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2012年9月24日(月)

頂点に君臨するのはダレだ!? TGS2012『DEAD OR ALIVE 5』の最後の締めくくりは一般参加型のエキシビジョンマッチ!

文:電撃オンライン

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■開発者もビックリ! 発売前だというのに『DOA5』らしい戦いのオンパレード

 1時間ほどのインターバルを挟み、待ちに待った決勝のステージがスタート。発売日目前ということで、実力者たちの戦いをひと目見ようと、開始前から多くのギャラリーが集まっていた。

東京ゲームショウ2012 東京ゲームショウ2012

 最初に上映された『DOA5』のPVが終わると、早矢仕プロデューサーと新堀ディレクターが盛大な拍手に迎えられてステージに登場。「先ほど予選を拝見してみて、ものすごくレベルが高かったのでおもしろい試合になるのでは」と早矢仕さん。続いて、新堀さんは「決勝に残った遊さんは、以前に行われた『DOA5』エキシビジョンマッチで優勝しているツワモノ。ここで2連覇達成となるかに注目してください!」と、イベントの見どころを伝えた。なお、決勝に上り詰めた4名には、発売日となる今週木曜に『DOA5』のゲームソフトが送られるそうだ。

東京ゲームショウ2012
▲プロデューサーの早矢仕洋介さん(写真左)とディレクターの新堀洋平さん(写真右)。

 間もなくして、最初の対戦カードとなる“ジャボガンさん(ジャン・リー) vs. ゆうさん(かすみ)”の試合が開始。初めにゆうさんが2本取って先制するも、ジャボガンさんが相手のクセを読んだのか、2本取り返して2-2に。勢いに乗るジャボガンさんが、そのままゆうさんを押しきって勝利。見事な逆転劇に、会場からは大きな拍手が送られていた。

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▲ジャン・リーを使用するジャボガンさん(写真左)とかすみを使用するゆうさん(写真右)。▲ゆうさんは、なにやら隠しコマンドを知っていたらしく、かすみの髪型を三つ網ヘアーに。

 2回戦目は、“輝Rockさん(レイファン) vs. 遊さん(あやね)”。試合内容は、遊さんが一方的にリードする展開が多くみられ、前回覇者としての勝負強さを見せる。輝Rockさんも新技を駆使して何度か反撃したが及ばず、結果は3-0で遊さんに軍配が上がった。

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▲レイファンを使用する輝Rockさん(写真左)とあやねを使用する遊さん(写真右)。▲遊さんは間合いの取り方が絶妙で、輝Rockさんに攻め入る隙を与えていなかった。

 決勝戦は、先ほど逆転勝利を飾ったジャボガンさんと2連覇をかけて挑む遊さんの対決に。ジャボガンさんは、浮かせてからのコンボやクリティカルバーストで大ダメージを狙うストロングスタイル。対する遊さんは、リスクが少ない技を中心にして攻め、ガード後はきっちり反撃を決めていく堅実なスタイルだった。

 遊さんが地道にダメージを与えても、ジャボガンさんがコンボで一気にダメージを奪うといった息を飲む展開に。先に遊さんが2本連取するも「どっちが勝つか、まだまったくわからない」と早矢仕さんが言うと、その言葉通りにジャボガンさんが1本取り返す。1回戦目と同じ流れでジャボガンさんが逆転するかと思われたが、4本目で遊さんが体力を大幅にリードにして勝利。優勝は遊さんに決定し、同時にエキシビジョンマッチ2連覇を達成した。

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▲準優勝のジャボガンさんには、早矢仕さんと新堀さん、アートディレクターの斎藤さんのサイン入りアートブックが贈呈。「くれぐれもスキャンしてアップしないように!」という新堀さんツッコミに会場は大爆笑。
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▲優勝した遊さんには、サイン入りアートブック+『DOA5』対応アーケードスティックが送られる。早矢仕さんは「実はこれで2台目なんですよー。どれだけ持っていくんですか!」とコメントし、再び会場は笑いの渦に。

 イベントは閉会と思われたが、ここで優勝した遊さんに新堀さんがチャレンジする“スペシャルマッチ”が行われた。新堀さんが新キャラクターのミラを選ぶと「あやねに有利なキャラをぶつけるために2人で考えた選択なんです」と、早矢仕さんがネタばれ。それを聞いた遊さんは、すかさずエレナにキャラクターチェンジ。そんな予想外の展開にも新堀さんは動揺せず「全キャラ知っているんで問題ありません」と余裕を見せていた。

 スペシャルマッチの結果は、宣言通り新堀さんの勝利。場内は、大きな拍手と歓声に包まれ、「えっ、マジで勝っちゃいました!」と、勝った新堀さん本人も驚いていた。遊さんは相当善戦したものの、見たこともない技のラッシュに対処できず、といった感じだ。

 ディレクターとしての知識だけでなく、格闘ゲーマーとして腕もあるところをギャラリーの前でアピールした新堀さん。早矢仕さんは「ズルさの極みです。通用するのは今だけですね」と辛口だったが、遊さんは「ホントに強かったです」と新堀さんの実力を認めていた。

 最後は、「ついに今週木曜に発売となりましたが、『DOA5』はここからがスタートラインです。みなさんからの意見が『DOA』の未来に繋がるので、ぜひいっしょに盛り上げていきましょう」という、早矢仕さんからの締めのメッセージでイベントは終了した。

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 エキシビジョンマッチ決勝戦の内容を振り返ってみると、戦っていた4人の誰もがコンボや反撃技が非常に的確で、新技や新システムのクリティカルバーストまで早くも使いこなしていた。試遊台での限られた時間であそこまで仕上げてくるとは、さすがはデドアラ勢といったところ。『DOA5』発売後は、彼らのような上級者たちがオンライン対戦を盛り上げ、そして初心者に対してオンライン道場でやさしく指導していくような活躍に期待したい。


■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2012年9月20日~21日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2012年9月22日~23日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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