2012年10月3日(水)
●弟子娘(でしこ)
『RO』はもとよりオンラインゲームも初心者。第8回時点のメイン職業はナイトでBaseLv95、JobLv47。お金稼ぎ用のセカンドキャラクターのマーチャントはBaseLv63、JobLv43。
●師匠
プレイ歴が長く、20代で『RO』を始めたのに気付けば30代に突入。弟子娘のために新キャラクターを作成して、いつもアドバイスを与えてくれる面倒見のいいベテランプレイヤー。
討伐クエストのお得さを知り、黙々とレベルアップに励む弟子娘。しかし、さすがの彼女もその単調さに限界が訪れた様子。弟子娘は、このままオーラまで突き進むことができるのか!?
でしこ:ししょー、ししょー! 『RO』には弓で戦艦落とせるような砲撃巫女はいないんですか!?
師匠:何のアニメを見ながらレベルを上げてたか何となくわかるけど、さすがに一発で戦艦を落とせるようなスキルはないわよ。そもそも『RO』に戦艦は出てこないし……。でも、巫女さんならアマツにいるわよ? ほら
でしこ:おお! ……NPCですか
師匠:うん。お正月のイベントのときにアマツに配置されるNPCで、残念だけどプレイヤーキャラクターとしては使えないわ
でしこ:ですよね……
師匠:水着やサンタ服みたいに一時的に見た目が変化するアイテムに巫女さんがあればうれしいんだけど。『RO』と関係ないことを言いだし始めたってことは……討伐クエストの繰り返しで飽きてきたんでしょ!(笑)
でしこ:うっ……。よ、よくわかりましたね
師匠:誰もが一度は通る道だからねー。とりあえず今はどんな感じなのかしら?
でしこ:こんなところです。レベルが低いときは、次のレベルまですぐ上がったのですが、さすがにBaseLv90を超えるときつくて……
師匠:あら、BaseLv76から95って、結構頑張ったじゃない
でしこ:最初は討伐クエストの報酬で簡単にレベルが上がってたんですが、それもだんだん厳しくなってきて。それと、BaseLv80で“アカデミーバッジ[0]”の効果がなくなったときは悲しかったですね
師匠:討伐クエストの報酬はレベルによって変わるわけじゃないしね。マーチャントはレベルを上げてないの?
でしこ:ナイトのレベル上げで手一杯ですよー。アイテムを売ったり買ったりで間接的にサポートしている感じですが、レベル上げまではとてもとても
師匠:ま、それはしょうがないわね。それじゃ、がんばってね
でしこ:ちょ、ちょっとお待ちをー! 何かないですか、飽きずに狩る方法って!?
師匠:ないわねぇ。せいぜい、狩り場を変えるぐらいだけど、討伐クエストを使わないと大幅に効率が下がっちゃうから。……そうだ! 気晴らしにパーティープレイしてみる?
でしこ:パーティープレイ?
師匠:そう、ほかのプレイヤーとパーティーを組んで狩りに行くの。ちなみに、あなたがこれまでがんばってきたのはソロプレイっていうわ
でしこ:はぁ。でも私、パーティー組めるような知り合いなんていないですよ?
師匠:そのあたりは、私の知り合いがいるから気にしないでいいわ。それじゃパーティーについて紹介しておきましょうか
でしこ:はい!
師匠:ほかのプレイヤーと一緒に遊ぶときのコミュニティ要素として、パーティーとギルドの2つがあるわ。まずはパーティーだけど、これは一時的に一緒に遊ぶときに結成されるもので最大12人。パーティーメンバーのBaseLvの差が15以内なら、全員に公平に経験値が入って、さらにパーティーボーナスで獲得経験値がアップするの
でしこ:それじゃ、人数が多ければ多いほどお得ってことですね!
師匠:人数が多いとプリースト系職業が支援をするのが大変だから、そのあたりはほかのパーティーメンバーと相談して決めてね。パーティーを組むメリットは、1人じゃ行けないところに行けることと、みんなでワイワイ楽しめるってことかしら
でしこ:デメリットってあるんですか?
師匠:デメリットはないけど、みんなで遊ぶんだからマナーは大切にしないとね。例えば、パーティーを組んだのに編成が気にくわないからすぐに抜けちゃったら、ほかのパーティーメンバーに迷惑をかけちゃうでししょ。だから、パーティーを組むときは、自分の目的を明確に相手に伝えたり、マナーを守ってプレイしたいわね
でしこ:なるほど! それでパーティーってどうやって組むんですか?
師匠:メンバーを集める大まかな方法は2つね。1つは友人を集めて組む。実力も分かってるし、気心も知れてるから気楽に楽しめるわね。もう1つは、臨時公平広場で集める、または参加する方法ね
でしこ:リンジコウヘイヒロバ?
師匠:知らないプレイヤー同士が集まってパーティーを組むメンバーを募集する場所のことよ。ワールドによって場所は違うけどプロンテラの南のマップか、プロンテラの南東の旧剣士ギルド前のどちらかが多いわね。ちょっと見に行ってみましょうか
でしこ:すごい人の数ですね。これ全部、パーティーを組みに来た人たちですか?
師匠:全員ってわけじゃないだろうけど、募集している人とパーティーを探している人、あとは雑談してる人ってところかしらね
でしこ:なるほど
師匠:あと、この臨時公平広場だと左側でギルドの募集なんかも行われてるわね
でしこ:さっき言ってたもう1つのコミュニティ要素ですね。ちなみにギルドって何ですか?
師匠:仲のいい人たちの集まり……サークルやクラブみたいなものっていうのがわかりやすいかしらね
でしこ:ふむふむ。それじゃギルドとパーティーってどう違うんですか?
師匠:パーティーは一時的な集まりだけど、ギルドは同じ目的を持つ人たちが集まって結成された組織ってとこかしら。日曜日の夜、黄色い文字が飛び交ってるのって見たことある?
でしこ:ああ、ありますあります。あれは何なんでしょー?
師匠:あれは攻城戦(Guild vs Guild=GvG)っていって、ギルド同士が砦を巡って戦っているの。そのリポートみたいなものよ
でしこ:プレイヤー同士で戦うってことですか!?
師匠:そう。プレイヤー同士の戦いはPvP(Player vs Player)って呼ばれていて、『RO』ではRJC(日本大会)やRWC(世界大会)もあるんだから。日本が世界一になったこともあるのよ
でしこ:世界の『RO』プレイヤーと対戦ですか! 師匠はやらないんですか?
師匠:RJCに何回か参加したけど、予選で敗退したわ……
でしこ:師匠でも敗退なんて、もっとすごいプレイヤーたちがいるんですね……
師匠:まぁね。大会に参加せず応援する側にまわる人も大勢いるのよ
でしこ:楽しみ方は人それぞれなんですね。それにしても『RO』って規模が大きいんですね……
師匠:ビックリしたでしょ。さて話が脱線したから元に戻して、パーティーを組めるところに行きましょうか
でしこ:はーい
師匠:ということで到着です
でしこ:ここは?
師匠:遊公広場って言われてるところで、効率とかは関係なく気楽に参加できる臨時広場っていうところかしらね
でしこ:なるほど。私みたいなかけだし冒険者でも大丈夫ってことですね!
師匠:でも、人としての礼儀は忘れないでね。さすがにそれは最低限必要なことだから
でしこ:はい!
師匠:それじゃがんばってね。私は後ろでツッコミ入れるから
でしこ:え、えぇ? 師匠は一緒に行かないんですか
師匠:何事も経験、経験
でしこ:は~い。今これは何してるところですか?
師匠:雑談しながら人が集まるのを待ってるところね。このあと行く先をいくつか選択して、どこに行くか投票になるんだけど……あなたは初めてだから、みんなにまかせるといいわ
でしこ:人任せですか……
師匠:初心者だってことをほかの人に素直に話しておけば、多目に見てもらえると思うから、言っておいたほうがいいかもね
でしこ:そんなことを言ってる間に場所決まったみたいです。アビスレイク地下洞窟02ってとこらしいですが、どこです?
師匠:フィゲルの街の近くにあるダンジョンね。入るのにアイテムが必要だから、今回はとりあえず誰かから譲ってもらうといいわ。さ、準備に行ってらっしゃい
でしこ:準備って、何をすればいいんでしょう?
師匠:その場所に適した装備アイテムがあればそれを持っていくべきなんだけど、あなたはそんなもの無いわよね……。装備はそのままでいいから、回復アイテムをたらふくもっていきなさい
でしこ:どれぐらいあればいいですかね?
師匠:所持重量の50%を超えない程度で、最低でも“白ポーション”クラスが欲しいわね。パーティーだとメンバーの支援プリーストが“ヒール”で回復してくれるけど、頼りきるのはダメ。ピンチのときは、自力で回復できる準備も必要よ。あとは“ハエの羽”もある程度持つといいわね。本当はテレポートスキルの使えるアイテムがあればいいんだけど……
でしこ:ぶっちゃけ高くて買えません。しょうがないんで、所持重量を見ながら白ポーションとハエの羽を持っていきます。必要アイテムも物々交換でもらったし、みなさんそろったようなので行ってきまーす!!
→モンスターなのに師匠と呼ばれているアイツが登場!(3ページ目へ)
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