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2012年9月23日(日)

小野大輔さんの学生時代の髪型はブチャラティ!? 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ステージイベントをレポート!

文:ごえモン

 東京ゲームショウ2012の一般公開日2日目に、バンダイナムコゲームスブースで行われたステージイベント“『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』オラオラオラオラステージ ~ディ・モールト ディ・モールト 良いぞッ!~”のレポートをお届けする。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 このステージは、豪華ゲストを交えて『ジョジョの奇妙な冒険(以下、ジョジョ)』の魅力をアツく語りながら、2013年発売予定のPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』を紹介していくもの。バンダイナムコゲームスの新野範聰プロデューサー、サイバーコネクトツー代表取締役社長の松山洋氏、そして本作で空条承太郎を演じる声優の小野大輔さんが登壇し、原作やゲーム作品にまつわるトークが繰り広げられた。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲左から新野プロデューサー、小野さん、松山氏。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 ステージイベントが始まると、承太郎の「やれやれだぜ」というセリフとともに小野さんが登場! 新野さんから、本作の概要が紹介されたことを皮切りに、『ジョジョ』シリーズについての小野さんの思い入れが語られた。

 小野さんはかなりの『ジョジョ』ファンで、楽屋ではジョジョネタが止まらず、打ち合わせが進まなかったそうだ。もっとも影響を受けたのは学生時代。生きる指針をこの作品から学んだという小野さんは、「おれが裁くッ!」という承太郎の名ゼリフを、帽子をかけて出かける際に言ってしまうほどだったという。

 また、大学生時代には「こんな生き方をしてみたい」とブチャラティに惚れ込み、髪型をマネしていたそうだ。当時についての小野さんのコメントは「若気の至りってあるじゃないですか?(笑)」とのこと。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 ここからは、『ジョジョ』シリーズの歴史を振り返ることに。スクリーンに第1部~第7部の画像が映し出され、松山氏が各ストーリーについて紹介していく。かなりの『ジョジョ』マニアなだけに、観客がひと呼吸するうちに、10回の呼吸をしているかのような松山氏のマシンガントークが繰り広げられた。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲第1部のストーリーを紹介する際に、松山氏は物語の結末まで語ってしまった。松山氏いわく「ネタバレなんて存在しないぜ。日本人はみんな読んでいるからな」とのこと。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲第3部では、ストーリー上で退場する死亡者についても紹介。ここでも「ネタバレなんて言葉は存在しないぜ。日本人はみんな読んでいるからな」とのこと。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲第5部の紹介では、先ほどの小野さんがブチャラティの髪型をマネしていた、という話題に。小野さんは、周囲に「その髪型……どうかな?」と突っ込まれるまで、変えるのをやめなかったそうだ。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲第6部ではDIO(ディオ)の子どもたちが登場するということで、ジョルノも日本に向かっている途中で、もしかしたら徐倫とジョルノが戦うかもしれなかった、という画集のネタを紹介。そして「ゲームでは、それを実現することができます!」とアピールした。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲『ジョジョ』中、もっとも巻数の多い第7部では、「おもしろいです!」を連発。ディエゴとジョニィの戦いや、ジョニィの成長、大統領について熱弁していた。

 「俺、この話は12時間くらいできる!」と話す松山氏だったが、ステージには時間に限りがあるため、各部の簡単なストーリーのみで終了。ここからは、出演者3名の“もっとも好きなシーン”を発表することに。

 小野さんは、第3部の終盤「てめーはおれを怒らせた」とシンプルな答えを選択。他にも、花京院とディオの戦闘について「泣きますよね!」とコメントした。松山氏も好きなシーンなようで、「少年マンガで、“5秒前”とカウントダウンが始まることなんてないじゃないですか」と話していた。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲『ジョジョ』シリーズの魅力について、主人公たちが長い間ピンチに陥り続け、最後の最後でどんでん返しが起こるカタルシスが気持ちいいと、小野さんは語る。

 また、対ラバーズ戦の、怒りが頂点に達した承太郎のオラオララッシュと、その後の「つけの領収書だぜ」というセリフも好きだと話す小野さん。原作者の荒木さんの画面作りのうまさ、構成力のうまさも魅力だとコメントした。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲新野プロデューサーは、トニオ・トラサルディーの店で億泰が料理を食べるシーンをチョイス。ゲームのプロデューサーだけに、料理を食べて体が“スッキリ”することに憧れているのかもしれない。▲松山氏は第5部の印象的なセリフ「ジョルノ・ジョバァーナには夢がある」を選んだ。ゲーム制作は夢がないとできないため、何度このセリフに助けられたかわからないそうだ。

 続いては、小野さんの“欲しいスタンド”についての話題に。数多くの魅力的なスタンドが登場するため、どれか1つを決めるのはなかなか難しいと思われるが、小野さんは第6部の“ウェザー・リポート”を選んだ。その理由について、「今日、どしゃ降りじゃないですか」とコメント。小野さんは雨男だそうで、イベント時には必ず雨が降るとのこと。そのため、“ウェザー・リポート”で天候を操作したいという。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 シリーズについてのトークが終わり、続いて『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のゲーム紹介に移った。7月20日に発表された本作は、第1弾プロモーション映像の再生回数が100万回を越えるほどの、大反響を受けているという。松山氏は、この作品を作るために生まれてきたと語り、さらに「明日って今さ。今やらないでいつやる!」という気持ちで作り始めたと、熱弁した。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲ゲーム紹介のコーナーでは、松山氏と吉本芸人のケンドーコバヤシさんとの対戦の模様を記録したVTRも上映された。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』
▲対戦前には、『ジョジョ』シリーズの名シーンを披露しあう、奇妙なバトルが数十分続いたという。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』

 イベントでは、小野さんによる本作の生プレイも行われた。小野さんは格闘ゲームが好きでよくプレイするそうで、既存の格闘ゲームのプレイ感同様に技が出せること、□ボタンを連打するだけでコンボが出せることに驚いた様子だった。「これなら、ゲームに慣れていない女性の方でもプレイできますね」と感想を語った。

 イベントの最後に、登壇者3人から会場へメッセジが送られた。そのコメントを以下で紹介する。

松山氏:まだまだ作っている真っ最中で、寄せられた皆さんの意見を元に、皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。息切れすることなく突っ走っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

小野さん:松山さんをはじめとして、スタッフ皆さんの『ジョジョ』を好きな気持ちが、われわれキャストにもひしひしと伝わってきます。承太郎の“承”は、受け継ぐ、伝えるといった意味があります。その『ジョジョ』を好きだという気持ちを受け止めたうえで、シリーズを知らない世代にも伝えていこうと演じていきたいです。

新野プロデューサー:われわれバンダイナムコゲームスは、サイバーコネクトツーさん、キャストの皆さんの力を借りて、よりよいゲームにしていきたいと思っています。公式サイトでは、皆さんの感想を募集していますので、そちらにぜひ感想を送ってください。

■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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