2013年3月16日(土)
――キャラクターの造形でこだわったところはどこでしょうか?
新キャラクターたちは今までとは違った方向性のデザインを意識しています。飛鳥や焔たちは正統派でしたが、今回はちょっと変わったキャラクターだらけになっています。まぁ変わっていると言っても、どこかカワイかったり格好よかったりという部分がきちんとあるように意識しています。
――新キャラクターといえば、両備の胸が“忍転身”で大きくなるというのは最初から構想があったのでしょうか。
ええ。元々は未来の設定として「ポンと胸が大きくなったらおもしろいかな」と考えていたのですが、それを搭載してしまうと彼女のアイデンティティがなくなってしまうと思い、お蔵入りにしたんです。両備はその設定を受け継いだことになりますね。
――劇中の設定としてはどういう原理で大きくなっているのでしょうか?
元々“忍転身”は“自分がこうありたいという願望”や“今までの過去の経験”の具現化なのですが、彼女は大きくなりたいという願望が、他の人よりも強いんです。逆に言うと未来は胸の大きさに関してはそれほど気にしないでいない。
――それは意外ですね。大人になりたいと思っている未来ですが、胸にはそれほど固執していなかったんですね。
未来には小説を書けるなど、他の才能がありますらね。そこまで胸のことは気にしてなくて、芯が強いんですよ。
――興味深いお話です(笑)。今作では、ついに100cmを超えるバストの持ち主が登場しましたね。
部屋にこもっているのにけしからん体って、すごく興奮しますよね(笑)。いや、でも100cm超えを登場させたのにはちゃんと理由があります。前作では春花が99cmで、それを超える頂点という意味で大道寺先輩が100cmにしていたんですけど、これから出てくる新キャラクターが全員100の壁を超えられないというのもつまらないと思ったんです。場合によってはこれからも100を超えるということを、ユーザーさんにお伝えしたかった(笑)。
▲シリーズ中、屈指のバストサイズを誇る紫。なんと105cm! |
――ちなみに新キャラの中で、高木さんのお気に入りのキャラは誰でしょうか?
基本的にみんな好きですが……最初は両奈でしたね。ふわふわしたドスケベな女って最高じゃないですか!(笑) 最近だと叢が好きです。元々、シナリオの北島さんが書いてくれたセリフも最高でしたが、それに金元寿子さんの声が入ることで彼女がよりカワイくなりました。
――両奈はドMと言いながらそこまでMではないような気がするのですがどうでしょうか?
そうなんですよ! いきすぎたドMというのはMではなくなるんです。なぜならSがいくら攻撃してもMが喜んじゃうから、最終的にSのほうが根負けしちゃって、逆になるんです。
――なるほど(笑)。ちなみに音声の収録で思い出深かったことは?
MAKOさんの声が色っぽすぎましたね! 彼女を主役に起用したゲームをぜひ1本作ってみたくなりましたよ。
――それは楽しみです。半蔵学院や焔紅蓮隊の声優陣はかなり慣れてきた感じでしょうか?
そうですね。完全にキャラクターはつかんでもらっています。TVアニメ版はわざと雰囲気を変えてもらっているので、ゲームとアニメで聞き比べてみてもらいたいですね。
▲ドMを公言している両奈だが、実はSとも取れる? |
――般若心境を読むギャル・四季もおもしろい設定ですね。
我ながら変な設定にしたなと思います(笑)。ただ、他にないと思うし、和風で意外にマッチしていたので、いいかなと。“諸行無常”を“ショギョウムZEX”とか、“色即是空”を“シキソクZEX”とか、技名も般若心境をギャル風かつオシャレにしています。
――う、うん、オシャレですね。でも、最初に聞いた時はちょっと驚きましたよ。キャラクターについてだと、人気投票で新キャラの雪泉が1位になったのが意外でした。
キャラクターとして知られているのは、以前からいる10人なので、僕もそちらに票が集まると思ったんですが、新キャラ勢が上に来たので……うれしいような複雑なような気持ちです。ただ、雪泉はずっと押してきたので、1位になったのはうれしかったです。
――キャラクター全体を見ると、20歳代が増えましたね。
そうですね。雅緋と忌夢が21歳です。こういうタイトルのキャラクターって、15歳前後が多いんですが、ちょっとおもしろいところに落とせたと思います。
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