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2013年2月6日(水)

【初心者のための『MTG』講座その1】『マジック:ザ・ギャザリング』ってどんなゲームか知ってるかしら?

文:カワカミ雁々

■さっそくだけど、『MTG』ってどんなゲームか教えるわね■

ではまず『MTG』とはどういうゲームなのか、2人はわかっているかしら?
わかっているぜ! 魔法をぶち込んで相手をやっつけるゲームだろ!!
ええっと……わたしたちが魔法使いになって遊ぶゲーム、ですか?
よくできました。だいたいそういう考え方でいいわ。『MTG』は魔法使い同士の戦いがカードゲームになったものなの。あなたたちプレイヤーは“プレインズウォーカー”と呼ばれる強力な力を持った魔法使いとして、さまざまな魔法を駆使しながら自分の前に立ちふさがる魔法使いを倒すことを目指すのよ。
プレインズウォーカー?
詳しくは後で説明するけれど『MTG』の世界にいる魔法使いの中でも、特別な力を持った魔法使いのことを指す言葉ね。いろいろとスゴイのよ。
なるほど。オレたちはそのプレインズウォーカーってのにこれからなるんだな! でも、どうやって遊ぶんだこれ?
う~ん、このカードを使って遊ぶってことはわかるんだけど……。そうですよね、先生?
その通り。これを見てもらえるかしら。これが『MTG』で使うカードよ。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
『MTG』では、あなたたちが唱える呪文や、身に付けている神秘的な装備品などがこのようにカードになって表されているの。
うおー、カッケー! マカギ……じゃなくて魔鍵カッケー!!
あはっ、ふりがながあってよかったね。それにしてもイラストが、すっごくキレイだな~。な、なんか、見つめられてるようでドキドキしちゃいます……。
これらのカードを自由に組み合わせて、自分の専用の山札“デッキ”を作ります。デッキは、言ってみればプレイヤーの知恵と戦略がつまった呪文の書と言えるわ!
なるほどな! デッキがオレの武器ってわけか!!
そういうことね。まとめてみると『MTG』はプレインズウォーカーとなったあなたたちプレイヤーが、さまざまな呪文の込められたカードを選び、デッキを作って対戦するゲームということね。ここまではいいかしら?
はぁい。

■『MTG』のここがスゴイ!:その1“1枚のカードから広がる物語がすごいわ!”■

『MTG』の基本中の基本がわかってもらったところで、次は少し『MTG』の魅力について話していきましょう。
魅力、ですか?
そう。『MTG』にはゲームとしてのおもしろさ以外にも、さまざまな魅力があるの。たとえば“壮大なスケールの世界観”とかね。『MTG』では1年にわたって1つのストーリーを描かれていくの。
う~ん、まだピンとこないかも。具体的にはどんな世界があるんですか?
そうねぇ、今は“ラヴニカ”と呼ばれる次元での物語が進んでいるわ。その世界観をビジュアルとともに簡単に見てみましょうか。
『マジック:ザ・ギャザリング』
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
▲“ラヴニカ”は世界全体が都市化されている次元よ。ラヴニカには全部で10個の“ギルド”があり、それぞれがラヴニカの覇権をめぐって激しく、あるいは静かに争っているわ。各ギルドの指導者や、そのギルドに所属する魔道士、そして彼らが使う呪文がカードになっているのよ。
“ラヴニカ”の前は“イニストラード”という次元が舞台になっていたわ。どれくらいイメージが違うのか、ビジュアルで見てみましょう。
『マジック:ザ・ギャザリング』
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
▲“イニストラード”は、ゴシックホラーを思わせる次元よ。世界の守り手である天使たちが悪魔との戦いの末に姿を消してしまった世界……。そんな中で、恐ろしい吸血鬼やゾンビ、狼男と、そうした脅威に立ち向かう人々がカードとなって描かれたわ。
本当だ! “ラヴニカ”と“イニストラード”では、同じ『MTG』のはずなのに雰囲気がまったく違いますね。わたしはラヴニカのほうが好きかな。イニストラードはちょっと怖いです……。
そしてこれら異なる次元を渡り歩いていくことができるのが、あなたたち“プレインズウォーカー”なの。プレインズウォーカーとはPlanes(次元)をWalker(歩む者)という意味なのよ。
おー、プレインズウォーカーが“特別な魔法使い”だってのはそういうことだったんだな!
さっき『MTG』では呪文や装備品がカードになっていると言ったけれど、それだけじゃなくてプレインズウォーカーが次元を旅して見た世界そのものや、そこに住む人々の暮らしや文化なんかもカードに表されているの。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
▲次元の中には生き物すべてが金属に覆われている世界や、生きているかのように動き回る大地を人々が命がけで探索しているものなどもあって、まさに千差万別よ。それぞれの世界の特徴がカードになることで、変化に富んだ、何度遊んでも飽きのこないゲーム性を作り出しているの。
そして、各次元での物語はカードのイラスト部分だけじゃなくて“フレイバーテキスト”にも記されているわ。下の画像の赤く囲んである部分がフレイバーテキストよ。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
▲フレイバーテキストは、その次元全体で語られる物語の断片であったり、その次元の日常の1コマであったり、はたまたクスリと笑っちゃうようなジョークであったりするわ。
イラストもカッコいいし、見てるだけでも飽きなさそうだよな!
かわいいイラストもあるのね。これとか。
『マジック:ザ・ギャザリング』
お、おぅ……。(かわいいって、よく見るとちょっぴり怖い気もするけどな)
『MTG』のカードには、プレインズウォーカーが見た世界がそのまま詰まっています。カードを手に取ったら、ぜひイラストやフレイバーテキストにも目を通して、その背後に広がる世界を感じてみてね。

→世界規模のゲームだってことを教えるわ!(3ページ目へ)

(C)1995-2013 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.
記事内イラスト:うさ城まに

データ

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■発売日:2013年2月1日
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