2013年3月27日(水)
今回用意してもらったのは、スターターとブースターパックのカードを使った“斑鳩”のキャラクター単デッキと、“飛鳥”のキャラクター単デッキです。僕が“斑鳩”のデッキを使い、“飛鳥”デッキを使う、開発スタッフの平川プロデューサーと対戦します。
まずは、キャラクターカードをレベル5→4→3→2→1と順に重ねて、キャラクターデッキをセットします。続いてバトルデッキをシャッフル。4枚ドロー(山札からカードを引くことです)して、準備完了です。ちなみに、このゲームはカードの引き直し(マリガン)はないとのこと。うーん、これはデッキの構築が大事な気がしますね。じゃんけんで平川Pが勝ち、先攻を選択。キャラクターデッキの一番上をめくって、いよいよ試合開始です! よろしくお願いします!
▲バトルデッキの置き場は、なんと中央。この堂々たるフィールドデザインに、ただならぬオーラを感じます……。ちなみに右上がキャラクターデッキです。 | ▲初期手札。うーん、さすがにルールがわからないので、いいのか悪いのかさっぱりわかりません(笑)。ただ1つ言えるのは、女の子のカードしかないということですね! |
平川P「えー、では……。飛鳥、舞い忍びます!(カードをめくりながら)」
えっ?
平川P「いや、ルールなので……」
いや、えっ? それ……言わないといけないんですか?
平川P「あっ、別にご自分の名前でも大丈夫ですよ。カネキング、舞い忍びます! で」
僕「斑鳩、舞い忍びます!(カードをめくりながら)」
なるほどなるほど、ここで恥ずかしがっているようでは、手合わせすらできないということですね。すいません、取材に来ておきながら、やっと理解しましたよ。このゲームが、『閃乱カグラ』のTCGだということを!
▲斑鳩と飛鳥が舞い忍び、いよいよ戦いが始まりました。これが乳TCGか……。 |
まずは先行のドローから。このゲームは、通常2ドローなのですが、先行第1ターンのみ1ドローだそうです。
続いてスタンバイタイミング。左側に“陽”と“陰”のゲージがあるのですが、ここに手札のバトルカードを1枚まで配置できます。“陽”属性と“陰”属性のカードは、それぞれ対応する場所に。“閃”属性のカードは、どちらにでも配置できます。このゲージは、技を繰り出す際の条件になりますので、序盤はどんどん置いていく感じですね。
▲忍ゲージにカードをためなくては何も始まりません。“閃”属性のカードはどちらに置いてもOKです。 |
続いてサポートタイミング。ここでは、1ターンに1枚まで、“サポートカード”を使用できます。“サポートカード”は、文字通りバトルをサポートする、強力な効果を持ったカードです。平川Pはサポートカードを使わなかったので、続いてバトルタイミングへ。ここではバトルを仕掛けられるのですが、先行第1ターンはバトルできないとのことで、ターン終了に。
続いて僕のターンです。2ドローして、カードをスタンバイ。技カードを使うには、カード左上に書かれている数字分、陽と陰のゲージがたまっていればOKです。陽1で使える技が手札にないのでターンエンド! 続く向こうのターンも、特にバトルが起こらず、またまたこっちのターンになりました。
陽ゲージが2たまったので、《悦慈斬》でバトルに行ってみますよ! バトルは、まず伏せカードを両者がセットします。そしてお互いカードをオープン。攻撃側の攻撃(AT)の合計値と、防御側の防御(DF)の合計値を比べ、攻撃が相手の防御を上回ればダメージが入ります。同じなら引き分けです。
▲裏向きでカードをセット。向こうもカードをセットしたら、バトル開始です。 |
平川P「いざ尋常に……勝負!(カードをめくりながら)」
えっ!? また叫ぶんですか!?
平川P「いや、せーのっ、でもいいんですけど……」
いやいや、大丈夫ですよ。これは『閃乱カグラ』のTCGですからね。
僕「いざ尋常に……勝負!(慣れてきました)」
さて今回は、こちらのキャラクターカードの攻撃力が400、《悦慈斬》が+300なので合計700。向こうはキャラクターカードの防御力が400で、《くぐつダミー》が+500なので合計900。ガッチリ防御される形になりました。うーん、ちゃんと防御用のカードを握っているあたり、さすがですね。そしてバトルに使ったカードは、忍ゲージに置けます。このへんの、「技を出したらゲージがたまる」という感覚は、格闘ゲームに近いですね。
▲防御されてしまいましたが、忍ゲージはたまるので、序盤は積極的に攻撃したほうがよさそうですね。 |
そしてあちらのターン。「ちょっとやっちゃおうかなー」と、初心者に対して無慈悲な発言をしながら、平川Pが《赤の巻物》というサポートカードを使用。これは、1点ダメージを受ける代わりに、2枚ドローできるという、なんだか超強そうなカードです。
飛鳥が自らダメージを受けて、レベル2へ。能力に“忍転身”と書かれています。絵柄もチェンジしていますね。“忍転身”すると、能力でカードを1枚ドローできるそうなので、ここは合計3ドロー。さらに、使ったサポートカードは、忍ゲージに置いてもいいそうです。
▲《赤の巻物》から1ダメージ受けて忍転身。これでカードを3枚引いて、忍ゲージを+1! |
あれ? な、なんか爆乳……じゃなかった爆アド(※爆発的なアドバンテージのこと)じゃないですか?
そして潤沢になった手札から、《冥砂》が飛んできます。こちらは手札が足りず、防御カードを出せません。1点ダメージ。うーん、これは厳しいですね。こちらもレベル2になり、忍転身したので1ドロー。
しかし、これで攻撃が終わりではありませんでした。《冥砂》は“C(コンボ)”アイコンが光っています。このCアイコンが光っているカードは、バトルに勝利した時、忍ゲージに送らず、捨て札にすることで、なんともう1回攻撃が可能になるのです! “連閃”と呼ばれる攻撃ですね。
というわけでもう1度攻撃が飛んできました! おいおいおい。これはヤバいよ! なんとか応戦するものの、攻撃力が高く、防御し切れず。2点目を受けて、レベル3になってしまいました。カードもパンツが見えてきましたね。そして相手のターンでまたもや《冥砂》! それはイカン! かなり危険な状況でしたが、応戦するカードを引いたので、ここでなんとか防御に成功します。
▲ようやく攻撃をストップできました。《冥砂》に対する恐怖心が植え付けられましたよ……。 |
しかし、こちらは陽ゲージばかりがたまってしまったため、思うように攻撃ができません。そうこうしているうちに、向こうから《二刀繚斬》が飛んできました! それ秘伝忍法じゃないですかー! 光ってるし、絶対強い技だよ、間違いないよ!
▲《二刀繚斬》がさく裂! もう見るからに強そうです。 |
秘伝忍法は、《二刀繚斬》は、コストとして忍ゲージから閃、陽、陰のバトルカードを1枚ずつ捨て札にする必要がありますが、効果がまず攻撃力+1400ととんでもない数値なうえ、バトル勝利時に“巻込”の効果で、相手の手札を3枚捨てさせることができます。
いや強すぎるでしょう! 決まったらもう勝ちですよこれ。もちろん防御できるわけもなく、仕方なく通します。しかし……! なんと、《二刀繚斬》は2点ダメージを与えられる技だったのです! カード下にある手裏剣の横の数字が、与えられるダメージを表しているのだそうです。
というわけで、すでに4点ダメージを受けていた僕の斑鳩は、さらに2点ダメージを受けてすっぽんぽんに。敗北となりました……。すっぽんぽんのカードは残念ながらないので、脳内イメージなんですけどね(うれしそう)。
いや、というか平川Pの手札が強すぎますよね。格闘ゲームで言えば、コマンド表を見ていたらボコボコにコンボを決められて負けていた、みたいな感じですよ! 試合時間も10分程度と、まさに瞬殺。悔しいので、ルールも覚えたところでもう1戦挑んでみました!
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