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2013年2月21日(木)

『GTA V』海外で9月17日に発売! &DCコミックのヒーローが登場するFTG『インジャスティス:ゴッズ・アマング・アス』でWeb投票企画が【週刊洋ゲー通信】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報のなかから、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は1月26日から2月15日までの間に明らかになった新情報の中から、11個の話題をお届けしよう。海外では期待のタイトルが続々と発売されている他、これから登場する新作ソフトの発売時期に関するニュースも到着している。さらに本日はアメリカ・ニューヨークで開催されたカンファレンス“PlayStation Meeting 2013”にて、次世代機『PlayStation 4』が発表されるなど、興味深いニュースが多くなっている。

今週のトピック

■超大作オープンワールドACT『グランド・セフト・オート V』の海外での発売日が2013年9月17日に正式決定!

■ジョエルとエリーのアメリカ横断の旅は6月14日にスタート! 『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』の海外での発売日が約1カ月延期

■ファンタジーRPG3部作の完結編『ウィッチャー3:ワイルドハント』が2014年に発売決定! 冒険可能な世界の総面積は、なんと前作の30倍に!?

■TVドラマの前日譚を描くFPS『ウォーキング・デッド:サバイバル・インスティンクト』のプレイ動画が初公開!

■ファン投票で勝者が決まる! DCコミックのヒーローが激突する『インジャスティス:ゴッズ・アマング・アス』のバーチャル対戦トーナメントが開催!

■氷の惑星で死闘を繰り広げるサバイバルホラーACT『デッドスペース3』が海外でついに発売! 本作に新たな恐怖を追加するDLCも、3月に配信決定!

■多彩な武器の海兵隊が勝つか!? 素早い動きのエイリアンが勝つか!? FPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』のマルチプレイを解説

■往年のRPGが基本プレイ無料のカジュアルなRPGに生まれ変わった! iOSで近日登場予定の『ウルティマ・フォーエバー』プレイ動画が公開

■銀色のボールをフォースで操る!? 『ゼン・ピンボール』&『ピンボールFX2』のラインナップに『スター・ウォーズ』が登場!

■『LIMBO』デザイナーの最新作は“図形”が冒険を繰り広げる横スクロールACT!? テクノサウンドと原色に彩られた新作『140』のクールな画面に注目!

■Wii Uでの発売が予定されていた『レイマン・レジェンズ』が、PS3/Xbox 360でも登場することに。Wii Uならではの操作を取り入れた部分は?

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■超大作オープンワールドACT『グランド・セフト・オート V』の海外での発売日が2013年9月17日に正式決定!

 現代のカリフォルニアをモデルにしたサンアンドレアスの地を舞台に、年齢も性格も異なる3人の男たちが手を組んで“ヤバい仕事”に乗り出すPS3/Xbox 360用ソフト『グランド・セフト・オート V』。

 オープンワールド・クライムACTの代名詞的な存在として、世界はもちろん日本でも大ヒットしている『GTA』シリーズの最新作である本作の海外での発売日が、2013年9月17日になると発表された。当初のアナウンスでは“2013年春”となっていたため、約4カ月ほど延期された形になる。

 開発元のロックスター・ゲームスでは、この延期の理由を“本作は非常に複雑なゲームであり、ファンの期待に応える作品へと磨き上げるため”としている。ところで気になるのは、本作の日本での発売時期がどうなるのかという点だが、日本版公式サイトによると現状では“2013年秋”となっているようだ。

(参考サイト:ロックスター・ゲームス アメリカ公式サイト

■ジョエルとエリーのアメリカ横断の旅は6月14日にスタート! 『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』の海外での発売日が約1カ月延期

 続いてもうひとつ、発売延期の話題をお伝えしよう。謎の寄生菌による集団感染で秩序が崩壊したアメリカ大陸を舞台に、中年男性のジョエルと少女エリーの2人が大陸横断の旅を続けるPS3専用ソフト『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』の海外での発売日が、6月14日に変更されることとなった。

 当初の発表では5月7日の予定だったので、約1カ月の延期となる。本作は『アンチャーテッド』でおなじみのノーティドッグによる久々の完全オリジナル新作となるだけに、大きな期待を集めているが、今回の発売延期はそうしたファンの期待に応えるために“より高いクオリティを目指すため”とのこと。発売日が延期されること自体は残念だが、実際に発売された暁にはゲーム体験を味わえることを楽しみにして待ちたい。

(参考サイト:PlayStation.Blog

■ファンタジーRPG3部作の完結編『ウィッチャー3:ワイルドハント』が2014年に発売決定! 冒険可能な世界の総面積は、なんと前作の30倍に!?

 ポーランドの人気ファンタジー小説を同国のデベロッパー“CD プロジェクト レッド”がゲーム化した『ウィッチャー』シリーズは、『ウィッチャー2』のXbox 360版が日本でも発売されたことで、日本のゲームファンにもお馴染みだ。

 そしてこのほど、“伝説の白狼”ゲラルトを主人公とした3部作の完結編となるシリーズ最新作『ウィッチャー3:ワイルドハント』の制作が発表された。『ウイッチャー』シリーズは、小説をベースにしたキャラクター描写の密度の濃さと、プレイヤーの選択によって物語が大きく変化する自由度の高さが特徴となっているが、本作ではさらに、冒険する世界の広大さが加わるとのこと。

 開発スタッフによると、本作で冒険可能な世界の広さはなんと、『ウィッチャー2』の30倍にもなるという! 本作は2014年の発売を予定しているとのことだが、対応機種は“すべてのハイエンド・プラットフォームで同時期に発売”となっている。これを見る限り、次世代ハードでのリリースを視野に置いているようだ。

(参考サイト:『ウィッチャー』シリーズ 英語版公式サイト

■TVドラマの前日譚を描くFPS『ウォーキング・デッド:サバイバル・インスティンクト』のプレイ動画が初公開!

 ゾンビが大量発生したアメリカを舞台に、生存者たちが絶望的な戦いの日々を続けるTVドラマ『ウォーキング・デッド』は、原作コミックを元にしたダウンロード配信の連作AVGが、海外で高い評価を獲得したことでも知られている。さらに現在、TVドラマの人気キャラクターであるダリル&メリルのディクソン兄弟を主人公にして、TVドラマの前日譚を描くFPS『ウォーキング・デッド:サバイバル・インスティンクト』も制作中だ。

 今回その実際のゲームプレイが初公開された。アメリカの地方都市に不気味なゾンビたちが続々とやってくる様子に加えて、主人公の2人やその他の生存者もチラリと姿を見せており、ドラマチックな展開を予感させる。また本作には、海外の一部小売店での予約特典として、次々と押し寄せるゾンビを撃退する“ハード(herd=群れ)モード”を追加するDLCも用意されているとのこと。本作はPS3/Xbox 360版が海外で3月19日に、Wii U版が3月26日に発売される他、PC版も発売予定。

(参考サイト:『ウォーキング・デッド:サバイバル・インスティンクト』公式ゲームプレイトレーラー(※リンク先はYouTube)

■ファン投票で勝者が決まる! DCコミックのヒーローが激突する『インジャスティス:ゴッズ・アマング・アス』のバーチャル対戦トーナメントが開催!

 DCコミックのヒーローとヴィランが天地を揺るがす激闘を繰り広げるFTG『インジャスティス:ゴッズ・アマング・アス』では現在、“バトルアリーナ”と題したWeb投票企画を実施中だ。これは本作の登場キャラクターによる対戦カードを毎週Web上で発表し、ファンからの投票によってその勝者を決めるというもの。

 発表された対戦カードはもちろん、本作のプレイ動画として楽しむことができる。現段階ではバットマンvsベイン、ワンダーウーマンvsハーレクイン、フラッシュvsシャザム、ジョーカーvsレックス・ルーサーという4試合の結果が公開されている。

 勝敗の行方もさることながら、フラッシュが光速ダッシュで地球を一周するといった豪快な必殺技や、アーカム・アサイラムの壁を突き破るとその向こうにいた入院患者のヴィランたち(ペンギン、リドラー、キラークロック、トゥーフェイスの姿が確認できる)に袋叩きにされるといったユニークなステージギミックなど、本作のド派手な演出がたっぷりと堪能できる。本作はPS3/Xbox 360/Wii U用ソフトとして海外で4月16日に発売される他、日本でも発売の予定だ。

(参考サイト:『インジャスティス:ゴッズ・アマング・アス』バトルアリーナ

■氷の惑星で死闘を繰り広げるサバイバルホラーACT『デッドスペース3』が海外でついに発売! 本作に新たな恐怖を追加するDLCも、3月に配信決定!

 死体が奇怪な姿に再生して人間に襲いかかるという怪物“ネクロモーフ”と対決する主人公、アイザック・クラークの姿を描いたサバイバルホラーACT『デッドスペース』シリーズ。その最新作となる『デッドスペース3』が、海外で2月5日に発売された。

 海外メディアでの高評価を引用して構成された最新トレーラーでは、これまでの宇宙船内から舞台を氷の惑星“タウ・ヴォランティス”に移し、この地で合流したジョン・カーヴァーと力を合わせて、ときには数十メートルもある巨大な怪物とも戦うことになるアイザックの活躍がたっぷりと紹介されている。

 またゲームの発売に合わせて、本作に新たな要素を追加するDLC“アウェイクンド”が3月に配信開始されることも発表された。DLCの内容に関する詳細は未発表だが、“シリーズで最も恐ろしいチャプターを追加する”とのことで、こちらも楽しみだ。海外ではPS3/Xbox 360/PC用ソフトとして発売されている本作だが、日本でもPC専用の英語版ソフトとして発売中だ。

(参考サイト:『デッドスペース3』アワード・ウィニング トレーラー(※リンク先はYouTube)
参考サイト:エレクトロニック・アーツ アメリカ公式サイト

■多彩な武器の海兵隊が勝つか!? 素早い動きのエイリアンが勝つか!? FPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』のマルチプレイを解説

 SFアクション映画の名作『エイリアン2』の世界をまるごと忠実に再現したFPS『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』。本作には映画の“続編”となるストーリーを描いたシングルプレイに加えて、さまざまなマルチプレイ対戦も用意されている。

 このほど、海兵隊とエイリアンの2チームに分かれて対戦するチーム対戦を解説したトレーラーが公開された。海兵隊側はショットガンやスマートガンといった、映画でもおなじみの多彩な武器を駆使して戦うことになる。一方のエイリアン側は、それぞれ異なる特殊能力を持つエイリアンの種族を組み合わせて、素早い動きで海兵隊を追い詰めていく。

 このトレーラーのラストでは、巨大な身体で突進するゲームオリジナルのエイリアンの姿も見られる! 本作はPS3/Xbox 360/PC版が海外で2月12日に発売された他、Wii U版も登場予定。日本での発売は未定だ。

(参考サイト:『エイリアン2:コロニアル・マリーンズ』タクティカル・マルチプレイヤートレーラー(※リンク先はYouTube)

■往年のRPGが基本プレイ無料のカジュアルなRPGに生まれ変わった! iOSで近日登場予定の『ウルティマ・フォーエバー』プレイ動画が公開

 RPGの元祖的な作品として30年以上の歴史を誇る『ウルティマ』シリーズは、MMORPGの『ウルティマ・オンライン』が15周年を迎えるなど、今なお人気の高い作品だ。そして昨年のE3で、久々の新作となる『ウルティマ・フォーエバー:クエスト・フォー・ジ・アバター』が発表された。

 基本プレイ無料のカジュアルなアクションRPGとして登場する本作は、『ウルティマIV』から21年後のブリタニア大陸を舞台にして、“ブラック・ウィープ”と呼ばれる謎の疫病から人々を救う方法を求めて、冒険の旅を繰り広げることになる。本作の公式サイトで初公開されたプレイ動画を見ると、かつてのシリーズを思わせる後方見下ろし視点の画面で、複数のPCが協力しながら剣や魔法で敵を攻撃できるなど、2D風味のオンラインRPGとして気軽に楽しめる作品になっているようだ。

 動画では、ブリタニア大陸の新たな支配者である“レディ・ブリタニア”の姿も確認できる。本作はiOS向けタイトルとして近日登場予定とのことだが、E3で発表されていたPC版など、その他の機種での展開も気になるところだ。

(参考サイト:『ウルティマ・フォーエバー』公式サイト

■銀色のボールをフォースで操る!? 『ゼン・ピンボール』&『ピンボールFX2』のラインナップに『スター・ウォーズ』が登場!

 ゼン・スタジオが開発している『ゼン・ピンボール』(PS3/PS Vita/Android/iOS/Wii U)と『ピンボールFX2』(Xbox 360/Windows 8)といえば、ダウンロード専用ソフトとして多くの機種で展開している人気作だ(PS3/PS Vita版は日本では未配信、Wii U版は海外で近日配信予定)。

 このシリーズは基本のセットに加えて、DLCで新たなピンボール台を追加することが可能で、『アベンジャーズ』『ストリートファイター』などの人気キャラをモチーフにした台が多数用意されている。このラインナップにこのほど、『スター・ウォーズ』も加わることが発表された。『スター・ウォーズ』のピンボール台は第1弾として、エピソード5『帝国の逆襲』とCGアニメ『クローン・ウォーズ』、そして賞金稼ぎのボバ・フェットをモチーフとした、3種類の台が2月中に配信される。今後も続々と新たな台を配信していくとのことだ。

 ちなみにPS3版とPS Vita版はどちらか一方を購入すれば双方でプレイ可能になるほか、AndroidとiOSではDLCとしてだけでなく『スター・ウォーズ ピンボール』単体での配信も計画中という。公式サイトでは『帝国の逆襲』のプレイ動画が公開されているが、ピンボール台の上を帝国軍のAT-ATが歩いたり、ルークとダース・ヴェイダーがライトセーバーで決闘を始めたりと、デジタル・ピンボールならではの派手なギミックがたっぷりと味わえるようで、実際のリリースが楽しみだ!

(参考サイト:『スター・ウォーズ ピンボール』公式サイト

■『LIMBO』デザイナーの最新作は“図形”が冒険を繰り広げる横スクロールACT!? テクノサウンドと原色に彩られた新作『140』のクールな画面に注目!

 ダウンロード専用ソフトながら、雰囲気たっぷりなモノクロ画面と、見た目に反して意外にハードな内容で、世界的に高い評価を獲得した横スクロールACT『LIMBO(リンボ)』。同作のデザイナーであるデンマークのクリエーター、イェッペ・カールセン氏が手がけるPC用新作ゲーム『140』のプレイ動画が初公開された。

 横スクロールACTである本作の“主人公”は静止時には正方形、移動時には円、ジャンプ時には三角形といった具合に単純な図形で表現されており、マップも同様にシンプルな図形と原色だけで表現されている(タイトルの『140』も図形の組み合わせだ)。モノクロの『LIMBO』をさらにシンプルにしたようなミニマルな表現だが、テクノサウンドに合わせてタイミング良く進んでいくことで、音と光に彩られた心地よいグルーヴ感を味わえる作品になっているようだ。まだ開発中ながら、3月のGDCと同時開催される“インディペンデンデント・ゲームズ・フェスティバル(IGF)”のオーディオ部門受賞作にノミネートされるなど、今後が楽しみな作品と言えるだろう。

(参考サイト:『140』トレーラー(※リンク先はYouTube)

■Wii Uでの発売が予定されていた『レイマン・レジェンズ』が、PS3/Xbox 360でも登場することに…… Wii Uならではの操作を取り入れた部分は?

 ユービーアイソフトはこのほど、Wii Uでの発売が発表されていた横スクロールACT『レイマン・レジェンズ』を、PS3とXbox 360でも発売することを決定。海外で2013年9月に、3機種同時に発売すると発表した。

 ヨーロッパを中心に人気の高い『レイマン』シリーズの最新作である本作は、Wii Uゲームパッドのタッチパネル操作を全面的に取り入れた協力プレイが可能となっていることもあり、これまでWii U専用ソフトと思われていた。ゲームをプレイできるハードが増えるのは嬉しいことだが、Wii Uならではの操作に特化していると考えられていた部分が、他のハードではどのように表現されるのか気になるところだ。ちなみに日本では、本作は任天堂から発売されると発表されているが、今回の決定によって日本での発売がどうなるのかという点にも注目したい。

(参考サイト:ユービーアイソフト アメリカ公式サイト