2013年3月1日(金)
では、次に“ソーサリー”と“インスタント”をまとめて見てみましょう。 |
ソーサリーとインスタントはどちらも呪文の行使を表すカードで、使えるタイミングが異なる以外はほぼ同じものね。ソーサリーは使えるタイミングが限定されているけれど、そのぶん効果の大きいものが多く、逆にインスタントはいつでも使えるけれど、効果自体は小さいものがほとんど、といった具合よ。 | ||
確かに《捕食者の暴力》ってこっちのクリーチャーだけぐーんと強化されるってことだもんな……すげぇ。さすがは強化が得意な緑だなー。 | ||
逆に《送還》は青マナ1点で唱えられる、コストの軽い呪文ですね。 | ||
また、ソーサリーとインスタントの特徴として唱えて、一度効果を発揮したらそのまま墓地(捨て札置き場)に置かれるという点があるわね。 | ||
使い捨てなんですね。魔法1回ぶんって感じなんでしょうか……。 | ||
そういうイメージでいいと思うわ。もちろん、クリーチャーと同じようにソーサリーやインスタントも色やコストによって効果はそれぞれ違うわ。白の呪文にはさっき見た《天使の慈悲》のように自分を回復するものがあるし、ダイチくんの好きな赤の呪文には炎や雷で相手を直接攻撃する呪文が多いわね。 | ||
クリーチャーと同じで、ソーサリーやインスタントも、自分の戦略に合ったものを使えってことだな! | ||
じゃあ、次は“エンチャント”を紹介しましょう。 |
エンチャントは魔法の力による結界や加護、呪いといったものを表すカードよ。戦場全体に影響を及ぼす《血の報い》のようなものと、《火山の力》のような他のカードにつけて、そのカードだけに影響する“エンチャント-オーラ”と呼ばれる2つがあるわ。 | ||
これは使い捨てではなく、ずっと残るんですね。 | ||
ええ。ただしオーラの場合、それがついているクリーチャーなどが破壊されたりすると、一緒に墓地に置かれるわね。 | ||
オーラって言うのは、魔法の鎧みたいな感じなんだな。 | ||
だいたいそんな感じね。では、続いて“アーティファクト”の話をしましょうか。 |
アーティファクトは、魔力を帯びた武器や道具、機械などを表すカードで、最大の特徴は基本的に色を持たない無色のカードだということね。 | ||
じゃあ、色マナがなくても唱えることができるんですか? | ||
ええ。だから、どんな色のデッキにでも投入できるカードとなっているわ。 | ||
便利な助っ人って感じか! | ||
そして、アーティファクトの中にはクリーチャーにつけることでそのクリーチャーを強化する“装備品”や、アーティファクトでありながら同時にクリーチャーでもある“アーティファクト・クリーチャー”といったバリエーションがあるわ。 | ||
この《テューンの指輪》が装備品、《ファイレクシアの大男》がアーティファクト・クリーチャーですね。大男って言うだけあってパワーとタフネスが高いですね。 | ||
でも能力は持ってないのか。 | ||
アーティファクト・クリーチャーが強すぎると、どのデッキにもそのクリーチャーが入っちゃうから、アーティファクト・クリーチャーは色を持つ他のクリーチャーに比べて、やや弱めに作られているわ。 | ||
せんせー、装備品はクリーチャーにつけるって言ったけど、さっきのオーラと同じで装備品もつけたクリーチャーがいなくなったら一緒に墓地に置かれるのか? | ||
いいところに気づいたわね。いいえ、装備品はつけていたクリーチャーが墓地に置かれたり、戦場を離れたりしても墓地には置かれず、そのまま残るわ。 | ||
唱えるのに色マナもいらないし、すごいですね。オーラより強いのかな? | ||
その代わり、装備品は唱えるのにコストがかかるだけじゃなく、クリーチャーに装備させるのにもコストがかかるようになっているわ。 | ||
なるほど、使うのにいっぱいマナがかかっちゃうわけですね。 | ||
だから、一概にオーラより装備品が強いとは言えないの。 | ||
バランスが取れてるんだなぁ。 |
→では最後に“プレインズウォーカー”を紹介するわよ!(4ページ目へ)
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記事内イラスト:うさ城まに
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