| 皆さん、こんにちは。初心者のための『MTG』講座、第4回を始めたいと思います。 | |
| よろしくお願いします~。 |
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| 前回はカードのプレイの仕方や、ターンの進め方、戦闘のやり方について説明しました。 | |
| もうほとんど基本的なことはわかったって感じ……でいいんだよな!? |
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| そうね。でも『MTG』には、もう1つだけわかっておきたい大事なルールがあるの。今回はそれを勉強していきましょう。これが終わればいよいよ実戦よ。 | |
| わぁ、楽しみ~。あ、今日はプレゼントのお知らせもあるんで、最後まで読んでくださいね~。 |
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■呪文や能力のプレイに深く関係する“スタック”のルールを知ろう!■
| というわけで、今回はスタックについて説明していきます。『MTG』の中でも、ゲーム中の駆け引きに大きくかかわってくるルールなので、皆さん注目してくださいね。 | |
| それで、その“スタック”ってなんなんだ? クリーチャーとか、エンチャントみたいなカードの新しい種類なのか? |
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| はい、では説明していきましょう。まず、前提として覚えてほしいのが『MTG』ではプレイされた呪文や能力は、すぐに効果を発揮するわけではないということです。 | |
| レストランでご飯を頼んでも、すぐ来ないもんな! |
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| そしてプレイされた呪文や能力が解決されるまで置かれるのがスタックという領域なのです。 | |
| 何がなんだかわからない……。 |
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| 例えばね、ダイチ君とヒカリちゃんと対戦しています。ヒカリちゃんは《国境地帯のレインジャー》をコントロールしています。これをダイチくんは《火柱》で破壊しようとしました。 | |
| ふむふむ、タフネス2の《国境地帯のレインジャー》に2点のダメージを与える《火柱》をプレイして倒すってことだな。よし、《火柱》をくらえっ!! |
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| ああっ、わたしの《国境地帯のレインジャー》が~。 |
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| はいストップ。ここで“スタック”が重要になってきます。ダイチ君の唱えた《火柱》は、すぐには解決されずスタックに積まれます。 | |
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▲スタックのイメージです。唱えた呪文は、効果を発揮する前にこの領域に置かれます。
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| え、そうなの……? |
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| さて、ここでヒカリちゃんの手札を見てみると、なんとそこには《巨大化》が! | |
| 《巨大化》はインスタント呪文なので、相手のターン中でも唱えることができます。ヒカリちゃんは《巨大化》を《国境地帯のレインジャー》に対してプレイしました。 | |
| ええと、じゃあこれも“スタック”行きってことになるんですか? |
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| そうね。 | |
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▲またまたスタックのイメージです。後の説明をわかりやすくするため、《火柱》の上に《巨大化》を積みます。
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| さて、この状態でどちらのプレイヤーもこれ以上呪文や能力を使わないと宣言しました。そうしたら、ここで初めてスタック上にある呪文や能力が解決され、効果を発揮していきます。 | |
| ええと、じゃあ最初に唱えた俺の《火柱》が解決されて…… |
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| はい、またストップ。 | |
→先生が止めた理由とは?
ここでスタックの意味が明らかに!(2ページ目へ)
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記事内イラスト:うさ城まに