呂布や董卓と義兄弟を結べる!? これまでの『Empires』とは違う遊びを実現した『真・三國無双6 Empires』をレポート

文：kbj

　コーエーテクモゲームスから、11月8日に発売されたPS3用ソフト『真・三國無双6 Empires』のプレイレポートを掲載する。

　どうも、kbjです。昨年2011年はWii『戦国無双3 猛将伝』から始まり、3DS『戦国無双 Chronicle』があってPS3『真・三國無双6』、そして夏にはPS3『戦国無双3 Empires』とPS3『真・三國無双6 猛将伝』がリリースされました。12月にはPS Vitaで『真・三國無双 NEXT』が発売され、その翌週にはPS3/Xbox 360で『無双OROCHI 2』が登場したという、『無双』シリーズ無双の1年。ああ、PS3/Xbox 360『TROY無双』もこの年でしたね。『無双』シリーズの総撃破数はどれほどになったやら。

　その中でも、『真・三國無双6』、『戦国無双3 Empires』、『無双OROCHI 2』が個人的に印象に残っています。それぞれ、これまでのシリーズとは違うベクトルを提示して、新たな楽しさを示していたためです。

　『真・三國無双6 Empires』は、一騎当千の爽快アクションと“国取り”のシミュレーション要素の両方が楽しめる『Empires』シリーズの最新作です。発表当時から、自由度の高いゲーム性や戦闘時に使う“絶招秘計（ぜっしょうひけい）”という新要素を打ち出していました。「また新たな方向性を表現した楽しい作品になるんだろうな」と、わくわくしながらリリースを待ってきました。そして発売されて遊んでみて感じたのは、これまでの『Empires』シリーズとは大きく違う遊びでした。まだ購入していない人に、そこをアピールしていきたいと思います。

◆まずは概要を紹介

　本作では、新武将として徐庶が追加されました。劉備に戦略と軍師の大切さを教えたキャラです。個人的には、『三国志演義』での物悲しさが印象的なので、ストーリーモードがないのは残念ですが、今後のシリーズでの活躍に期待しておきます。

　徐庶は、撃剣という新武器を使います。剣の柄から紐が伸びていて、短刀がついているのが特徴です。剣舞のように華麗な攻撃をしたり、短刀を敵にひっかけて移動しながら攻撃したりという、おもしろい剣です。威力は高くないのですが、素早いアクションと動きで、使っていておもしろい武器です。

　新武器にはもう1つ、破城槍があります。文字通り、城を破壊しかねないほど、大振りの槍。火薬がついているようで、チャージ攻撃では突進しながらの攻撃や滑空しながらの攻撃を見ることができました。

　また、ダウンロードコンテンツとして、『真・三國無双6』や『真・三國無双6 猛将伝』で配信された11種の武器タイプでもプレイ可能です。これらの武器系統の中には、新しいアクションや乱舞が追加されているものもあり、以前に購入した人も新たな感覚でプレイできます。これにあわせて、得意武器が変わっている武将もいます。

◆サイズや位置を変更できるようになったエディット機能

　『Empires』シリーズと言えば、エディット機能。これまでのシリーズにもエディット機能はあったのですが、本作をプレイする前に、これまでのことは忘れてください。本作のエディット機能は、パーツが増えたとか項目が増えたとかではなく、機能自体が本当に強化されているのです。顔パーツの位置を動かしたり、大きさを動かしたりと、本当に細かく設定できます。

　例えば、顔であれば顔の幅を細くしたり広くしたりできるのに加えて、顎の長さや位置、えらの幅や位置まで設定可能。目を1つ取っても、大きさや幅、位置、間隔や角度、さらに目の開きや目の色まで変えられます。他にも、太めや筋肉質などの体型の設定も可能です。

▲目の色が違うため、村人から恐れられたが、それを気にせず素直に育ったという設定の電撃温雷子。なかなか、カワイイ子になりました。

▲体型で、マッチョや細めの設定も可能。今回はひきこもっているために、やせている電撃温羅院という武将にしました。眼鏡をしておけばよかった！

▲武将のタイプにあわせたような見た目にすることもできるし、ギャップの激しい武将の作成もできます。

　やってみるとここで書いている以上に、自由度の高いエディットを楽しめます。細かく作り出すと、時間が足りないくらいにいろいろと細かく設定可能。今回はレポートのために特徴的な見た目にしていますが、時間をかければ、プレイヤー自身の理想の武将だったり、有名人に似たような武将だったりを作ることができますよ。

　さらにネットワークを使うことで、作成キャラをアップデートしたり、他のプレイヤーが作ったキャラをダウンロードしたり可能。ダウンロードした武将を争覇モードに登場させることもできます。

　こちらは、PlayStation Storeで配信されている“エディットモード体験版”で試すことができるので、まずは体験してみては？

次のページで争覇モードをプレイ！　えっ、あの人の配下に!?

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データ

関連サイト

• 『真・三國無双6 Empires』公式サイト