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2013年4月4日(木)

『ドラッグ オン ドラグーン3』続報――『DOD2』の“古の墓標”との関係が気になる、平和主義の白き竜ミハイル(MIKHAIL)とは

文:タダツグ

 スクウェア・エニックスが2013年に発売を予定しているPS3用『ドラッグ オン ドラグーン3』。その続報を掲載する。

 『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズは、今年でシリーズ生誕10周年を迎える人気シリーズ。2003年に発売されたPS2用の初代『ドラッグ オン ドラグーン』は、狂気をはらんだ登場人物たちによる衝撃的な物語や、竜と人間を操り、空中と地上を行き来して戦うアクションバトルの爽快感で人気を集めた。

『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』

 『ドラッグ オン ドラグーン3』は、ヨコオタロウさん、藤坂公彦さん、岡部啓一さん、柴貴正さんら、実力派クリエイターが結集して制作が進められている。今回紹介するのは、物語の主要人物であるゼロが騎乗する白き竜について。そのプロフィールの紹介や、過去作品との関係性の予想など、電撃独自の視点を交えつつお届けする。

◆──<DRAGON>──◆
人を超えた存在でありながら、人とともに戦う誇り高き存在

 初報で公開されたイメージイラストに描かれていながら、その詳細が明かされていなかった白き竜の名前が判明した。その名はミハイルで、英語表記は“MIKHAIL”。彼(彼女?)とゼロの関係は? そして、物語中で果たす役割とは? その秘密の一端を、ここで紹介していこう。


●ミハイル

『ドラッグ オン ドラグーン3』

―ゼロのパートナーである白きドラゴン―

 誇り高い竜種であり、ゼロとともに旅するパートナー。平和主義で「どんな相手とも話し合えば理解し合える」と思っている理想論者。

 その純粋さがゼロを苛立たせることも多いが、本人はその事実を自覚してはいない。竜種特有の高い戦闘能力を誇り、戦場ではゼロの危機を何度も救う。

 なお、“ミハイル”は今世での名前であり、転生前は別の名前で呼ばれていた。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲ゼロを背に乗せて戦うミハイル。本作ではドラゴンが地上を駆け、敵を倒すこともできるようだ。
『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲炎のブレスは、一部の障害物を破壊することすら可能。ドラゴンの力を利用して、活路を開く局面も多そうだ。▲平和主義で理想論者というミハイルだが、戦場では竜種ならではの凶暴さが顔を出す。味方からすれば、これほど心強い存在はいない。
『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲本作の世界には“契約”の概念はないとのこと。ゼロはミハイルとどこで出会い、なぜ旅をともにすることになったのか? 肝心な部分は、いまだ語られてはいない。
『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲空を飛んで移動するミハイル。これは、前作までで言うところの“低空戦”にあたるものだろうか。

 振り返るまでもなく、『ドラッグ オン ドラグーン』の物語には“竜と人のつながり”が欠かせない。初代『ドラッグ オン ドラグーン』ではカイムと紅き竜・アンヘルの物語が、『ドラッグ オン ドラグーン2 封印の紅、背徳の黒』ではノウェと黒き竜・レグナの物語が描かれ、プレイヤーを引きつけた。

 強大な力を持つ竜と、その竜を駆って戦場を進む者が共闘し、血で血を洗う戦いを繰り広げる。その行き着く先は、必ずしも心温まるものとは限らなかった。しかし、絶望に抗うように力を合わせて戦う竜と人の姿に、多くのプレイヤーが心打たれたのもまた事実だ。

 人と竜の縁が描く、3つ目の物語。その詳細はいまだ明かされてはいない。新たな竜と人の物語がどのような結末を迎えるのか、今から想像がふくらむばかりだ。


[CHECK]白き竜は『ドラッグ オン ドラグーン2』にも登場していた

 ミハイルの体躯の色は、穢れなき白。実は、ミハイル同様の白い身体を持つ竜は、前作『ドラッグ オン ドラグーン2』にも登場していた。

 “古の墓標”という竜種の聖地を守護する存在だった彼らは、アークドラゴンと呼ばれていたのだが、ミハイルとの関係はあるのだろうか?

 なお、本作の物語はシリーズで最も古い時代のエピソードとなるらしい。白き竜たちの間に、時代を超えた因果関係が存在するのかが気になるところだ。

『ドラッグ オン ドラグーン2』
▲前作『ドラッグ オン ドラグーン2』のスクリーンショット。古の墓標を守る白き竜は“アークドラゴン”と呼ばれていた。

→バトルに関する新たな画面写真が公開(2ページ目へ)

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Character Design : Kimihiko Fujisaka.

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