2013年3月18日(月)
『ディスガイア』シリーズでは、レベル9,999に至る超育成や武器の果てしない強化により、突き詰めれば10億近いダメージを叩き出すことができます。これらの成長要素は主に周回プレイや隠しステージの攻略を前提とした、お楽しみ要素という感じが強いですが、ライト層だけでなく、すべてをやり尽くしたいユーザーも魅了する要素として、日本一ソフトウェアのゲームのウリの1つとなっています。
それに加えて、今回のタイトルでは、1周目からでもちょい盛りの強化が可能な要素が実装されたんです。その名も“悪魔道場”。拠点に設置された、攻撃力強化や防御力強化といった修行が行える施設で、修行をさせる設定にしていると対象のユニットが戦闘中にレベルが上がった時、通常より多く能力が上昇するようになるんです。
ちょっとプレイしただけでも、修行していないユニットとはだいぶ差がつくので、1周目でもちょっとしたオーバースペックのキャラクターを作り出せますよ。やり込みゲームって大変そうといった苦手意識を持つ人にぜひプレイしてもらいたいです。ひょっとしたら、超育成の魅力に目覚めて、どっぷりと『ディスガイア D2』にハマってしまうかも(笑)。
▲修行の設定は簡単で、強化したいユニットを目的の修行に割り振るだけでOK。同じ修行を続けて行っていると、一度に同じ修行をできる人数が増えるなど、より効果的な修行が開放されていく。 |
どちらかというと、悪魔道場には地道な強化といったイメージを感じます。もっと手っ取り早く強化したいという人は、“暗黒議会”を活用すると、とてつもない強化が可能になります。こちらは『ディスガイア』シリーズ伝統のシステムで、“次に得られる経験値を3倍にする”、“武器の品ぞろえをよくする”、“特定のキャラとの好感度を上げる”といった無理難題を手っ取り早く叶えられるんです。これらを駆使すれば「私は30分で300レベル上げました」みたいな、どこぞのサクセス指南書も真っ青なキャッチフレーズを、簡単に実現できちゃえるんです。
こうした願いを叶えるには暗黒議会を開き、居並ぶ議員たちを説得しなければいけないのですが、なんでもありの魔界だけに、ワイロをわたしたり、戦って勝利したりといった方法で議題を可決させることができます。もちろんこうした要求に答えさせるには、大量の金や戦闘能力が必要になるので、ある程度は自力で進める必要があるんですが、皆さんが思い描くよりはずっと育成が楽なんだということをわかっていただければ幸いです。
▲議員にアイテムやお金といったワイロをわたして、議題を可決に持っていこう。ワイロで成立させるのが難しい場合は、戦闘で無理やり可決に持っていくという手も……。 |
ここまでご紹介したように、『ディスガイア D2』は今までのシステムを踏襲しつつ、日本一ソフトウェアならではの楽しいシステムの追加によって、さらに遊びやすく洗練されたタイトルといった印象が強いです。今までよりもライトユーザーでも楽しめる仕様になっているので、今まで気になっていたけど、やり込み感覚が強くて手が出せなかったという人も、この機会に『ディスガイア』デビューをしてみるのも手かもしれません。
ストーリー展開もゲームシステムも期待を裏切らないハチャメチャっぷりで、個人的には大満足でした。ラハールと仲間たちの活躍を待ち望んでいたファンの方々は、間違いなく楽しめると思うので、興味を持った方はぜひ遊んでみてください。
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