2012年10月29日(月)

“ゲーム屋さんがえらんだ良作!”10月は『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』!

文:電撃オンライン

 全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ「ゲーム屋さんが選んだ良作!」。10月の良作に選ばれたのは、美しく広大なオープンワールドが舞台のファンタジーRPG『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』でした。本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。

ゲーム屋さん10月 ゲーム屋さん10月

●広大な世界と
 1万年の歴史

 RPGといって思い浮かぶのは、『ドラゴンクエスト』シリーズでしょうか、あるいや『ファイナルファンタジー』シリーズや『ポケットモンスター』シリーズかもしれません。今回「ゲーム屋さんがえらんだ良作!」に選ばれたタイトル『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』も、RPGです。しかし、海外のいわゆるオープンワールドと呼ばれるジャンルのRPGで、日本の一般的なRPGとは何もかもが違います。とくに驚かされるのは、そのスケール。どこまでも広がる広大な世界は1万年にも渡る歴史が設定され、その上で様々な地域で、様々な種族が、それぞれの立場を持って暮らしています。そこにはゲームの開始からクリアまでの物語だけがあるのではなく、世界そのものがどーんと作られていて、主人公となるプレイヤーキャラクターは、その世界の中でただ1人自分の運命がさだまっていない運命なき者であり、自分の選択で何者にでもなれ、世界の未来すら変える可能性を持つ者として、遥かなる世界、アマラーの命運を握って旅をしていくのです。

●大剣でバッサリ、ダガーでズブリ、
 大魔法で隕石を降らせる

 本作の大きな魅力の1つは、その広大な世界を自ら旅して、壮大な物語を体験していくことにありますが、もう1つは、派手で、壮快で、緊張感のある戦闘にあります。プレイヤーは9種類の武器から2つを選んで装備し、敵のモンスターたちと戦います。例えば、身の丈ほどもあるような大剣を振り回して敵を真正面からなぎ倒していくこともできますし、身をかがめてこっそり近づき、後ろからダガーでズブリ、と暗殺することも。かと思えば、魔法の力で隕石を振らせればド派手な効果とともに、目の前に迫り来るたくさんの敵たちを一気に殲滅することもできます。
 敵を倒してレベルを上げることで様々なスキルを自分の好みにあわせて習得していくことが可能なので、剣の達人に育てようとか、大魔導師にしたいとか、暗殺者になるんだとか、あるいは魔法も剣も両方使えたらかっこいいんじゃないかとか、わくわくしながらキャラクターを育てることができます。また、スキルは比較的簡単に振りなおしができるので、プレイする中でいろいろな武器や戦い方のスタイルを気軽に変えて楽しむことができます。
 しかも、戦闘の難易度はなかなかのもので、苦手な人は難易度設定でイージーにすることもできますが、ノーマル、ハードモードで遊べばちょっとした油断が命取りになる緊張感が味わえます。自分の武器の特徴を生かして、遠くから弓で数を減らしたり、まずは敵に背後をとられないように動きまわって有利な位置取りをしたり、戦略的なバトルが求められるのも非常におもしろいところです。

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●遊んでも遊び尽くせない
 膨大なクエスト

 プレイヤーは様々なクエストをこなすことでゲームを進めていきますが、ゲームの大きな物語が楽しめるメインクエストだけでなく、膨大な量のサブクエストがあり、クエストの数は200以上、世界各地に散らばるダンジョンは100以上もあります。それぞれのクエストには当然登場人物がいて、彼らは様々な問題を抱えていて、それぞれに物語があります。各地を旅して、そこで出会った人たちの話を聞いていくと、緻密に設定が作られた世界の一端に触れることができ、たくさんのサブクエストを遊べば遊ぶほど、ゲームに深みが感じられるようになります。その深淵で、広大な世界をぜひ、肌で感じ取ってみてください。

実際の販売店での“良作ゲーム”コーナー例

 販売店での展開の一例。各お店の写真は9月の良作『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の店頭展開のもの。

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▲【岡山県/メディオ! 西市店】アドベンチャー好きユーザーが反応するように、下の段にアドベンチャー系タイトルを並べてアピール。 ▲【愛知県/お宝創庫 知多店】モノクマとモノミの対決をイメージしたコーナー作り。
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▲【埼玉県/お宝創庫 半田店】奥に見える店員さん手描きのモノクマ&モノミポップがカワイイ! ▲【愛知県/お宝創庫 鳴海店】モノクマとモノミのしゃべるストラップを展示。これがけっこう気をひくんです。

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