2012年10月1日(月)

今週もゾンビゲーネタやや多め!そして『ドラゴンエイジ』のシリーズ第3弾が電撃発表! 【週刊洋ゲー通信 9/15~9/28】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間のあいだに海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 先週は“東京ゲームショウ2012”が開催された関係で、このコーナーをお休みしてしまったので、今週は9月15日から9月28日までの期間に公開された新情報から、11個のニュースをピックアップしてお届けしよう。TGSに負けず劣らず、海外からもホットなゲーム情報が続々と到着しているので、要チェック!

今週のトピック(※気になる見出しをクリックしてください)

■『ボーダーランズ2』が日本に先駆けて海外で発売開始!
ローンチトレーラーでは新旧キャラが勢ぞろいして大暴れ!

■ファンタジーRPG『ドラゴンエイジ』のシリーズ第3弾を電撃発表!
“異端審問”のサブタイトルが意味するものとは? 

■バイオウェアの創業者コンビがゲーム業界を引退……
しかし今後も『ドラゴンエイジ』や『マスエフェクト』など新作が目白押し!

■3部作をまとめて遊べる『マスエフェクト トリロジー』が海外で発売
シリーズ第1作がついにPS3でもプレイ可能に!

■オープンワールドをバスで移動してゾンビ狩り!? 
『COD BO2』のゾンビモードは衝撃の大ボリューム!

■南海に浮かぶヨットの船内で、2人きりで愛し合う男女の運命は……? 
『デッドアイランド リップタイド』のCGトレーラーが初公開

■連続ドラマAVG『ウォーキング・デッド』は全5話配信終了後に
パッケージ版を発売! さらに新たなシーズンの予感も……

■大統領の命令を受けて、サム・フィッシャー出動! 
『スプリンターセル ブラックリスト』の最新トレーラー映像が登場

■主人公の友人たちを誘拐した危険な海賊の正体とは!? 
『ファークライ3』の最新トレーラーでは2人の悪役をクローズアップ

■名作『ゴールドフィンガー』を脇役まで含めて完全再現! 
スパイ映画FPS『007レジェンズ』で再現される原作映画がすべて判明

■アメコミ対戦格闘ゲームの原点となる2作品をカップリング! 
『MARVEL VS. CAPCOM ORIGINS』が海外でダウンロード配信開始

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■『ボーダーランズ2』が日本に先駆けて海外で発売開始!
ローンチトレーラーでは新旧キャラが勢ぞろいして大暴れ!

 コミックのように独特なスタイルのグラフィックと、FPSとRPGを融合したやり込み要素の豊富なゲームシステムで、日本でも注目を集めている『ボーダーランズ2』。日本に先駆けて9月18日にはアメリカで、続く21日にはヨーロッパで、同作の発売が開始された。

 イギリスでは現時点で今年最大のヒット作となるなど、世界各地で早くも絶大な人気を獲得しているようだ。海外での発売に合わせて発表されたローンチトレーラーでは、本作でプレイヤーが選択可能な4人のキャラクターに加えて、第1作の主人公だった4人も加わった8人が勢揃いして、惑星パンドラの支配者ハンサム・ジャックに立ち向かう大暴れを繰り広げている! 同作は日本でも、10月25日にPS3とXbox 360で発売される予定だ。

(参考サイト:youtube 『ボーダーランズ2』ローンチトレーラー(※リンク先はyoutube)

■ファンタジーRPG『ドラゴンエイジ』のシリーズ第3弾を電撃発表!
“異端審問”のサブタイトルが意味するものとは?

 『マスエフェクト』をはじめとする大作RPGシリーズを多数抱えるデベロッパー・バイオウェアは、日本でもおなじみのファンタジーRPG『ドラゴンエイジ』の最新作、『ドラゴンエイジ3 インクィジション』を電撃発表した。

 ウェブサイト上で発表された同作のエグゼクティブ・プロデューサー、マーク・ダラー氏の公開レターによると、これまでのシリーズと同じ開発スタッフが、すでに1年半以上の期間を同作の制作に費やしているという。対応機種は未公表ながら、EA作品ではおなじみの“フロストバイト2”エンジンを使用しているとのことから、これまで同様にPS3/Xbox 360/PCで発売される可能性が高そうだ。

 ちなみにサブタイトルの“インクィジション”とは、“異端審問”という意味だ。ストーリーも未公表だが、今回も宗教や魔法が絡んだダークな物語が展開されそうだ。前2作と同様に、日本でも発売を期待したい! 

(参考サイト:『ドラゴンエイジ3 インクィジション』公式サイト

■バイオウェアの創業者コンビがゲーム業界を引退……
しかし今後も『ドラゴンエイジ』や『マスエフェクト』など新作が目白押し!

 上の記事のように『ドラゴンエイジ3』が電撃発表された直後、バイオウェアの共同創業者であるレイ・ムジカ氏とグレッグ・ゼスチャック氏は、同社を退職することを発表した。

 両氏は1995年にバイオウェアを設立して以来、『バルダーズ・ゲート』『ネヴァーウィンター・ナイツ』『ドラゴンエイジ』『マスエフェクト』など数々の作品を世に送り出し、コンピュータRPGの世界に大きな変革をもたらしてきた。2人とも今後はゲーム業界を離れ、新たな人生に乗り出すとのこと。

 一方、バイオウェアの今後については、バイオウェア・エドモントン/モントリオールのゼネラル・マネージャー、アーリン・フリン氏が同社の公式ブログで声明を発表。バイオウェアは今後もEAの傘下スタジオとして発展を続けていくと強調した上で、『ドラゴンエイジ3』や『マスエフェクト』シリーズ、さらには完全新規タイトルなどが今後も目白押しなので、期待してほしいと語っている。

(参考サイト:バイオウェア公式ブログ“レイ・ムジカ氏とグレッグ・ゼスチャック氏の退職について”
(参考サイト:バイオウェア公式ブログ“アーリン・フリン氏からのメッセージ”

■3部作をまとめて遊べる『マスエフェクト トリロジー』が海外で発売
シリーズ第1作がついにPS3でもプレイ可能に!

 上の記事のように、バイオウェアは大きな変化の時期を迎えているが、同社の最新ヒット作である『マスエフェクト』シリーズでも、新たな動きが明らかになった。シリーズ第1作から3作目までをひとつのパッケージに収録し、1本の巨大なストーリーとして楽しむことができる『マスエフェクト トリロジー』を、PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして海外で発売することが発表された。

 

中でも注目はPS3版で、PS3ではこれまでシリーズ第1作が発売されていなかったが、このパッケージでついにプレイ可能になるとのこと。またシリーズ第1作を単体で、PSNで配信することも予定されているという。Xbox 360版とPC版は海外で11月6日に発売予定。PS3版はその後に発売される予定になっている。ちなみに日本での発売は未定だ。

(参考サイト:『マスエフェクト トリロジー』公式サイト

■オープンワールドをバスで移動してゾンビ狩り!? 
『COD BO2』のゾンビモードは衝撃の大ボリューム!

 『コール オブ デューティ ブラックオプス』をプレイした人なら、メインのキャンペーンとは独立したゲームモードとして、建物に迫り来るゾンビを協力プレイで撃退する“ゾンビモード”の存在を覚えているはずだ。

 日本でも字幕版が11月22日に発売予定のPS3/Xbox 360/PC用ソフト『コール オブ デューティ ブラックオプスII』では、このゾンビモードが前作よりも大幅にパワーアップされて登場することが明らかになった。メインとなる“トランジット”では、最大4人のプレイヤーが広大なオープンワールドを徒歩やバスで移動し、ゾンビと戦いながら武器や工具といったアイテムを手に入れていくことになる。“サバイバル”は前作同様に、一定のエリアに押し寄せるゾンビを撃退して、より長く生き残ることを目指す。そして“グリーフ”では最大8人のプレイヤーが2チームに別れて、どちらのチームがゾンビの襲撃から生き残るかを競うことになる。

 圧倒されるほど盛りだくさんの内容で、キャンペーンよりもこちらのほうがメインで同作を購入したいという人もいるのでは!? 

(参考サイト:youtube 『コール オブ デューティ ブラックオプスII』ゾンビモードトレーラー(※リンク先はyoutube)
(参考サイト:Joystiq

■南海に浮かぶヨットの船内で、2人きりで愛し合う男女の運命は……? 
『デッドアイランド リップタイド』のCGトレーラーが初公開

 『デッドアイランド』の主人公4人が新たな島でゾンビの群れと対決する、シリーズ第2作『デッドアイランド リップタイド』。同作のトレーラー映像が初公開された。今回の映像はいわゆるCGムービーで、ゲーム本編の画面はまったく使用されていない。

 とはいえ前作は、こうしたCGトレーラーで世界的な注目を集めた実績があるだけに、その内容が気になるところだ。夕陽に照られされた海に浮かぶヨットの中で、熱っぽい表情で見つめ合う2人の男女。この2人がまもなく迎える運命は……!? それはぜひ、実際にトレーラー映像で確認してほしい。同作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外で2013年に発売予定だ。

(参考サイト:youtube 『デッドアイランド リップタイド』CGIトレーラー(※リンク先はyoutube)

■連続ドラマAVG『ウォーキング・デッド』は全5話配信終了後に
パッケージ版を発売! さらに新たなシーズンの予感も……

 ゾンビ関連ゲームの話題を、さらにもうひとつ。ゾンビが大量発生したアメリカで、生存者たちが繰り広げるサバイバルを描いた人気ドラマを元にして、全5話のダウンロード配信でAVG化した『ウォーキング・デッド』は、このコーナーでも何度かご紹介しているとおり。  現在はPS3/Xbox 360/PCで第3話まで楽しめるこの作品だが、開発元のテルテイルゲームズの公式ツイッターがファンの質問に答えた内容によると、全5話の配信が終了した後に、全話を収録したパッケージ版が発売されるとのこと。PS3/Xbox 360版がアメリカで12月4日に発売される予定で、ヨーロッパでの発売はまだ未定だという。  また、テルテイルゲームズの公式ブログに掲載されたイベントレポートの中には、「これが最後のシーズンではない」との記述もあり、全5話の完結後には新たなストーリーがスタートする可能性も高そうだ。

(参考サイト:Twiiter テルテイルゲームズ公式アカウント
(参考サイト:テルテイルゲームズ公式ブログ

■大統領の命令を受けて、サム・フィッシャー出動! 
『スプリンターセル ブラックリスト』の最新トレーラー映像が登場

 ステルスACTの人気シリーズ最新作『スプリンターセル ブラックリスト』の新たなトレーラー映像が公開された。

 今回のトレーラーでは同作のドラマ部分にスポットが当てられており、前作『スプリンターセル コンヴィクション』に登場した女性大統領の命令を受けて、アメリカを攻撃する敵と戦うために出撃する主人公、サム・フィッシャーの姿を見ることができる。映像に登場するステージ自体は既出のものがほとんどだが、トレーラーの冒頭では本作の悪役らしき男が拘束されたサムを尋問しているなど、いまだ謎に満ちた同作のストーリーがかいま見える内容になっている。同作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では2013年春に発売予定。

(参考サイト:youtube 『スプリンターセル ブラックリスト』“第5の自由”トレーラー(※リンク先はyoutube)

■主人公の友人たちを誘拐した危険な海賊の正体とは!? 
『ファークライ3』の最新トレーラーでは2人の悪役をクローズアップ

 ならず者たちが支配する南の島に迷い込んだ主人公の危険な冒険を描く、オープンワールドFPS『ファークライ3』。同作で主人公が出会うことになる2人の悪党、バックとヴァースにスポットを当てた最新トレーラー映像が公開された。

 同作のイギリス公式サイトの解説によると、胸に鹿の刺青があるバックは元傭兵で、拷問が趣味という危険な人物だ。モヒカン頭のヴァースは、人身売買も行う海賊組織のリーダーで、楽しみのためだけに人を殺す異常な男だ。『ファークライ3』の主人公は、このような恐ろしい連中に捕らえられた友人たちを救うため、銃を手にして戦うことになる。トレーラーの映像を見ると、彼ら2人以外に、人食いトラといった猛獣も主人公の前に立ちはだかるようだが……。同作は日本でも、PS3/Xbox 360用ソフトとして2012年内に発売の予定だ。

(参考サイト:『ファークライ3』イギリス公式サイト

■名作『ゴールドフィンガー』を脇役まで含めて完全再現! 
スパイ映画FPS『007レジェンズ』で再現される原作映画がすべて判明

 名作スパイ映画の歴史を完全再現するFPS『007レジェンズ』の最新トレーラー映像が公開。シリーズでも最大の人気を誇る『007 ゴールドフィンガー』が、ゲーム中のステージとして登場することが明らかになった。

 映画の舞台となっているアメリカのフォート・ノックス陸軍基地や、そこに駐留する兵士の装備などは現代的にアップデートされているが、悪役のゴールドフィンガーやその手下のオッドジョブといった脇役キャラの再現度は、驚くほど映画に忠実だ。

 これでゲームで再現される原作映画は、『ゴールドフィンガー』『女王陛下の007』『ムーンレイカー』『消されたライセンス』『ダイ・アナザー・デイ』と、歴代ボンド俳優の作品から1作ずつセレクトされていることが判明。現役ボンド俳優であるダニエル・クレイグが主演する映画最新作『007 スカイフォール』のミッションは、ゲーム発売後にDLCとして配信される予定になっている。同作はPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外で10月16日に発売される予定だ。

(参考サイト:youtube 『007レジェンズ』“ゴールドフィンガー”トレーラー(※リンク先はyoutube)
(参考サイト:『007レジェンズ』公式サイト

■アメコミ対戦格闘ゲームの原点となる2作品をカップリング! 
『MARVEL VS. CAPCOM ORIGINS』が海外でダウンロード配信開始

 海外のPS3/Xbox 360で9月25日(Xbox 360版は9月26日)より、カプコンのFTG『MARVEL VS. CAPCOM ORIGINS』の配信が開始されている。同作は、カプコンが1995年にアーケードで発表した『MARVEL SUPER HEROS』と、1998年にアーケードで発表したシリーズ第1作目の『MARVEL VS. CAPCOM』の2作品をカップリングしたものだ。

 いずれも旧作ではあるが、熱心なFTGファンにとっては気になるところだろう。ちなみに海外では、この配信により『MARVEL VS. CAPCOM』から最新作『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』までがPS3/Xbox 360でプレイ可能な状態となっている。カプコンのマーベルキャラを使ったFTGは海外で絶大な人気を誇っているため、今回のカップリング配信も実現したのだろう。日本でも配信してほしいところだが……。

(参考サイト:Capcom Unity