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2012年9月22日(土)

承、絆、斬、狐――今後の『メタルギア』が新PVで披露された“小島プロダクションラインナップステージ”を紹介

文:電撃オンライン

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■『METAL GEAR SOLID GROUND ZEROES』

“小島プロダクションラインナップステージ” “小島プロダクションラインナップステージ”

 ラストに紹介されたのは、KONAMIが開発する“FOXエンジン”の実践テストとして制作されているオープンワールドゲーム『METAL GEAR SOLID GROUND ZEROES』。今回は、先日シアトルで開催された“Penny Arcade Expo”にて公開されたムービーを上映。このムービーでは、以前に国内で公開されたものに加え、ゲームプレイシーンでサーチライトをくぐり抜けて敵基地まで潜入。設置されているジープに乗り込んで走り出す様子や、スモークを炊いて帰投用のヘリを呼ぶ様子などを確認できた。

■『METAL GEAR SOLID GROUND ZEROES』トレーラー
(上映された物とは若干異なる)

 オープンワールドとなった本作では、バックグラウンドでロードが実行され、シームレスなマップの移動が可能。ゲーム中では時間が流れ、太陽の位置や敵の配置などがリアルタイムで変動する。広い世界では徒歩の他、車や馬などに乗って移動でき、ミッションを達成してから帰投用のヘリに乗るとクリアとなるが、ヘリに乗らず違うミッションへそのまま行ってもいいし、帰投せず違う国へ行ってもいいような、非常に自由な構成になっているらしい。帰投用のヘリは単なるシステムではなく、敵の中で呼ぶと撃墜される場合もある。ゲーム内にはもう1つの世界があり、すべての行動はプレイヤーに委ねられる。

“小島プロダクションラインナップステージ” “小島プロダクションラインナップステージ”

 小島監督は“FOXエンジン”を作ったきっかけについて、5年ほど世界から技術的に負けているので、もう一度勝つためと語った。海外のエンジンは優れているが、ブラックボックスなので自由に使えないという問題点も多数存在する。自社開発の“FOXエンジン”は自由に使える上、開発が難しいオープンワールドでもそこそこのグラフィックを維持できたり、レールシナリオにすればグラフィックのクオリティをより高くしたりできるという。

 本作のシナリオは『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』の後の話になるという。小島監督は、大塚明夫さんからよく内容について質問されるのだが、大塚さんにもまだ明かしていないとのこと。本作は、デザイン、演出、台本、グラフィックスまで小島監督が担当。完全な“A KOJIMA HIDEO GAME”として作られるようだ。

 その他、各種記念グッズと関連書籍の発売や、iOS用Twitterアプリ“メタルギアTW”が発表された。“メタルギアTW”は同社オフィシャルのTwitterクライアント。Twitterクライアントとしての基本機能に加え、キャラクターの名言を引用してツイートできるデータベースや、任意のユーザーを非表示にできるミュート機能などを実装している。さらに注目なのが、このクライアントでしか読めないツイートをpostするカモフラージュモード。この機能を利用した、“メタルギアTW”ユーザー独占情報のリリースも検討されているという。

“小島プロダクションラインナップステージ” “小島プロダクションラインナップステージ” “小島プロダクションラインナップステージ”

 最後に、菊地さんは「パブリックデーでも小島監督から新情報をちょいちょい聞き出しますので楽しみにしてください!」とコメント。小島監督は「ネットで情報が見られる現在、しんどい思いをしてまで自分で遊んだりステージを見たりする、ゲームショウならではの感覚を楽しんでいただきたい」とコメントした。そして「ゲームショウもまだまだ元気なので、我々もさらに頑張りたい」と今後の意気込みを語り、ステージの閉幕を飾った。

■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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