2013年3月27日(水)
◆──<GAME SYSTEM>──◆
空中と地上を行き来して戦うバトルシーンは、迫力&テンポ感が大幅に進化!
最後は、前作から大きな進化をとげているゲームシステムを紹介する。本作の戦闘シーンは地上と空中という2つの舞台で展開。地上ではノウェたち人間を、空中ではドラゴンであるレグナを操作して敵を撃破していく。
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▲空を飛ぶ戦艦やモンスターが主な相手。ノウェが騎乗するレグナを操作して空中を飛び回り、炎のブレスなどで相手を撃墜していこう。 |
前作では、主にカイムのみを操作して戦った地上戦(一時的にカイム以外のキャラも操作可能だった)だが、本作ではノウェ、マナ、ユーリック、エリスと、最大4人から好きなキャラを選んで操作することが可能となった。彼らが使う武器によって、それぞれ得意とする敵、苦手とする敵が変化するので、うまく使い分けることが重要となる(例:ノウェの使う剣は対人間が得意で、対アンデッドが苦手)。このキャラクターセレクトを採用したことで、バトルの戦略性が一段と増した。
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▲戦闘中に武器を交換することで、その武器を使用するキャラにチェンジ可能。武器ごとに得手不得手があるのもポイントだ。 |
本作では地上での連続攻撃はもちろん、ジャンプ攻撃や空中からの兜割りなども可能となったため、より立体的な戦術が取れるようになっている。ボタンを連打するだけで攻撃がつながるが、特定の順番でボタンを操作すると、シメに必殺技を繰り出す“連続コンボ”が発動する。
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▲武器ごとに、使用可能な連続コンボの内容が異なる。なお、各キャラクターに加え、武器にもレベルが存在。武器のレベルが上がると、使える連続コンボが増える仕組みだ。 | ▲武器ごとに魔法も設定されており、MPを消費すれば任意で発動させることが可能。中には、魔法でなければ満足にダメージを与えられない敵も。 |
レグナに騎乗して低空戦に移行した際は、強力なスぺシャル技である“ドラゴン・オーバー・ドライブ”が使用可能。かぎ爪による単体攻撃から、ブレスによる広範囲攻撃まで、いくつか種類が用意されているので、戦況に合わせて使い分けたい。
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▲レグナが物語中に形態変化すると、使用できる“ドラゴン・オーバー・ドライブ”も、より強力なものへと進化する。 |
空中戦で敵を撃破すると、全5色の“ブレススフィア”が出現。これを獲得することで、レグナは通常の炎のブレスとは異なる、さまざまなブレスを使用可能となる。なお、ブレススフィアの色によって使える特殊技は変化する。
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▲ブレススフィアの登場で、より広範囲を攻撃したり、正面に向けて連続で攻撃を繰り出したりできるようになった。なお、使えるブレスの種類は入手したブレススフィアの色によって変化する。 |
前作同様、一定数の敵を撃破することで武器のレベルが上がり、性能がアップ。それに加えて、その武器の背景となるウェポンストーリーが読めるようになっていく。これを見たいがために、武器のレベルを上げるプレイヤーも多かった。
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▲武器レベルが上がるごとに、ストーリーの続きが解禁されていく。なお、前作にも登場する武器には、新たな物語が用意されている他、中には前作の登場人物のその後を思わせる内容のウェポンストーリーも存在する。 |
[LV1]その昔、とある国に“剛の武将”と“柔の武将”という、二人の優れた武人がいた。二人はお互いを認め、常に意識し、鍛錬に勤しんでいた。この魔剣“古の覇王”に魅せられ、取り合うことになるまでは…。剣を巡り、激しく衝突を繰り返す二人。
[LV2]魔剣を巡る争いは戦争へ発展する。剛の武将は自らが生み出した鉄壁の布陣で、百戦錬磨の戦績。一方の柔の武将は、型のない各々の力に任せた戦法。勝負の行方は誰にも想像がつかなかった。
[LV3]序盤は剛の武将が完全に戦局を支配していた。しかし次第に柔の武将の臨機応変な戦略が剛を翻弄する。ところが、不利になるも意地を張り布陣を崩さない剛に、柔の戦法も段々と通用しなくなっていく。戦局は混迷を極めた……。
[LV4]その後……戦の終わった跡地を訪れた村人はこう語った。『剛の武将も柔の武将も二人とも、それは素晴らしい武人だったよ。ただ、極端に優れていなくても、剛も柔も少し兼ね備えていれば、みんな幸せになれただろうに。』
[LV1]かつて世界で最も大きな剣と称され見る者をその迫力で圧倒していた雄姿は見る影もなく、剣というにはあまりにも惨めな塊に変わり果てていた。
[LV2]剣が健在でいた時代。以前の持ち主は、この剣をとても人の力では扱えない代物までに鍛え上げ、それでもまだ何かに取り憑かれるように、刀身に使える素材を探し集めた。躯から鎧を剥ぎ取り、武器を奪い骨をも抜き出しては、打ち合わせ剣の一部としていた。
[LV3]次第に剣は斑に色を変え、剣先に行くほど赤黒く伸びていく。その相反する色は、まるで隠り世と現世の境にも見えた。ある時、子供をさらい生きたまま製錬し剣に打ち込んだが、決して交わることはなく、赤黒い鉄はすべて砕け散ってしまった。
[LV4]剣は再び比類なき巨体を誇示させるために新たなる刀身と、その身を鍛えられる者を探し続けているらしい。
アクション部分にさまざまな改良がなされ、より遊びやすく進化した『ドラッグ オン ドラグーン2』。ストーリーの間口も広がり、より多くのプレイヤーが楽しめる洗練された作品へと進化をとげたと言える。
とは言え前作同様、世界観の根本は生粋のダークファンタジーなので、中にはそこに抵抗を感じる人もいるかもしれない。しかし、ここまで読み進めてきてくれた人であれば、きっと本作の魅力にひかれているはず。『ドラッグ オン ドラグーン3』に向け、初代と合わせて、ぜひ遊んでおくことをオススメしたい。
なお、電撃オンラインでは近日中に、本シリーズの思い出をファン視点で振り返っていく座談会や、読者参加企画を立ち上げる予定。『ドラッグ オン ドラグーン』ファンは、今後も電撃オンラインをチェックしてほしい。
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シリーズ10周年を記念して発表されたシリーズ最新作『ドラッグ オン ドラグーン3』は、PS3で2013年に発売予定。クリエイティブ・ディレクターとしてヨコオタロウさん、キャラクターデザインとして藤坂公彦さんが参加するなど、シリーズ作品を手掛けてきたオリジナルスタッフが多数集結して、開発が進められている。
まだ詳細は明かされていないが、地上では人間、空中ではドラゴンを操作して戦うといった、シリーズの伝統であるゲームシステムは健在。こちらもぜひ、続報に注目してほしい。
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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