2013年3月17日(日)
本日3月17日に開催された“ゲームの電撃 感謝祭2013”内の“ネプテューヌ超次元ステージ ゲームもアニメもねぷねぷしよっ♪”の模様をお届けする。
司会進行の佐藤仁美さんによる開幕のアナウンスから、『ネプテューヌ』シリーズプロデューサーの水野尚子さん、ディレクターの小野寺真吾さん、キャラクターデザインのつなこさんが登壇。まず小野寺さんが、『神次元ゲイム ネプテューヌV(ビクトリィー)(以下、ネプテューヌV)』の“電撃PlayStation アワード 2012”ノミネートを紹介した。水野さんは、ノミネートを聞かされた時に耳を疑うくらい驚いたと語り、会場に集まったファンへ謝辞を述べた。
続いて登壇したのは、主人公・ネプテューヌ/パープルハート役の田中理恵さん。「上からくるよ!」という掛け声から「気をつけて!」という水野さん&つなこさんによる合いの手を受け、ステージに姿を現した。
▲左から佐藤さん、小野寺さん、水野さん、つなこさん。 | ▲ゲームでおなじみのフレーズから田中さんが登場。 |
最初に行われたのは、田中さんへの質問コーナー。回答の中では、ネプテューヌを演じる際は高い声で演じなければならないため収録時に栄養ドリンクを多数服用することや、サディスティックな性格が出る必殺技の収録が楽しいといったことなどが語られた。
次に披露されたのは、開発再度からの『ネプテューヌ』開発エピソード。当初の企画段階ではまったくの別物で、主人公のノワールをはじめとする3姉妹のお姫様が、ドラゴンに変身して戦っていくという内容だったらしい。
また、開発チーム内に用意されているという“ネタ出しフォルダ”から秘蔵の画像も公開された。このフォルダは、ゲームに実装する要素のアイデアを、職種にかかわらずチーム内の誰もが投稿できるというもの。公開された画像は、初期ポリゴンモデルの修正案として作られた図や、『ネプテューヌV』初報用に描かれたイラストのラフだ。
『電撃PlayStation Vol.538』にてティザー記事が掲載された、PS Vita用ソフト『神次元アイドル ネプテューヌPP』。本作は、ネプテューヌたちをトップアイドル目指して育てていくゲームだ。
大きく基軸が変わった本作について、本邦初公開となるプレイ動画が上映された。なお、本作がアイドル育成ゲームになった理由は、水野さんによると“キャラソンが多数リリースされたため、アイドルにならない訳にはいかない”ためらしい。
▲動画では、育成のメニュー画面や、ネプテューヌが歌って踊るシーンなどを確認できた。 | ▲画面のネプテューヌにあわせて踊る田中さん。 |
田中さんからは、タイトルの“PP(パーフェクトプロデューサーの略)”のコールについて、「ぴっぴ」や「ぴーぴー」など複数のバージョンを収録したという話や、毎週定期的にネプテューヌ版とパープルハート版のボーカルを収録した時期があったというエピソードが明かされた。小野寺さんからは、歌だけでなく“揺れる”部分にも期待できるといった旨も語られた。
本作は、レッスンをしたりファンを集めたりするシミュレーションパートと、エフェクトやカメラなどを操作できるライブパートの2つで構成されているとのこと。ネプテューヌ以外のシリーズキャラクターも登場するようなので、続報に期待してほしい。
最後に、PPのオープニングムービーが10秒間というわずかな時間ながら上映された。映像では、一緒に歌って踊る女神たちと、アフィリア・サーガの歌う主題歌の一部を確認できた。
さらにゲームの新情報として、田中理恵さんも初耳だというPS Vita用ソフト『超女神信仰 ノワール 激神ブラックハート』が発表された。会場からはどよめきの後に大きな拍手が上がり、田中さんからは困惑の声やドッキリを疑う声がこぼれていた。
『超女神信仰 ノワール 激神ブラックハート』は、人気投票でトップに輝いたノワールを主人公としたスピンオフタイトル。発売日は2013年で、もちろんノワールだけでなく他の女神たちも登場する。
▲田中さんからは“ネプテューヌがラスボス”、小野寺さんからは“ノワールが友だちを100人集めてネプテューヌに立ち向かう”といったジョークも飛び出した。実際のゲーム内容は続報を待とう。 |
今夏には、TVアニメ『超次元ゲイム ネプテューヌ』の放送が予定されている。このTVアニメからは、オープニング主題歌をnaoさん、エンディング主題歌をアフィリア・サーガが担当することが明かされ、それぞれから届いたメッセージが田中さんによって読み上げられた。楽曲の詳細は、後日公開されるという。
また、TVアニメの第2弾キービジュアルと、ショートPVも公開された。PVは音声がなく、動画としても調整段階のものながら、作画のクオリティの高さが見て取れた。PVを見た水野さんは敵キャラであるエンシェントドラゴンの登場を喜び、つなこさんは早く完成品を見たいと語っていた。
▲つなこさんの絵柄を再現したTVアニメ版設定画。設定画に忠実な動画を作るための、アニメ業界初となる新技術が投入されているという。 |
▲監督は『ネプテューヌmk2』を7周、『ネプテューヌV』を5周、無印を数周し、その他のスタッフも『ネプテューヌ』シリーズを研究しているという。ディープな制作陣がアニメーションを手掛けている。 |
その他にも、今後のさまざまな『ネプテューヌ』シリーズの展開が紹介された。『ネプテューヌV』ではプレイアブルキャラクターを追加するDLCが多数配信されていて、3月28日には新たに鉄拳ちゃんが登場する。プレイアブルキャラクター10体、DLCキャラクター10体というボリュームに、シナリオを担当した小野寺さんもデザインを担当したつなこさんも、非常にスケジュールが厳しかったと苦労が述べられた。
モバイル向けには、iOS/Android用アプリ『神次元アプリ ネプテューヌ』と、GREEをプラットフォームとする『ネプテューヌコレクション』が配信されている。ゲーム『ネプテューヌ』スタッフも何人か遊んでいるとのことで、小野寺さんからは、ガチャチケやSRカードをGREEに要求しても「課金しろ」としか返ってこないという冗談が発せられた。
会場で発売されていた『電撃PlayStationアワード2012 メモリアル ビジュアルブック』には、ノミネートを受けてつなこさんの描き下ろしイラストが掲載されている。ステージでは、描き下ろしイラストのラフ画が紹介された。
アスキー・メディアワークス刊行の『電撃マオウ』では、御影獏さんの作画によるコミカライズ『超次元ゲイム ネプテューヌ はろーにゅーわーるど』が連載される。詳細は3月27日に発売される最新号にて告知されるので、『ネプテューヌ』ファンはチェックしてほしい。また、3月28日発売の『電撃PlayStation Vol.539』では、本日の出演者サイン入りで、会場で展示されたTVアニメキービジュアルパネルのプレゼントも実施される。
『ネプテューヌ』シリーズ初となるファンイベントとなる今回。閉幕にあたり、他作品のイベントのような締めのフレーズが欲しいという水野さんの発言から、「カンガルーのように」「ぴょいーん」というコール&レスポンスの実施が決定した。突発ながら、出演者による「カンガルーのように」の声に来場者も「ぴょいーん」と大きな声で返し、ステージの最後が飾られた。
出演者が全員降壇して閉幕と思われたが、最後の最後に小野寺さんが再登場。“ネプチームの全力全開”として、ロゴのみではあるが『超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth1』を紹介した。『神次元アイドル ネプテューヌPP』、『超女神信仰 ノワール 激神ブラックハート』、『超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth1』と、ゲームだけでも3タイトルが進行している『ネプテューヌ』シリーズに今後も注目してほしい。
■“ゲームの電撃 感謝祭 2013&電撃文庫 春の祭典 2013”開催概要
【開催日】2013年3月17日
【開催時間】10:00~17:00
【入場】無料
【会場】ベルサール秋葉原B1F~2F+秋葉原UDX 2F
(C)2012 IDEA FACTORY / COMPILE HEART
(C)2013 アイディアファクトリー・コンパイルハート/ネプテューヌ製作委員会
データ