新規層の取り込みとダンジョンRPGとしてのおもしろさの両立……この難題に挑む『デモンゲイズ』の開発裏話を聞いてみた

文：megane

■遊び心を持ってダンジョンに挑んでもらえるとうれしい

――それでは『デモンゲイズ』を心待ちにしているユーザーの方へのメッセージをお願いいたします。

安宅：月並みではあるのですが、『デモンゲイズ』というタイトルは、キャラメイクやパーティ構成、連れていくデモンの選別など、いろいろな遊び方ができるゲームなので、遊び心を持って遊んでもらえるとありがたいと思っています。制作者側としては、ゲームをいじくりまわして、「こんな遊び方もあったんだ」ということをしてもらうと非常にうれしいですね。

千頭：今作は、角川ゲームスさんとの協業で作っている作品で、弊社だけでは到達できなかったおもしろさを持っていると思います。また、それにより従来のユーザーだけではない、幅広い層の方にも楽しんでもらえる出来になっています。もし周りにダンジョンRPGだからと敬遠している人がいたら、その人たちにもオススメしてもらえるとうれしいです。

安宅：どうしてもこれまでのうちのタイトルだとゲーマー向けというふうに見えてしまいますからね。

■今後のエクスペリエンスはより幅広い事業展開を予定？

――最後は今後の展開についてお聞きいたします。次回作として『剣の街の異邦人』が予定されていますが、その他、角川ゲームスとの“DRPG PROGRESS”としては、どのような展開を考えられていますか？

千頭：『デモンゲイズ』は弊社にとって、角川ゲームスさんと進めてきたDRPG PROGRESSにおける1つの大きな節目の作品です。おかげさまで、過去の弊社開発タイトルよりも大きな注目を集めていることを実感しており、今回の協業のパートナーである角川ゲームスさんには感謝しています。

　今後は、角川ゲームスさんとのDRPG PROGRESSに限らず、エクスペリエンスがメーカーとして自社パブリッシングを行うことや、他社様との協業を進めていくことも考えています。角川ゲームスさんにもこの点は祝福していただいており、「どんどん進めて下さい」とおっしゃってくださっています。自分たちでできることは、自分たちでやっていく、いわば卒業といったイメージでしょうか。そんな風に送り出していただける、角川ゲームスさんに感謝です。

　今後の展開に関しては、まさに今検討中で、この『デモンゲイズ』を節目にまとめておりますので、詳細が決まり次第、あらためてお話させていただきます。

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データ

関連サイト

• 『デモンゲイズ』公式サイト