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2013年2月6日(水)

和風剣戟AVG『神咒神威神楽 曙之光』のゲーム内容を紹介! 新規に収録されたイベントCG&立ち絵も公開

文:ごえモン

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■世界観設定をまとめて紹介!

●大欲界天狗道(たいよくかいてんぐどう)

 物語の舞台となる世界の概念。

 神仏や宗教、信仰に基づく道徳観念が存在せず、死後の浄土や奈落の概念もない。ゆえに人々は己の理屈、価値観のみを絶対の法と定めており、自分にとってよいか悪いかがすべてである。言わば、誰もが自分自身を神と崇めている世の中であり、真の意味で利他というものが存在しない。端的に、自己愛性人格障害であることが一般常識。世の当たり前となっている。

 例として、友や恋人を救うために身を捨てるといった行為自体は存在するが、その動機はあくまでも利己。そうすることで己が己を愛せるからという理屈にすぎない。何よりも大事なのは自分が燦然と輝くことで、そのためならば死すら恐れぬ。これは死後の概念がないゆえの発想だが、前述の通りそれが当たり前なのである。

 要は、自分という個をどのような形で愛しているか。その捉え方はさまざまであるため、最小は家族から最大は国家まで集団というものが機能し得るが、根本のところが歪んでいる。無償の愛や信頼、利他の行為と信念こそが狂気とされ、異常者の論理と見なされているのが現状。ある種、魔界の理と言って差し支えない。

『神咒神威神楽 曙之光』

●葦原中津国(あしはらなかつこく)

 東の果てにある、皇主を長とした世襲君主制国家。神州とも。

 歴史の早いうちから皇主は政治的実権を失ったが、国を象徴する権威として存続を容認され、諸将がその威光を奪い合うという形が繰り返されてきた。そうした戦乱は三百年前に頂点を迎えたが、東征に大敗したことで武家の大半が滅び、図らずも乱世は終わる。以降は皇主を中心に鎖国体制をとっていたが、西洋列強の覇権主義によってそれも難しくなってきている。

 国を東西に分割する淡海(あわうみ)から東は不明領域であり、このまま諸外国の介入を許せば東地を割譲する羽目になるという危機感、及び流入する陰気の汚染によって重度の歪み者が大量に生まれ始めているという事実から、まずは国家の完全統一を目指して第二の東征戦争に踏み切った。淡海の先に待つものが、どれほどの脅威か知りもせずに……。

『神咒神威神楽 曙之光』

●穢土(えど)

 淡海の先にある神州の東半であり、不明領域。

 三百年前の東征で、二十万を超える諸将の軍勢を初戦で壊滅させた魔性の鬼たちが棲んでいる。この地が長らく発見されなかったのは、淡海と外海が決して晴れない濃霧と嵐に覆われていたためである。それはまるで侵入を拒んでいるかのような自然だったが、技術的には三百年前に越えることが可能となった。

 ゆえに無論、今現在も不可能ではない。外洋を越えてきた諸外国なら、もはや容易に侵入できるはずなので、先を越されれば東地を彼らに奪われる羽目になる。

『神咒神威神楽 曙之光』

●五つ竜胆車

 三百年前の東征における主力であり、現在も衰退を免れた有力武家の総称。筆頭は久雅家であり、中院、六条、岩倉、千種の五家からなる。名目上、彼らは皇主陛下の臣として共同歩調をとっているが、裏では他家を追い落として玉を握ることに執心している。なお、覇吐は久雅家の遠縁であり、宗次郎は中院家の臣下筋である。

『神咒神威神楽 曙之光』

●御門一門

 神州における術師たちの総元締め。及びそうした術師たちの連合を指して御門の集と呼ぶ。鬼道、陰陽道、呪禁道、修験道、巫覡、その他諸々、吉凶の判別や加持祈祷、降魔、呪殺を生業とする者たちで、刀槍を手に戦う武士たちとは根本的に相容れない。

 そのため、当主同士が懇意である久雅家を除けば武家のほとんどから疎んじられているのが現状だが、皇主をはじめとする公たちからは深く重用されている。一見して超常の異能者たちと思われがちだが、これらはすべて技術であり、龍明曰く習えば誰にでもできるとのこと。

 これは神仏と宗教の概念が存在しないため、呪術と言っても超越した何者かの力を借りるといった類の、言わば他力本願性がないためである。あくまでも森羅万象の法則に基づいた業であり、それを超えることはできない。

『神咒神威神楽 曙之光』

●玖錠降神流(くじょうこうじんりゅう)

 代々禁裏の警護として、皇室守護の任を負ってきた玖錠家の流派名。その実体は極限まで練り込まれた徒手武術であり、格闘術。あくまで皇主の近衛であるため、武家にも御門にも属さない。

 玖錠と戦うということは皇室に弓を引くことに等しいため、他流試合の記録がなく、半ば伝説とされているのが現状。ゆえに名目上、個人の武において神州最強は玖錠であるとされるのが通例だが、実際は誰も信じていないし本人たちもそれを証明する術がない。最大の知名度を誇りながら、武芸者としては不遇な者たちと言える。

『神咒神威神楽 曙之光』

●凶月一族

 禍と凶運に憑かれた者たち。いるだけで周囲に不幸をばら撒くという異能者の集団。彼らの能力は禍憑きと呼ばれ、本人を守るために方向性のまったく定まらない凶事を起こす。いつ発動させるかを制御できる者は存在するが、何が起きるかを意図できるものは1人もいない。

 ゆえに、禍憑きは歩く災厄として忌み嫌われ、隠れ里から出ることを原則禁止されている。その形態は一個の家族をとっているが血縁はなく、禍憑きに目覚めた者同士の寄り合い所帯と言っていい。

 とはいえ彼らに何のつながりもないかと言えばそうでもなく、異能を使えばその返し風が一族の誰かに吹くという一蓮托生。そうした特性から、危険だが東征の切り札に成り得ると目されている。ただし、最高純度の禍憑きである咲耶だけは例外であり、彼女の返し風は何処に吹くかわからない。

『神咒神威神楽 曙之光』

●御前試合

 東征に先駆け、皇主陛下の御前で催されることが決まった撃剣の神楽。表向きは尚武の心を取り戻し、兵を鼓舞する益荒男(ますらお)を募るというものであるが、実際のところは武門五家による代理戦争である。

 すなわち、誰が征夷の将として軍権を掌握するか。その座を手にするため、皇主の御前で家門の武威を披露することが最大の目的である。ゆえに、御前試合は真剣を用いた死合となることが決定した。竜胆は、これに不快感を隠せない。この血の神楽が、覇吐たちの出会いとなる。

『神咒神威神楽 曙之光』

●歪み

 三百年前の東征を境にして、西側で生じるようになった異能者のこと。一度境界を踏み越えたことで、人界に毒が混じりだしたのだと言われている。

●化外(けがい)

 淡海の先、穢土の領域に棲む異形の魔性。土蜘蛛とも。どれだけいるのか、正体は何なのか、一切不明。わかっているのは、西の人界とはまったく別の法則下にあるということ。非常に危険な存在だが、なぜか淡海を越えて西側に攻め込むことはしない。

『神咒神威神楽 曙之光』

(C)2013 light

データ

▼『神咒神威神楽 曙之光』ダウンロード版
■メーカー:light
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年4月25日
■希望小売価格:6,300円(税込)
▼『神咒神威神楽 曙之光』
■メーカー:light
■対応機種:PC
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年6月28日
■希望小売価格:未定
▼『神咒神威神楽 曙之光』Gユウスケ描き下ろしクロスポスター
■メーカー:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年3月27日
■希望小売価格:4,500円(税込)
 
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