2012年11月28日（水）

たぶん将棋名人が最強――激ムズS・RPG 『聖剣ONLINE』オープンベータテストの新要素をレポート

■英雄たちを使ったPvPがとにかくアツい！■

　チュートリアルをプレイし終えたところで、横でゲーム解説をしてくれていた『聖剣ONLINE』運用チームの山野さんから｢PvPで対戦をしてみませんか？｣と声をかけられた。まだ操作方法を把握していなかったため、｢勝負になるかな……？｣という不安はあったが、プレイしてみたいという欲に駆られて勝負を受けることにした。

　今回は通常戦闘と同じ対戦形式を選んだが、コマンド入力式のバトルシステムで1対1の対戦を行う“決闘王”（正式サービス時に実装予定）や、特定の英雄だけを操作して戦う“輝く戦役”など、PvPにはその他にも様々なルールが用意されている。気になる詳細や導入時期は、12月上旬掲載予定の開発者インタビューを待ってほしい。


▲これがPvPルールの1つである“決闘王”。1人ずつ交代しながら戦っていき、画面上に表示されるコマンドを入力して相手にダメージを与えていく。

　いざ対戦を行ってみると、1ターンの制限時間が40秒しかないので頭の中がしっちゃかめっちゃかになった。というのも、8キャラクターを行動させようと思ったら、移動先、使用スキル、攻撃対象、行動終了後の向きなどを、1キャラクターあたり平均5秒で操作しなければならないのだ。

　どう動かそうかと迷っていると、制限時間がなくなって強制的に相手のターンに、という場面もしばしば。まるで“将棋の早指し”をしているような緊迫感のあるバトルが楽しめた。ターン制のS・RPGというシンプルな戦闘システムながら、多彩な要素が絡み合ってゲームの奥深さを演出していることに感心のひと言。ゲームの操作に慣れたら、ぜひともプレイしてほしい。


▲キャラクターによって使用できるスキルが異なる。相手が固まって進軍してきたら、攻撃範囲の広いスキルを当てるチャンスだ。逆にこちらが固まっているとピンチになりやすいので、相手ターンのうちに、キャラクター情報から相手のスキルを確認しておくといい。

　ちなみに対戦結果はと言うと、テスト用キャラクターのレベルが高すぎたせいか、お互いに与えられるダメージが低すぎて引き分けということになった。山野さん、今度再戦しに行くから覚悟しておくように！

　メインのクエストに心惹かれつつ、充実のサブコンテンツでより深くゲームが楽しめる『聖剣ONLINE』。ランキングやPvPなど、やり込み要素も豊富なので、ガッツリ遊びたいという人でも十分に楽しめるハズだ。誰でも参加できるOBTが実施中なので、気になる人はまずはプレイしてみてほしい。一部機能が制限されているが、『聖剣ONLINE』の魅力の片鱗を味わえるだろう。（万札）

データ

▼『聖剣ONLINE』: ■運営：ネクソン; ■開発：Chinese Gamer International Corp.; ■対応機種：PC(対応OS：Windows XP/Vista/7); ■ジャンル：S・RPG(オンライン専用); ■正式サービス開始日：2012年12月予定; ■プレイ料金：基本無料(アイテム課金)