2013年2月6日(水)
そしてもう1つ、『MTG』には大きな魅力があります。それは充実した数々のイベントです。『MTG』では毎日、あなたの町で、そして世界中で大小さまざまなイベントが開かれています。主なものをあげてみましょう。 |
〇フライデーナイト・マジック
毎週金曜日にカードショップなどで開催されている大会。参加制限はなく、誰でも気軽に『MTG』を楽しめる、もっとも身近な公認大会。
〇ショップ大会、草の根大会
カードショップや有志のプレイヤーが主催している大会。『MTG』の販売元である“ウィザーズ社”が公認しているものがほとんどで、地元プレイヤーの交流の場になっている。
〇グランプリ
世界で年間40回に開催されている大型イベント。日本でも年に数回開催される。海外からの遠征プレイヤーもいるほど毎回盛況でレベルも高いが、参加制限はなく、誰でも挑戦することができる。グランプリの会場では本選の他にミニトーナメントやサイン会なども行われ、見学だけでも楽しめる。
〇プロツアー
各地で開かれる予選を突破したプレイヤーだけが招待される。世界中から強豪プレイヤーが集まり、上位入賞者にはプロスポーツ並みの賞金が出るなど、名実ともにトップレベルのイベントだ。
〇マジック・ワールドカップ
ワールドカップの名を冠している通り、各国で開催される予選を突破したプレイヤーがチームを組み、国別の対抗戦を行うイベント。
▲これまでに行われたグランプリなどイベントの画像よ。『MTG』のルールがわかれば、見ているだけでも楽しめると思うわよ。 |
▲カードのイラストを書いているアーティストのサイン会や、さまざまな併催イベントが行われるわ。 |
うぉー! すげー人数だな! これみんなオレのライバルか!! | ||
最近、日本で開催されたグランプリは1,000人を超える参加者が一堂に会しての大会だったから、それはもうすごい盛り上がりだったわねぇ。 | ||
それだけ多くの人に『MTG』が遊ばれてるってことなんですね。 | ||
そうね。そして『MTG』を始めたばかりの人や『MTG』に慣れてよりレベルの高い環境でプレイをしたい人など、身近なレベルからハイレベルな大会まで、イベントの層が厚いのも『MTG』のすごいところね。次回から『MTG』のルールを解説していくけれど、ゲームに慣れたらあなたたちもぜひ大会に足を運んでみてね。 | ||
そんなに簡単に出られちゃうんですか? | ||
ええ、もちろん。必要なのはデッキと少しのマナーだけよ。対戦相手がいてこその『MTG』、知らない人とゲームを通じてコミュニケーションできるのもおもしろいところですからね。 | ||
世の中には強いやつがいっぱいいるってことだよなぁ。燃えてくるぜ。ちなみにせんせー、この大会の“賞金”ってどのくらい出るんですかー? | ||
そうねぇ、プロツアークラスの大会なら賞金の総額は20万ドル、優勝者には数万ドルといったところかしらね。 | ||
数万ドル!? や……やべぇぜ、カレーパン何個買えるんだ……。 | ||
びっくり……。将棋や囲碁、チェスやポーカーみたいな感じなんですね。 | ||
その通り。『MTG』には多くのプロ・プレイヤーがいて、彼らのように栄光をつかむことを夢見て、多くのプレイヤーがしのぎを削っているわ。言ってみれば『MTG』は誰にでも楽しめるゲームであると同時に、頭脳スポーツという側面も持っているということね。 |
というわけで今回は『MTG』がどういうゲームなのか、という点をお話ししました。 | ||
うおおお早く遊びたいー!!待ってろよオレのデッキ!!!! | ||
まぁまぁそうあせらないで。次回は『MTG』のカードにはどのようなものがあるのかということを中心に、講義を進めていきます。 | ||
いろんなカードを、早く見てみたいですっ。 | ||
ふふ、お楽しみにね。では、今回の講義はここまで、また次回お会いしましょう。 | ||
またな!! | ||
さようなら~。 |
(C)1995-2013 Wizards of the Coast LLC, a subsidiary of Hasbro, Inc. All Rights Reserved.
記事内イラスト:うさ城まに
データ