケーションが紹介されている他、時間の変化によるナイトレースも披露。さらに、夕焼けなどで美しく変化する風景をバックにして、愛車の写真撮影も可能なことが明らかになっている。同作は日本でも、2012年10月25日に発売予定だ。

(参考サイト:youtube『Forza Horizon』ドキュメンタリー #1(※リンク先はyoutube)

■コースに設置されたポイントを、ラリーカーでクラッシュ! 
世界ラリー選手権公式ゲーム『WRC 3』の体験版が海外で配信開始

 大自然を舞台にしたカーレースといえば、ラリーを連想する人も少なくないはず。世界ラリー選手権(WRC)公式ゲームの最新版であるPS3/Xbox 360/PS Vita/PC用ソフト『WRC 3』のPS3/Xbox 360向け体験版が、海外のPSN/Xbox LIVEで配信開始された。

 この体験版では、コースに設置されたポイントをラリーカーで破壊してスコアを獲得するという、“クラッシュ&ラン・コンテスト”と呼ばれるユニークなモードを体験できる。実際のゲームには、2011年の世界ラリー選手権を完全再現するキャリア・モードをはじめ、さまざまなゲームモードが用意されるとのことだ。体験版の配信に合わせて、WRCの1レースである“ウェールズ・ラリーGB”を再現したプレイ映像が公開されている。同作は海外で、10月12日に発売予定だ。

(参考サイト:『WRC 3』公式フェイスブックページ
(参考サイト:youtube 『WRC 3』ウェールズ・ラリーGB(※リンク先はyoutube)

■ベルト・スクロールACTの名作が新作ソフトとして復活! 
『ダブルドラゴン:ネオン』が海外でダウンロード配信開始

 『ダブルドラゴン』といえば、1987年にアーケードゲームとして登場して以来、日本だけでなく世界中でプレイされてきたベルト・スクロールACTの名作だ。同作のプレイスタイルをそのまま受け継ぎ、新作ソフトとして復活させた『ダブルドラゴン:ネオン』が、海外のPSN/Xbox LIVEアーケードでPS3/Xbox 360用ソフトとして配信開始されている。

 プレイヤーが操作するのはもちろんビリーとジミーの兄弟で、誘拐された恋人のマリアンを救出するために、ストリートに立ちふさがる敵どもを殴り倒していくことになる。ドット絵ではなく最新の3DCG技術を使用しながらも、プレイスタイルはあくまでベルト・スクロールACTの基本に忠実で、オリエンタルな敵キャラも、じつにイイ味を醸し出している。日本のゲーマーからも長きに渡って愛されてきたシリーズだけに、ぜひ日本国内でも配信してほしいところだ。

(参考サイト:『ダブルドラゴン:ネオン』公式サイト

■2人協力プレイでダンジョンを探索せよ! 
フランス製ハック&スラッシュRPG『R.A.W.』の最新トレーラーが公開

 フランスのデベロッパー、ウィザーボックスが開発を手がけたPS3/Xbox 360/PC用のハック&スラッシュRPG『R.A.W.』の最新トレーラー映像が公開された。『R.A.W.』とは“レルムズ・オブ・エンシャント・ウォー”、すなわち“古代戦争の領域”の頭文字で、プレイヤーはかつて4つの王国が戦った廃墟を探索し、群がる怪物どもを倒しながら進んでいくことになる。

 本作の最大の特徴は、強力な敵の精神を一時的に乗っ取り、味方として使用できるという点だ。また本作は2人協力プレイも可能で、最新トレーラーでは2人の連携による多彩な攻撃が紹介されている。この作品はXbox LIVEとヨーロッパのPSNでは9月19日から、アメリカのPSNでは9月25日から配信が開始される予定だ。また、PCでの配信は10月4日より開始されるが、いずれの機種も日本での配信は未定だ。

(参考サイト:『R.A.W.』公式サイト
(参考サイト:youtube 『R.A.W.』2人協力プレイトレーラー(※リンク先はyoutube)

■アメリカン・マギーが率いるスタジオの新作は和風アクションRPG! 
PC用ソフト『アカネイロ:デモン・ハンターズ』のゲームプレイ映像が明らかに

 『アリス マッドネス リターンズ』をはじめとする作品で知られる、アメリカン・マギーが率いる上海のデベロッパー、スパイシー・ホース・ゲームズが開発中のPC用アクションRPG『アカネイロ:デモン・ハンターズ』のゲームプレイ映像が初公開された。

 “茜色”という日本語がタイトルになっている本作は、妖怪が登場する日本の民話と“赤ずきん”の物語を融合したという、ユニークな世界観が最大の特徴だ。今回初公開されたゲームプレイ映像では、墨絵のような独特のタッチで表現されたマップ上で、主人公が多彩な種類の妖怪と対決する、ハック&スラッシュRPGとなっていることがよくわかる。日本の妖怪をイメージした巨大な敵も存在するようで、画面を見ているだけでも楽しめる内容になっている。今後どのようなビジネスモデルで展開されるかはまだ不明だが、現在はクローズド・ベータテストのプレイヤーを募集中とのこと。日本人にもなじみやすい世界観の作品だけに、ぜひ日本での展開を期待したい。

(参考サイト:『アカネイロ:デモン・ハンターズ』公式サイト

■『フォールアウト:ニューベガス』のデベロッパーが完全オリジナルの
ファンタジーRPG企画を発表。わずか2日で目標出資金額の調達に成功!

 『Fallout:New Vegas(フォールアウト:ニューベガス)』や『ネヴァーウィンター・ナイツ2』など、RPGの制作に定評のあるデベロッパー、オブシディアン・エンターテインメントが、同社念願の完全オリジナル・ファンタジーRPG企画『プロジェクト・エタニティ』を発表した。

 同社はこれまで、なぜか大作RPGの続編ばかりを手がけており、自社で権利を所有するRPGは存在していなかった。そこで今回は世界設定の基礎からすべて自社でデザインし、かつて同社のスタッフも制作に携わった名作RPG『バルダーズ・ゲート』シリーズのように密度の濃い、壮大な冒険を楽しめるようにするという。PC専用のRPGとして、ソーシャル資金調達サイト“キックスターター”で企画を公開したところ、わずか2日で目標出資金額である110万ドル(約8,800万円)に成功! 今後どのような形でソフトの制作が実現していくのか、非常に興味深いところだ。

(参考サイト:キックスターター『プロジェクト・エタニティ』

■名作ファンタジーRPGの復活まであと少し! 
『バルダーズ・ゲート:エンハンスド・エディション』PC版の配信が11月に延期

 続いては、かつてオブシディアン・エンターテインメントのスタッフもシリーズの開発に携わった名作RPGの話題。テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシステムをPC上で完全再現した『バルダーズ・ゲート』は、1998年の発売当時に大きな話題を呼び、後に『ドラゴンエイジ』や『マスエフェクト』を手がけることになるバイオウェアにとって、大きな出世作となった。

 この名作をリメイクして、現在のPCやiPad上で復活させる『バルダーズ・ゲート:エンハンスド・エディション』のプロジェクトが、現在進行中だ。この9月には先陣を切ってPC版のダウンロード配信が開始される予定だったが、開発元のオーバーハウルゲームズでは、バグ修正や各国語版への翻訳の遅れを理由に発売延期を決定。iPad/Mac版と同じ2012年11月に、PC版の配信を開始するとしている。名作の誉れ高い作品だけに、万全の状態での発売を期待したいところだが、この機会に日本語版も制作されると嬉しいのだが……。

(参考サイト:『バルダーズ・ゲート:エンハンスド・エディション』公式サイト
(参考サイト:『バルダーズ・ゲート:エンハンスド・エディション』公式掲示板

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