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2013年1月9日(水)

俺たちが神になる日はもう近い!? ピーター・モリニュー氏の新作ゴッドゲーム『GODUS』がプロトタイプ映像を公開!【週刊洋ゲー通信】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 年末年始はお休みしたこのコーナーだが、2013年最初となる今回は、昨年の12月末から今年の1月4日までの期間に明らかになった新情報の中から、11個の話題を紹介しよう。2013年も期待のゲームが海外から続々と登場してくる他、話題の新ハードに関するニュースも! 今年も海外ゲームの動向は、このコーナーでチェック!

今週のトピック

■名作SF映画の“続編”となるFPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』の導入部が明らかに

■レトロな空中都市で大冒険を繰り広げるFPS『バイオショック インフィニット』のゲーム冒頭5分間のプレイ動画が先行公開

■燃えよウェイ・シェン! 孤島で異種格闘技トーナメントを戦う『スリーピングドッグス 香港秘密警察』の最新DLCが海外で配信スタート

■エイリアンの超テクノロジーを用いたハイテク武器を操る主人公たちの素顔とは!? 『ヒューズ』で活躍する4人の隊員を紹介するトレーラー映像に注目

■悲惨な内戦が繰り広げられるサラエヴォの地でスナイパーを待つ運命は!? FPS『スナイパー ゴーストウォリアー2』の最新映像が公開

■ギリシャ神話の神々の世界で銃を乱射して大暴れ! ブラックユーモアたっぷりのダウンロード専用TPS『ゴッド・モード』が海外で2013年初頭に発売

■“究極のゾンビ・サバイバルゲーム”は戦闘もエクストリーム! 長期に渡って開発が続く『ステート・オブ・ディケイ』の最新プレイ映像が

■ヴァン・ヘルシング教授の若き息子が、モンスターを狩る! ハンガリー生まれの耽美なアクションRPGに要注目

■コンパクトな次世代ゲームマシンが2013年の“台風の目”となるか!? 新ハード“OUYA”が開発者向けモデルの出荷を開始

■ピーター・モリニュー氏の新作ゴッドゲーム『GODUS』が“キックスターター”で開発資金調達に成功! プロトタイプ映像も明らかに

■ニンジャ! シュリケン! そしてアニメ! 日本を題材にしたFPS黎明期の怪作『シャドウ・ウォリアー』がiOSに移植されて15年ぶりに復活

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■名作SF映画の“続編”となるFPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』の導入部が明らかに

 SF映画『エイリアン2』からダイレクトに物語がつながる“続編”として制作されているFPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』。このほど、本作のストーリーを紹介する最新トレーラー映像が公開された。映画ではマイケル・ビーンが演じたヒックス伍長からの救難通信を受けて、ゲームの主人公となる宇宙海兵隊員たちが宇宙船スラコ号と植民惑星LV-426の調査に向かうという物語の導入部が、このトレーラーで明らかにされている。

 また、映画に登場したビショップと同型のアンドロイドもチラリと姿を見せるなど、本作が映画の世界観を忠実に再現したうえで、独自のストーリーを展開していることがよくわかる。本作はPS3/Xbox 360/Wii U/PC用ソフトとして、海外で2月12日に発売の予定。日本での発売は現在のところ未定だが、2013年の要注目作だけに、ぜひ発売してほしい!

(参考サイト:『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』ストーリー・トレーラー(※リンク先はYouTube)

■レトロな空中都市で大冒険を繰り広げるFPS『バイオショック インフィニット』のゲーム冒頭5分間のプレイ動画が先行公開

 1912年という“過去”の時代に存在する架空の空中都市“コロンビア”を舞台にして、この都市に幽閉された美女エリザベスと出会った主人公の冒険を描くFPS『バイオショック インフィニット』。2013年の話題作として早くも期待が高まっているこの作品の、ゲーム開始から5分間のプレイ内容を明らかにする動画が、本作のアメリカ公式サイトで公開された。

 ネタバレが気になる人のために、動画の内容をここで詳しく紹介することは避けるが、日本でも発売されて好評を得た『バイオショック』第1作目をプレイした人なら、この動画を見てニヤリとすること間違いなしだ。また同時に、『バイオショック』や『バイオショック2』で音楽を手がけたギャリー・シャイマン氏が、本作でも作曲を担当することが発表された。これもまた、シリーズのファンにとっては嬉しい話題といえるだろう。海外で3月26日に発売予定の本作は、日本でもPS3/Xbox 360用ソフトとして2013年中に発売される予定だ。

(参考サイト:『バイオショック インフィニット』アメリカ公式サイト

■燃えよウェイ・シェン! 孤島で異種格闘技トーナメントを戦う『スリーピングドッグス 香港秘密警察』の最新DLCが海外で配信スタート

 マフィア組織に潜入した香港市警のウェイ・シェン刑事が死闘を繰り広げるオープンワールドACT『スリーピングドッグス 香港秘密警察』には、発売から数ヶ月を経た現在もなお、新要素を追加するDLCが続々とリリースされている。昨年末には海外で、本作に新たなストーリーを追加するDLC“ゾディアック・トーナメントパック”の配信が開始された。

 これは、香港の沖合にある孤島“ゾディアック島”で開催される異種格闘技トーナメントに、ウェイ・シェン刑事が参加するというもの。そう、今回は香港映画を代表する名作『燃えよドラゴン』を全面的にリスペクトした内容となっているのだ。そのためBGMも、このDLCでは1970年代風のファンク・ミュージックになっているというこだわりようで、そのマニアックな作りは配信開始に合わせて公開されたトレーラー映像でも十分に確認できる。海外で先に配信された、香港の街にキョンシーが出現するストーリーDLC第1弾は、昨年12月より日本でも配信が開始されているため、今回のDLCも遠からず日本で配信されることを期待したい!

 

(参考サイト:『スリーピングドッグス 香港秘密警察』アメリカ公式サイト

■エイリアンの超テクノロジーを用いたハイテク武器を操る主人公たちの素顔とは!? 『ヒューズ』で活躍する4人の隊員を紹介するトレーラー映像に注目

 『ラチェット&クランク』や『レジスタンス』でおなじみのインソムニアックゲームズが手がける完全新作のSF・TPS『ヒューズ』。本作では、エイリアンの超テクノロジーを用いた超強力な武器を操る4人が、それぞれの武器の能力を組み合わせて戦う協力プレイがメインとなる。そして今回、主人公チームである特殊部隊“オーバーストライク9”のリーダー、ダルトン・ブルックスにスポットを当てた最新トレーラー映像が公開された。

 アジア風の庭園から雪山まで、さまざまなロケーションで敵に立ち向かうダルトンたちの戦闘シーンが描かれる他、映像のラストでは宇宙空間に飛び出したダルトンの姿も! 残る3人のメンバーを紹介する映像も、今後登場することが予想されるため、楽しみに待ちたいところだ。本作は海外でPS3/Xbox 360用ソフトとして3月に発売予定だが、日本での発売は現在のところ未定だ。

(参考サイト:『ヒューズ』公式サイト

■悲惨な内戦が繰り広げられるサラエヴォの地でスナイパーを待つ運命は!? FPS『スナイパー ゴーストウォリアー2』の最新映像が公開

 数あるミリタリー系FPSの中でも“狙撃”に特化したユニークな内容で話題となった、『スナイパー ゴーストウォリアー』の続編である本作。今回は現代のさまざまな戦場を舞台として戦うことになるが、その中の1つである1993年のサラエボでのミッションを紹介する最新トレーラー映像が公開された。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争によって多数の民間人が虐殺された史実を背景とする、非常に重い内容のミッションが展開されていることが、この映像からよくわかる。

 狙撃に特化しているということで、ステージは通常のFPS以上に広大なものとなるが、実際の風景さながらのリアリティあふれる映像は圧巻だ。また映像を見る限り今回は狙撃だけでなく、敵兵士との近接戦闘といったアクティブな要素も用意されているようだ。海外では2013年3月12日に発売予定の本作だが、日本でもPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして2013年中に発売される予定だ。

(参考サイト:『スナイパー ゴーストウォリアー2』ボスニアトレーラー(※リンク先はYouTube)

■ギリシャ神話の神々の世界で銃を乱射して大暴れ! ブラックユーモアたっぷりのダウンロード専用TPS『ゴッド・モード』が海外で2013年初頭に発売

 ギリシャ神話の神々の血を引く4人の主人公がいきなり死亡して、地獄行きから逃れるために、冥王ハデスの迷宮でなぜか銃を乱射するという、不思議なノリのダウンロード専用TPS『ゴッド・モード』が発表された。『Halo: Combat Evolved Anniversary』の移植などを手がけたデベロッパー、セイバー・インタラクティブなどが開発を行っている本作は、最大4人の協力プレイによって、次々と押し寄せる死霊の群れを撃ち倒していくという、『DOOM』『QUAKE』など初期のFPSのように爽快なテイストの作品を目指しているとのこと。

 ギリシャ神話の世界に銃火器が登場するアンバランスさからもわかるように、本作の世界観にはかなりのブラックユーモアが含まれているようで、そもそも『ゴッド・モード』というタイトル自体、いわゆる“無敵モード”という意味もある。一体どんな内容の作品となるのか、さらなる情報が気になるところだ。本作はPS3/Xbox 360/PC向けに、海外では2013年初頭に配信開始が予定されている。

(参考サイト:『ゴッド・モード』公式サイト

■“究極のゾンビ・サバイバルゲーム”は戦闘もエクストリーム! 長期にわたって開発が続く『ステート・オブ・ディケイ』の最新プレイ映像が

 日本未発売の『ウォーキング・デッド』がVGAで2012年のベストゲームに選ばれるなど、海外では最近何かと話題のゾンビゲームだが、“究極のゾンビ・サバイバルゲーム”を目指して開発が続けられている『ステート・オブ・ディケイ』の最新プレイ映像が、久々に公開された。オープンワールドACTの本作には、複数の生存者たちに役割を分担させて拠点となる建物を整備するなど、SLG的な要素が取り入れられているが、今回の映像ではゾンビを相手にした戦闘に関する要素が紹介されている。

 銃によるヘッドショットで次々とゾンビを撃ち倒し、噛みついてきたゾンビを格闘で振りほどくなど、かなり緻密なアクションが可能になっていることがわかる。また映像の後半では、他の生存者と無線で連絡を取ってゾンビを誘導してくるという戦略も見ることができる。アンデッド・ラブズが開発中の本作は、Xbox 360/PC向けのダウンロード専用ソフトとして発売される予定となっている。日本での配信にも期待したいところだ。

(参考サイト:アンデッド・ラブズ公式ブログ

■ヴァン・ヘルシング教授の若き息子がモンスターを狩る! ハンガリー生まれの耽美なアクションRPGに要注目

 ドラキュラの宿敵として知られるヴァン・ヘルシング教授の若き息子が、19世紀の東欧で怪物退治の冒険を繰り広げるアクションRPG『インクレディブル アドベンチャー オブ ヴァン・ヘルシング』。ハンガリーのデベロッパー、ネオコアゲームズが開発している本作の最新プレイ映像が公開された。

 公式サイトに掲載されたイメージイラストでは、いかにも東欧らしい耽美な雰囲気の主人公が描かれているが、実際のゲームでは『ディアブロ』風の見下ろし視点で、マントと帽子を身にまとった主人公が群がるモンスターたちをなぎ倒すという、ハック&スラッシュ的なテイストを漂わせるものとなっている。RPGとしての遊びごたえとストーリー部分がどのように融合されるのか、今後の情報が気になるところだ。本作はXbox 360/PC向けのダウンロード専用ソフトとしてリリースされる予定だが、登場時期などは現在未定だ。

(参考サイト:ネオコアゲームズ公式開発ブログ

■コンパクトな次世代ゲームマシンが2013年の“台風の目”となるか!? 新ハード“OUYA”が開発者向けモデルの出荷を開始

 2012年末には任天堂の新ハード“Wii U”が登場し、今年はさらなる次世代ゲームマシンが発表されるのでは? との噂も飛び交っているが、この2013年に登場する新ハードとして、海外で大きな注目を集めているのが“OUYA”だ。TVに接続する据え置きゲームマシンでありながら、Androidをベースにして誰でも自由にソフトを開発・発表できるなど、従来のコンシューマ機の枠を超えた存在として、ゲーム業界に新風を巻き起こすのではと期待されている。

 “OUYA”の正式な発売は2013年春の予定だが、2012年末にはすでに開発者向けモデルの出荷が開始されており、公式ブログにはその中身を紹介する動画が公開されている。映像では、ハード本体とコントローラが限定のスケルトンモデルとなっていることや、ハード本体が驚くほど小さなサイズになっていることが確認できる。“OUYA”の日本での展開は未定だが、このハードが今後のゲーム業界にどのような影響を与えるのか、日本のゲームファンとしても注目しておきたい。

(参考サイト:OUYA

■ピーター・モリニュー氏の新作ゴッドゲーム『GODUS』が“キックスターター”で開発資金調達に成功! プロトタイプ映像も明らかに

 マイクロソフト傘下のライオンヘッドスタジオを退社したピーター・モリニュー氏が、インディーズ・デベロッパー“22Cans”を立ち上げて、ソーシャル資金調達サイト“キックスターター”で、かつての代表作『ポピュラス』を思わせる新作ゴッドゲーム『GODUS』への出資募集を開始したという話題は、以前のこのコーナーでお伝えした。

 この出資募集の期間が終了し、約52万7千ポンド(約720万円)の資金を集めて目標額の調達に成功したことが明らかになった。実は募集開始から半月ほどは思うように金額が伸びず、目標達成は不可能なのではと推測されていた時期もあったのだが、プロトタイプ映像を公開するなどのテコ入れが功を奏したのか、募集期間の終了間際に驚異的なラストスパートを見せて、見事に目標をクリアした。公開されたプロトタイプ映像を見ると、神の視点で自身の信者を誘導するというゴッドゲームならではの醍醐味がしっかりと具現化されており、SLGファンならワクワクするものになっている。今後は調達した資金をもとに、PC/Mac/iOS/Android用ソフトとして開発が進められる予定だ。

(参考サイト:キックスターター公式サイト“プロジェクトGODUS”

■ニンジャ! シュリケン! そしてアニメ! 日本を題材にしたFPS黎明期の怪作『シャドウ・ウォリアー』がiOSに移植されて15年ぶりに復活

 あの『デューク・ニューケム3D』を生んだ3D Realm社から、同作に続くFPSとして1997年に発売された『シャドウ・ウォリアー』。ニンジャが主人公の日本を舞台にした作品ながら、どうにも日本には見えないハチャメチャな世界観と、“デューク”譲りの下ネタギャグの数々によって、当時の洋ゲーファンにいろいろな意味で強烈な印象を与えたこの怪作が、なんとiOSに移植されて15年ぶりに復活!

 配信に合わせて公開されたトレーラー映像を見る限りでは、オリジナル版よりも美しい画面となって快適に動作しているようで、技術の進歩には改めて驚くばかりだ。FPSの歴史を物語る作品ではあるが、かなり野放図な内容の作品だけに、現代のプレイヤーがどのような感想を持つのか興味深い。ところで本作のオリジナル版では、ダンジョンの壁に日本のアニメ作品のポスターが堂々と貼られていたりしたのだが、この移植版ではどこまで再現されているのだろうか?(笑)

(参考サイト:ジェネラル・アーケード公式サイト

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