ミクさん愛があふれすぎの『初音ミク ライブステージプロデューサー』開発陣にインタビュー！

文：ライターM

――次はゲームの内容についてお伺いします。βテストの皆勤賞に続いて、年末から年始にかけての課金報酬として登場したゴールドスクラッチは、今後もなんらかの報酬という形で配布されるのでしょうか？

中山：そうですね、ゴールドスクラッチ自体を課金アイテムとすることは今のところ考えていません。元々、3Dモジュールやステージは皆さんにうまく行き渡るようにというテーマがありまして、頑張れば課金をしなくても手に入るというスタンスで考えると、ゴールドスクラッチは特殊なキャンペーンで使うのがベストかなと思っています。ただ、これはまだ検討中の案件なので、今後を楽しみにしていただければと思います。

――ユーザーからは、無料の楽曲に関して強い要望が寄せられているようですが。

中山：楽曲に関しては、権利上の問題もあって難しいところですね。セガが権利を持っている楽曲については、無料曲として提供できる可能性はあります。無料で入手できるというと、『初音ミクの激唱』をコンテストの賞品として追加しましたので、ぜひチャレンジしてみてください

――『LSP』だけで楽しめる楽曲の予定などはありますか？

中山：ダンスのモーションを含めて完全に新規で作ると2～3カ月はかかると思いますが、いずれは配信したいところですね。

――アーケードやコンシューマゲーム機と比べて、異なる部分はありますか？

金安：設定した発売日に向けて開発を進めていく据え置き機向けのタイトルとは違って、臨機応変に修正や改善できるところは利点ですよね。

中山：最近では「モチベーションを保ちにくい」という意見を受けて、次々とクリアできるような軽めのミッションを追加してみました。3Dモジュールがもらえるミッションはかなり重くて、重複してしまうとミッションそのものを進められなくなってしまいますから。もう1つの改善策として、重複したミッションをキャンセルできるような機能を考えています。

――非常に個人的な要望となりますが、鑑賞モードの実装などは難しいのでしょうか？

中山：まさに1月31日のバージョンアップで追加予定ですので、このインタビューが掲載されるころには楽しんでいただけているかと。鑑賞モードは、開発当初から多くの要望をいただいている機能でして、そこまで望まれているのであれば早々に実装しようということになりました。基本的な仕様はスペシャルライブと同じです。ハートやトゲトゲが表示されずAP消費もないので、好きなだけミクさんを鑑賞していただけます。他にも、気軽にスクリーンショットを撮りたいという要望も寄せられています。ハードコピーのように電源を落としたりボリュームバーを表示することなく、ボタン1つで撮影できるような機能も追加したいですね。

――その他には、どのような要望が寄せられているのでしょうか？

中山：やはり無料曲の追加というのがダントツで、次いでロード時間の改善というのが多いですね。あとは、ネットコンテストについてもう少しハードルを下げてほしいとか、ユーザーのレベルに応じてエントリー枠を分けてほしいといったものが寄せられています。また、インテリアのリセットボタンの追加など、機能面で参考になるご意見もあります。『LSP』のユーザーはデジタルに精通している方が多いのか、使いやすさを重視した意見が多くて本当に参考になります。

金安：たしかTwitterでも、「こういう風な設計をしているから重たいのでは？」といった指摘もありましたよね。

中山：コンシューマゲーム機と違って、アプリではさまざまな機種依存の問題もありますし、すべてをソフトウェアでカバーすることは難しいのですが、なるべく多くの端末をサポートすべくテストを重ねています。ですので、不具合報告などはすごく助かっていますね。「この部分は正常に動作しているので、この問題ではないです」とか、もうすごいですよ。不具合の検知はTwitterが一番早くて、「落ちてる？」という書き込みを見つけて急ぎ確認してみると、「落ちてた！」みたいなこともありました。

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(C) SEGA / (C) SEGA Networks
(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

データ

関連サイト

• 『初音ミク ライブステージ プロデューサー』公式サイト
• 電撃オンライン内『初音ミク ライブステージ プロデューサー』特集ページ