ちまたで噂の『ファンタジーライフ』は本当におもしろいの？ とナメていたがその魅力にどっぷりハマってしまったお話【ゲームやろうぜ！】

■ほのぼのとするストーリーと、魅力的な登場人物たちに大満足。
特にチョウチョがかわいすぎる……！

　謎の隕石にまつわるメインストーリー“マーズものがたり”は、チョウチョを案内役として展開していきます。チョウチョからいろんな“おねがい”をされ、それに応えていくことでストーリーが次の段階へと進む仕組みです。

　このチョウチョが、とにかくかわいい！　見た目はチョウチョなので表情とかはないのですが、セリフやちょっとした仕草などでかわいさが表現されています。かなりの世間知らずで、いろんなことに興味津々で、驚いたり、喜んだり、悲しんだりします。このチョウチョと主人公、そしてファンタジールの人々との心温まる交流には、癒やされること請け合いです！

▲感情がとっても豊かなチョウチョ。ちょっと（だいぶ？）世間知らずで、お茶目なところがある女の子です。うれしい時の「やった！」というセリフが印象的！		▲“チョウチョからのおねがい”をかなえて“マーズものがたり”を進めていくことで、移動可能なエリアが広がっていきます。チョウチョにまつわるいろんな謎も、次第に明らかに……。

　世界各地で出会う住人たちも魅力いっぱい。住人たちから受けるクエストが多いので、住人を見つけるたびに話しかけますが、とにかくセリフが楽しいのですよ。それに、クエストによっては報酬がものすごくレアな材料だったりすることがあって、ライフの育成にも役立ちますしね！

▲クエストを出してくれるキャラは、頭の上に“…”マークが出るのでわかりやすいのです。

▲ストーリーにまったくかかわらないキャラクターでさえも魅力的！　筆者の一押しは、港町ポルトポルトの宮殿街にある家具屋の店員さん。セリフがツボにはまって、すっかりファンになりました。用もないのに何度も足を運んでしまいます。営業妨害です。

▲キャラの動きもかわいいのです。お気に入りは“うんぱんさん”のお辞儀。上半身をナナメ45度にきっちり折り曲げてます！　実に丁寧です！

■ストーリーをクリアした後もライフ（人生）は続く！

　メインストーリーである“マーズものがたり”はレベルが30～40程度あればクリアできますので、エンディングを見るのはさほど難しくはありません。ですが、12のライフを真に極めようとするならば、秘境にいる最強モンスターを倒したり、最強の樹木を切り倒したりする必要があるので、そのレベルでは到底ムリ！　ストーリーのクリアは、マラソンで言えば折り返し地点なのです!!

▲最強レベルの樹木の伐採開始！　コーン、コーンと斧をふるっているところに、荘厳な戦闘BGMが流れるのです。ものすごくボスバトルな感じですよ。

▲最強レベルのモンスターは、やはりドラゴン！　とにかく倒すのが大変です。筆者はアクションが苦手ということもあり、初めて倒した時のレベルは50を軽く超えていた気が……。

▲ライフの称号は、マスターのその先にもあるのです。ちなみに生産系のライフは、戦闘系のライフよりも達成が大変なものが多いですよ。

　そしてなんと、追加ダウンロードコンテンツの配信がつい先日発表されました！　ほとんど本作をコンプリートしつつあった筆者は、「もうこれでこの世界ともお別れになってしまうのか……」と寂しく思っていましたので、この発表を聞いた時は大歓喜でした。

　内容は、“インターネット通信で遠くの人とも一緒にプレイ可能”、“新たなクエストの追加！　さらに世界にも変化が！”、“レベルキャップ解放!?　とことんやりつくした人にもさらなる試練が！”という感じで、ボリューム感もかなりありそう。さらにさらに、このDLCを購入すると、その後に登場するさらなる追加コンテンツも受け取れるようになるとのこと。配信予定は2013年。のんびりとレベル99まで育てながら待っています！

▲NPCでは登場していたけどプレイヤーは就けないライフ（？）がいくつかあるんですよね。それも追加されたりしないかなぁ～。

■心をほっこりさせてくれる物語の世界へ、あなたも！

　この作品の最大の魅力は何か？　と問われたなら、筆者は躊躇なく「チョウチョ！」と答えますが、もちろんそれだけではありません。童話のような世界“ファンタジール”のほんわかした優しい風景、そこに住む愉快な人々との心温まる触れ合い、そして、料理や大工仕事など物作りをしているだけでレベルが上がる不思議なプレイ感覚や、物作りのミニゲームの難易度が絶妙でついつい続けてしまうところなど、語り尽くせないほどに魅力がいっぱいです。

　ひと味違ったファンタジーRPGが遊んでみたいという人に、まさにオススメなこのゲーム。興味を持たれたなら、ぜひプレイしてみてくださいね。