2013年3月16日(土)
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第71回となる今回は、『安達としまむら』を執筆した入間人間先生のインタビューを掲載する。
▲のん先生が描く『安達としまむら』の表紙イラスト。 |
本作は、サボリぐせのある女子高生、しまむらと安達のゆるゆるとした日常を描いた作品。授業をサボっていた時に偶然知り合った2人が、お互いの距離感をはかりつつ、次第に近づいていく様子が5本の短編でゆっくりと綴られている。
入間先生には、本作のセールスポイントや小説を書く時にこだわっているところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ。
――この作品を書いたキッカケを教えてください。
担当編集に「『ゆ○○○』みたいなの書いてくださいよ!」と言われたので。そして書いてみたのですが、参考にする漫画を一文字間違えました。多分。
――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?
編集さんがあらすじに書いてくれたこと……じゃないの、かなぁ。とりあえず女子高生ばっかり出てくるところです。
――作品を書くうえで悩んだところは?
今の女子高生がどこに遊びに行くかなんて知らないこと。あと名前を決めること。なによりこれが面倒くさい。というか悩む。
――執筆にかかった期間はどれくらいですか?
隔月雑誌に1話ずつ載せていったのをまとめている部分もあるので、どれくらいなのだろう。多分、1話につき1週間ぐらいじゃないでしょうか。
――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。
昨今のライトノベルの中では地味かなぁ、と思わなくもない。ただ地味ではありますが、心情は常に丁寧に描写しているつもりです。
――執筆中に起きた印象的な出来事はありますか?
ノートパソコンが床に滑り落ちて、差し込んであったUSBメモリが砕けて四方八方に飛び散ったことがあります。
――小説を書く時に、特にこだわっているところはどこですか?
最近だと、自分のきらいな作家みたいな話は書かないように気をつけています。
――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?
足の親指をつかんで椅子と一緒に回ります。楽しい。
――高校生くらいのころに影響を受けた人物・作品は?
『ブレンパワード』。あと、PS版の『街』ですね。どっちもオススメです。
――現在注目している作家・作品は?
入間父。
――今熱中しているものはなんですか?
『ロマサガ2』。SFC版ですが、久しぶりに遊んだらつい。この間までは『聖戦士ダンバイン ~聖戦士伝説~』を遊び直していました。
――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。
女子高生を知るもの来たれ!
(C)入間人間/AMW
イラスト:のん
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