2013年2月8日(金)
最終話から10周年を迎える 『キングゲイナー』から富野由悠季総監督のアツいコメントが到着! 吉田健一さんが手掛けるボックスイラストも
今年で放送終了から10周年を迎え、3月22日にBlu-ray Discメモリアルボックスが発売されるアニメ『OVERMAN キングゲイナー』。その総監督である富野由悠季さんから、10周年を記念したコメントが寄せられた。
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▲吉田健一さんが手掛けるBlu-ray Discメモリアルボックスのイラスト。 |
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▲インタージャケットは、安田朗さん(画像左)、西村キヌさん(画像中央)、中田栄治さん(画像右)が手掛けた3種類。 |
『OVERMAN キングゲイナー』は、富野由悠季氏が原作・総監督を務めたロボットアニメ。舞台は、地球の環境が悪化して、人々が“ドームポリス”と呼ばれるコロニーで暮らすようになった未来世界。“オーバーマン”という人型マシンを操縦することになった少年・ゲイナーと、彼をドームポリスから脱出する“エクソダス”に巻き込んだ青年・ゲインを中心に、シベリアから“ヤーパン”を目指す人々の旅が描かれていく。
そんな本作を手がけた富野総監督のコメントは以下の通り。原文のまま掲載するので、アツい富野節でオーバーヒートしてもらいたい! また、公式サイトでは、その他のスタッフによるお祝いコメントなどもチェックできるので、ぜひご覧いただきたい。
【富野由悠季総監督キングゲイナー10周年コメント】
あれがロボットものか!?
乱れた男と乱れた女が、寒さを忘れてガンバレば熱くなる。そういう気合で制作をした。吉田・安田コンビに中村・西村が噛みこんで、メカからキャラから創り出し、まだ若いライターも結集してくれて、作曲では田中公平が参加してくれれば、役者だって知った風な組み合わせにはしなかった。問題はゲームのキングが事件に参加したことで何かがズレていった。ソー監督にゲーム感覚がなかったせいだろう。もっとベタベタとキャラクターをいじりまわせれば良かったのだ。とはいえ、今になって見れば、アナ姫様から誰でも彼でも、毛皮のコートとジャンバーの下は汗かいているだろうという感覚は嬉しい。その感覚は、十年経ってむしろ生々しく感じる。
アイデアより体力が必要な希有な作品で、もっとも難しいジャンルだということは知っておいていただきたい。
(C)SUNRISE・BV・WOWOW
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