2012年12月27日(木)
先ほども少し触れましたが、今からプレイするなら、断然PS Vita版の『P4G』がオススメです。というのも、PS2版からカットされた要素はなく、純粋に大量のイベントや新要素が追加されているからです。では、『P4G』ではどんな要素が追加されているのかを簡単に紹介していこうと思います。
まず大きな追加要素と言えるのが、PS2版では実質12月でゲームが終了していたところ、『P4G』では1月~3月のいわゆる3学期もプレイできます。『ペルソナ3』からファンに待ち望まれていた正月やバレンタインといったイベントももちろんアリ! これだけでも『P4G』をオススメしたくなるうれしい追加要素です。
▲雪景色になった稲羽市を堪能できるのは『P4G』だけ! BGMもボーカルつきの専用BGMになったりと、いつもと違う町並みにウキウキしてください。もちろん、冬だけでなく、夏には海へ旅行に行ったり、バイクの免許を取ったりと新規イベントは盛りだくさんです。 |
もう1つ大きな追加要素と言えるのが、新キャラクターであるマリーの存在です。彼女がどんなキャラクターかはぜひプレイして確認してほしいところですが、他の主要キャラに勝るとも劣らぬ個性的なキャラクターになっています。
▲ぶっきらぼうで冷たい印象を受けますが、人には言えないような恥ずかしい趣味を持っているマリー。どんな趣味かは、ぜひゲームで確かめてみてください! |
他にも、戦闘時のバイク追撃やペルソナ合体時のスキル継承の簡略化、スキルを自由に追加できるスキルカードの追加などなど、追加要素は山のように存在します。それらが、PS2版をプレイした人から見てもなんら違和感なく盛り込まれているのは、さすが『ペルソナ』チームといったところでしょうか。
『ペルソナ4』に触れたことがない人に遊んでほしいのはもちろんなのですが、実はそれ以上にPS2版をプレイした人に遊んでほしいのです。それくらいいろんなところが変わっていて、いたるところでPS2版と違うことの発見を楽しめるのは、PS2版をプレイした人の特権かなと思うわけです。
本作は、TVアニメ、劇場アニメ、さらには舞台とさまざまなメディアに広がった人気作です。それだけに、原点であるゲームをプレイしてほしいというのが、本作のいちファンとしての願いです。ゲームはもちろん、TVアニメも見ていないという人なら、殺人事件の犯人は誰だろうとか、あのイベントの傑作なオチとかをまっさらな状態でこれから体験できるわけで、うらやましい限りです! 間違いなくRPGの歴史に名を残す名作、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』。年末年始のガッツリ遊べるこの機会に、ボリューム満点な本作をプレイされてみてはいかがでしょう?(デルチ)
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