2013年1月28日(月)
インデックスのゲームブランド・アトラスが、2013年に発売を予定している3DS用ソフト『真・女神転生IV』。神と悪魔と人間の新たな物語、その主要舞台になると予想される“東のミカド国”と“東京”という、2つの世界についての情報を紹介。新たな登場人物や、主人公の仲間であるサムライ衆の人となりに関する情報にも注目だ。
東のミカド国の出身である、主人公やサムライ衆たちの面々。彼らはなんらかの任務によって、東京を訪れることになるのだろうか……。
カントーと呼ばれる緑豊かな大地に広がる王国。その中心部には、国を統治するアハズヤミカド王の居城・ミカド城を中心とした城塞都市が広がっている。文化レベルは中世ヨーロッパと同程度で、“ガントレット”に選ばれた武装集団“サムライ衆”によって治安が維持されているのが特徴だ。
王国に住む人々は、2つの身分階級に分かれて生活している。富を持ち、政治の要職や知的労働を主とする上位階級“ラグジュアリーズ”と、農作業や肉体労働、商業に従事する下位階級“カジュアリティーズ”。ラグジュアリーズの多くが自らのことを支配階級と認識し、カジュアリティーズを軽視する一方で、カジュアリティーズの多くはラグジュアリーズに対して不満を持つことなく、身分の差による生活水準の差を受け入れているようだ。
▲ラグジュアリーズは、カジュアリティーズに対して見下すかのような態度で接するようだ。中世ヨーロッパで言うところの、貴族と平民のような関係なのだろうか。 |
なお、カジュアリティーズは必ず家業を継ぐことを義務付けられているため、基本的にはこの身分制度をくつがえすことはできない。ただし、ガントレットに選ばれてサムライ衆に加わった者は、王城に召し上げられ、ラグジュアリーズになることができる。そのため、サムライ衆の一員となることにあこがれるカジュアリティーズも少なくない。
▲自ら考えることを放棄し、ラグジュアリーズの政策にただ身を任せているようにも見えるカジュアリティーズの男性。ある種のあきらめや怠惰とも言えるこの考え方が、カジュアリティーズにとってのスタンダードなのだろうか。 |
東のミカド国:関連用語解説
▼ガントレット
“悪魔召喚プログラム”が内蔵された謎の籠手。このガントレットに選ばれたものは“サムライ衆”として、悪魔を使役して戦うことになる。なお、東のミカド国に住む人々は18歳になると、ガントレットに選ばれるかどうかを試す“ガントレットの儀式”に参加する義務がある。
▼サムライ衆
ガントレットによって選ばれた、東のミカド国の治安を維持するために戦う集団。物語の冒頭で、主人公はこのサムライ衆の一員に名を連ねることになる。
▼ラグジュアリーズ
国の中心部であるミカド城の城壁の内側で、豊かな生活を送る上位階級。政治の要職や知的労働などに就き、肉体労働を主とするカジュアリティーズを軽視している。
▼カジュアリティーズ
東のミカド国の人口の大半を占める下位階級。農作業などの肉体労働や商業を営んで生計を立てており、大半の者がラグジュアリーズとの間にある明確な身分格差を受け入れて生活している。
暗闇に覆われ、かつては伝説上の空想物と思われていた悪魔が闊歩する大都市。“八部連合阿修羅会”の尽力で、人間と悪魔の間には共存関係が結ばれており、人々の命は保障されている。しかし、悪魔の脅威におびえる人々は、地下に潜って不自由な生活を強いられており、渋谷、新宿、池袋、銀座などの主要地区は地下街として独自の発展をとげている。最低限の生活は維持できているものの、食糧は十分ではないらしく、悪魔の肉を食らう者も少なくない。
▲東のミカド国に比べると、文明的にははるかに進んでいる印象を受ける東京の街。なぜこの街は暗闇に覆われ、悪魔が闊歩するようになってしまったのだろう? |
阿修羅会の力によって悪魔に襲われることなく生活できていることもあり、東京に住む人々は実質的に阿修羅会に支配されているも同然。住人の中には、己の意志を持つことを放棄し、阿修羅会にただ生かされているだけの者もいる。その反面、力こそが正義と考える集団“ガイア教団”のように、弱者を庇護する阿修羅会の考えに賛同しない者もまた、一部存在するようだ。
▲悪魔のみならず、阿修羅会の顔色をもうかがって生きることを強いられる人々。ここにもまた、明確な身分格差が存在している。 |
東京:関連用語解説
▼悪魔
伝説上の空想物と思われていた存在。阿修羅会となんらかの契約を交わしているらしく、人間と共存関係を結んでいるとのことだが、その存在におびえる人々は多い。主人公たちが装備するガントレットに内蔵された“悪魔召喚プログラム”を用いれば、彼らと交渉・使役することも可能になるようだが……。
▼八部連合阿修羅会
六本木に本拠地を構える巨大組織。人々の命を守るため、悪魔とある交渉を行い、彼らと人間が共存する道を作り出した。その成果もあり、現在の東京は阿修羅会が絶対的な権力をもって支配している。多くの者がその庇護のもとに、なんとか生活を営んでいる。悪魔から力なき人々を守っている阿修羅会だが、自分たちのやり方に賛同しない者については、容赦ない制裁を加えるという。
▼ガイア教団
銀座に本拠地を構える謎の教団。人間も悪魔も関係なく、力のある者こそが正義であるという“適者生存”の思想を掲げ、弱き者にはその門戸を開かず、過酷な試練を突破した者だけに入団が許されるという精鋭集団である。悪魔との共存を図ることで、結果的に弱者をも生かし続けている阿修羅会のやり方に賛同せず、彼らと敵対している。
光あふれる東のミカド国と、闇に支配された東京。正反対の印象を受けるこの2つの都市だが、くつがえすことのできないヒエラルキーが存在するという共通点は、非常に興味深いところだ。
→3人の新キャラクターを含む、主要人物の詳細をチェック!(2ページ目)
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