2012年9月25日(火)
――開発にあたり、本作でかかげたことやコンセプトはなんですか?
それは“さらなる大きな爆乳表現の実現”と“ユーザーの要望にシンプルに応える”です。
――“バースト(burst)”は破裂や爆発という意味ですが、これに込められた意味とは?
基本的にバストです!
――え? 基本的になんですか!?
バスト! バストです(笑)。その意味もありますが、他にもあります。企画者としてゲーム業界にいるからには、オリジナルコンテンツでIPを作っていきたいと思っていました。アニメ化とあわせて発表したというのもあって、一気に『閃乱カグラ』広げていきたいという“勢い”も含めて考えてみました。
――高木プロデューサーは、『勇者30 SECOND』でも2の“セカンド”と秒の“セカンド”をかけていましたが、語呂は毎回意識するのでしょうか?
タイトルに遊びを入れていくのは、アイデアひとつの問題。お金がかかるわけではないので、そこで少しでも作品が楽しくなればと、なるべく考えます。好きになってくれた人や、気になっている人が気付いてくれたら少し楽しいじゃないですか?
――ロゴが“2”っぽいですが? これは2を意識したのですか?
2ではないです。前作のロゴをひっくり返してくっつけて、蛇っぽくしたものです。前作の“半蔵編”を陽としたら、本作の“蛇女編”は陰です。
――『少女達の真影』と『紅蓮の少女達』の違いを改めて教えていただけますか?
大きく言うと、敵側だった蛇女子学園のストーリーがありつつ、全員プレイヤーキャラクターとして使えるようになったのが一番ですね。そこに要望の多かった更衣室の仕様変更(立体視化)やアクション面での新要素を入れていったという感じです。
――物語ですが、半蔵編と比べると出会いからまず違いますし、ラストの展開も異なる。蛇女編は半蔵編の裏の話というわけではないことに驚きました。
単純に裏側のストーリーだと、前作を楽しんだ人が知っているものになってしまう。なので、そこはガラッと変えています。半蔵と蛇女のメンバーが出会って戦うという大まかな流れは同じですが、出会い方や会話はかなり変えています。
――アクションゲームとしては、どのように進化しているのでしょうか?
劇的に進化しているわけではないのですが、簡単に誰でも手軽に遊べるようにというコンセプトはそのままに、今回は空中から強襲攻撃を加えています。前作はコレがなかったので、空中で敵を吹き飛ばした後、ふわっと落ちるだけでした。今回はコレによって、自分がボタンを押して反応している時間がつねに続くようになっています。
繋がりにくい場所をトコトンなくして、気持ちいい状態がさらに続くように、技のフレームなども調整しています。
――おっぱいゲームとしてのポイントは?
立体視の見せ方は、前作よりもよくなっていると思います。キレイにしたり、見やすくなったりということを研究しました。前作はハードの初期と言うことで分からないことも多かったのですが、本作では動きや見せる位置を変えています。
――衣装の追加は要望があったのでしょうか?
やっぱり欲しいですよね? 自分も他のアクションゲームをプレイする時にキャラクターのコスチュームに何があるのか、毎回気になるタイプなので、蛇女編で使えるコスチュームをなるべく増やしました。
――新衣装は、高木さんが決めたんですか?
僕から言ったものもあります。ただ、僕だけのフェチズムで選んでしまうと偏ってしまうので、開発を手掛けたタムソフトさんと話し合いながら決めました。打ち合わせの時にリストアップしていって、「コレ、欲しいですね」「いや、コッチもいいんじゃないですか?」とか言いながら、和気藹々(あいあい)と選んでいます(笑)。僕はとにかく制服を増やそうと言っていましたね。
――ウィッグを導入した経緯は?
実は、僕が原作を書いているコミカライズの1つ『閃乱カグラ Spark!』中で、昔の斑鳩(いかるが)は髪が短かったという設定を描きました。それを再現したかったので、コスチュームを決める中で「髪型が欲しいなあ」とつぶやいたら、短いのだったらできるということがわかり、斑鳩のためにショートウィッグを作りました。最初は彼女だけの予定だったんですが、やはり全キャラできたほうがいいということで、色も変えられるようにしました。
ウィッグを付けて、メガネやアクセサリを選ぶとかなり印象は変わるので、おもしろいですね。今後は髪型を積極的に増やしていけたらいいと思っています。
――更衣室からキャラ替えができるようになり、かなり便利だと思いました。
前作はキャラを変えたい時に、更衣室を出ないとダメでした。なので、より遊びやすくしました。
他にも、最初のメインメニューから更衣室とギャラリーにいけるようにしてますし、蛇女キャラを見ている時に半蔵を見たくなった時、メニューに戻って更衣室に行くのは手間なので、選べるようにしています。
ちょっとしたところかもしれませんが、便利にしていかないと長く遊んでいく中でイヤになってしまう。そこはなるべくストレスがないようにしようと、努力しています。
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