2013年2月8日(金)
――川原先生は前作『銀翼の覚醒』をかなりプレイしていたと聞いていますが、その感想は?
川原:毎日1回バトルができるじゃないですか。それで毎日戦っているんですけど、先輩が出てくる確率が高くて……。
二見:序盤は出現確率が高いんです(笑)。
川原:何度も先輩に負けてしまって、ハルユキは自分の子だというのに、先輩はホントに容赦ない(笑)。
二見:今回はそのあたりのバランスもかなり調整しましたので、安心してください。
川原:でも、相手を見切れば、このバトルって勝ちじゃないですか。相手の回避の値を読めばいいんだと悟ってからは、勝てるようになりました。
二見:そう! バトルではそこが重要ですね。
川原:このバトルって他のプレイヤーと対戦できたら楽しそうですよね。相手がこっちの回避値を読んで、命中値を上乗せしたところに必殺技で返したりとか、読み合いがすごく楽しそうな感じですよね。
――前作からかなりゲーム全体にも調整が入ったと伺っていますが……。
二見:《加速世界》パートは、もっと遊びやすく、わかりやすくなるようにしています。それとレギオン戦では3対3で戦っていくルールであるとか、もっとゲーム性が面白くなるように改良を加えたりもしています。シミュレーションパートはかなり変えていて、遊べる部分も結構増えています。
それと、“通り名”システムというのも入れていて、《ブレイン・バースト》の世界で、シルバー・クロウ(自分)がどう呼ばれているのかというのを表しているものになるんです。例えば冷凍ピザばっかり食べていたら冷凍ピザ野郎という通り名が付けられたりとか(笑)。
川原:それって、通り名っていうよりも、悪口じゃないですか(笑)。通り名ってカッコイイものとかもあったりするんですか?
二見:もちろんあります! それと、通り名は他のバーストリンカーから言われている噂という形のもので、例えば強いと噂の敵と対戦する時とか、それにひるんだりするじゃないですか。通り名によってパラメータがアップしたりもするのですが、そういう部分をこの形で表現していたりします。あと、通り名自体はシルバー・クロウだけのものではなく、例えば黒雪姫なら、《ワールドエンド》という原作同じみの通り名がついていたりします。そして黒雪姫が成長すれば、他の通り名に変わったりとか、そういう要素を入れたりもしています(※『加速の頂点』の戦闘について知りたい人は、プレイレポを参照)。
三澤:プレイすればするほど楽しくなりそうですね!
二見:他にも、《アキハバラBG》というバトルでは、ランキング形式でストーリーとは別に強いキャラクターがいたりもしますよ。
川原:でも、見切りのシステムって本当によくできていますよね。黒雪姫はもちろんですけど、レベル4のタクムですら強くて強くて。でも相手の回避値さえ見切ってしまえば一撃を与えられるっていう、格闘ゲームのような感覚がすごく気に入ってます。ただ、あれだけ苦しめられた黒雪姫が仲間になったとたんに弱くなってしまって……(笑)。案外他のバーストリンカーに見切られて、地面に倒れちゃうんですよね。「こんなところで終わるのか……」って(笑)。
二見:むちゃくちゃ強い敵が味方になった途端に弱くなってしまう、ゲームの定番ということで(笑)。
川原:それと、黒雪姫のやられボイスが好きなんですよ。「ぐはぁ」という、三澤さん渾身の演技を聞くたびに、「イイ!」って(笑)。
三澤:そうなんですか(笑)。
川原:他の女の子のバーストリンカーって、「キャア」とか「イヤァ」とかなんですけど、黒雪姫だけ「ぐはぁ」と(笑)。あの生々しいところがすごくよかったです。
三澤:ありがとうございます(笑)。痛覚が何倍もあるところで負けたんですから、もっと痛そうな声を上げてくださいと、収録で何度もディレクションされたところですから。
川原:リテイクにリテイクを重ねての「ぐはぁ」なんですか(笑)。
三澤:アニメだと黒雪姫がやられることはないんですけど、ゲームではやられてしまうこともあるので、みなさんは黒雪姫がやられないよう、うまくゲームを進めてください!
川原:防御力が紙なんですよね。領土戦で使うと案外勝てなくて……(笑)。
→実はハルユキって……精神的イケメンリア充?(3ページ目へ)
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