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2013年4月8日(月)

『セイクリッド』シリーズのスピンアウト作品『セイクリッド・シタデル』が登場! エイプリルフールの話題も【週刊洋ゲー通信】

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやディベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は、3月30日から4月5日までに明らかになった新情報の中から、9個の話題をお届けする。この期間は4月1日がエイプリルフールということで、海外のゲームメーカー各社も公式サイト上でユニークなウソ情報を公開するところが続出した。そこで今回は通常の情報に加え、そんなウソ情報の中からゲームファン必見の爆笑ネタを選りすぐってご紹介したい。

今週のトピック

■火山が噴火した中で繰り広げる銃撃戦!? 『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の最新DLC“アップライジング”が登場!

■アメリカ横断の旅路はやがて白銀の世界へ! 初公開の場面が続出する『The Last of Us』の最新トレーラーは必見!!

■メモリーハンターの“ニリン”をアンドロイドが襲撃! サイバーパンクACT『リメンバー・ミー』の敵キャラクターを紹介する最新動画が公開

■一匹狼のライダーが復讐の戦いを挑む! バイオレンスACTの新シリーズ『ライド・トゥ・ヘル』の3作品が一挙に発表

■ファンタジーRPG『セイクリッド』の世界を3人協力プレイで大冒険! 『セイクリッド・シタデル』が4月16日より配信開始

■“刈りゲー”登場!? 実在メーカーのトラクターで広大な農地を耕す『ファーミング・シミュレーター』のPS3/Xbox 360版が今秋発売

■ストーリー重視のRPGに復権の兆しが!? 『トーメント:タイズ・オブ・ヌメナラ』が約4億円もの資金調達に成功

■【エイプリルフール】『デウスエクス』が8ビット時代に“退化”!? 驚きの最新作『デウスエクス:ヒューマン・ディファィアンス』とは?

■【エイプリルフール】平和な旅路が壮絶な死闘に変わる!? 『風ノ旅ビト』の新DLC“デスマッチ”の衝撃!

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■火山が噴火した中で繰り広げる銃撃戦!? 『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の最新DLC“アップライジング”が登場!

 オンラインでの対戦が盛んに繰り広げられているPS3/Xbox 360/Wii U/PC用FPS『コール オブ デューティ ブラックオプスII』。本タイトルの最新DLCパック“アップライジング”が発表された。

 このDLCには4種類の新たな対戦マップが収録される予定だが、その1つである“マグマ”は、火山が噴火によって溶岩が市街地に流れ込んでくる中で銃撃戦を繰り広げるという、ユニークなシチュエーションのマップになっている。しかも、街中の看板には“カラオケ”や“郵便局”といった文字が書かれており、どうやら舞台は日本という設定らしいのだが……。

 また4種類の対戦マップだけでなく、『ブラックオプスII』には欠かせないゾンビモードの新シナリオも追加される。“モブ・オブ・ザ・デッド”と題されたこの新シナリオは、1920年代のアルカトラズ刑務所に収容された4人のギャングが、刑務所に押し寄せるゾンビの群れを撃退するという内容だ。レイ・リオッタやマイケル・マドセンといったハリウッドの強面スターが、主人公となる4人に扮しているあたりも、じつに豪華だ。このDLCは、Xbox 360版が4月16日に先行配信される。他機種の配信予定は、後日発表されるとのことだ。

(参考サイト:『コール オブ デューティ ブラックオプスII』アメリカ公式サイト

■アメリカ横断の旅路はやがて白銀の世界へ! 初公開の場面が続出する『The Last of Us』の最新トレーラーは必見!!

 謎の伝染病によって社会秩序が崩壊したアメリカ大陸を、中年男性のジョエルと少女エリーが旅するPS3用ソフト『The Last of Us(ザ・ラスト・オブ・アス)』。アメリカで放映されたTVCMの完全版となる、本作の最新トレーラーが公開された。

 このトレーラーでは、黒人の少年や“テス”と呼ばれる女性など、ジョエルとエリーを取り巻く多彩な人物が姿を見せている。さらに、多数の兵士によって警備されている都市の様子も描かれており、物語の舞台となるアメリカ全土の状況を垣間見ることができる。

 さらに映像の後半では、雪に覆われた土地で弓を構えるエリーの姿も登場。ということは、ジョエルとエリーの旅は、かなりの長期間にわたるものとなるのだろうか? 『アンチャーテッド』のノーティドッグが、ドラマチックな冒険をどのように描き出すのか楽しみな『The Last of Us』は、日本でも6月20日に発売予定だ。

(参考サイト:PlayStation.Blog

■メモリーハンターの“ニリン”をアンドロイドが襲撃! サイバーパンクACT『リメンバー・ミー』の敵キャラクターを紹介する最新動画が公開

 フランスのドントノッド・エンターテインメントが開発を手掛けるサイバーパンクACT『リメンバー・ミー』(海外での発売元はカプコン)。本作に登場する敵キャラクターをピックアップした最新トレーラーが公開された。

 ヒロインである“ニリン”は、他人の記憶を奪う“メモリーハンター”として電脳世界に侵入し、華麗な格闘アクションを駆使して敵の兵士やアンドロイドと対決することになる。このトレーラーでは、多種多様な機能を持ち、個性的なデザインを施されたアンドロイドが次々と登場して、ヒロインのニリンを襲撃する様子が描かれている。

 これらの敵に立ち向かうニリンも、後頭部の端子から敵のメモリーを破壊したり、自らの姿を透明化したりと、多彩な技を繰り出しているのが確認できる。どうやら本作では、かなり本格的な格闘アクションが楽しめるようだ。PS3/Xbox 360/PC用ソフトの『リメンバー・ミー』は、海外では6月4日に発売予定。日本での発売は現在のところ未定だが、ぜひともプレイしてみたい!

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(参考サイト:カプコン アメリカ公式ブログ

■一匹狼のライダーが復讐の戦いを挑む! バイオレンスACTの新シリーズ『ライド・トゥ・ヘル』の3作品が一挙に発表

 『デッドアイランド』シリーズを代表作に持つドイツのディープシルバーと言えば、先ごろ解散したTHQから『セインツロウ4』や『メトロ:ラストライト』の販売権を手に入れるなど、現在絶好調のゲームメーカーだ。そんな同社がこのほど、1960年代のアメリカを席巻した“バイカーズ”と呼ばれる暴走族にスポットを当てた新シリーズ『ライド・トゥ・ヘル』を発表した。

 本シリーズは全3タイトルで展開予定。第1弾となるのは、一匹狼のライダーであるジェイク・コンウェイによる復讐の戦いを描くPS3/Xbox 360/PC用ソフト『ライド・トゥ・ヘル:リトリビューション』となるようだ。こちらは2013年6月に発売予定。さらにPSN/Xbox LIVE アーケードのダウンロード配信ソフト『ライド・トゥ・ヘル:ルート666』や、モバイル用ソフト『ライド・トゥ・ヘル:ビートダウン』も同時に発表されているが、この2作の詳細は未発表だ。

 現在公開中の『ライド・トゥ・ヘル:リトリビューション』のトレーラーを見ても、B級映画風の過激なバイオレンスACTということしかわからないが、作品の題材を考えると、銃や格闘による戦闘だけでなく、バイクを運転するRCG的な要素も期待できるはず。ディープシルバーがどのようなゲームプレイを提供してくれるのか、今から楽しみだ!

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(参考サイト:ディープシルバー公式サイト

(参考サイト:『ライド・トゥ・ヘル:リトリビューション』公式サイト

■ファンタジーRPG『セイクリッド』の世界を3人協力プレイで大冒険! 『セイクリッド・シタデル』が4月16日より配信開始

 続いて、ディープシルバーを代表するシリーズの話題をもうひとつ。『セイクリッド2』と言えば、壮大なスケールのハック&スラッシュRPGとして、日本でも高い人気を集めた作品だ。この『セイクリッド』シリーズの世界を舞台にしたベルトスクロールACT『セイクリッド・シタデル』が、PS3のダウンロード専用ソフトとして、海外のPSNで4月16日より配信開始される。

 光の一族“セラフィム”が住むアンカリアの地に、邪悪なアシェン帝国が侵略を開始。これに対して、ウォリアー、レンジャー、シャーマンといった戦士たちが力を合わせて立ち向かうというのが、『セイクリッド・シタデル』の物語だ。アニメタッチのビジュアルで描かれたキャラクターが、ハンマーや弓など多彩な武器を巧みに操り、さらに巨大な怪物の背にまたがって操縦するなど、ベルトスクロールならではの面白さを十分に味わえる作品となっている。

 本作はXbox 360やPCでも配信される予定だが、こちらの配信時期は現在のところ未発表だ。日本での配信も未定となっているが、日本のゲームファンにもなじみ深いシリーズだけに、ぜひとも登場を期待したい。

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(参考サイト:PlayStation.Blog

■“刈りゲー”登場!? 実在メーカーのトラクターで広大な農地を耕す『ファーミング・シミュレーター』のPS3/Xbox 360版が今秋発売

 日本でも、バスやタクシー、建設機械といったさまざまな“はたらくくるま”を題材としたゲームが発売されているが、広大な農地を保有するアメリカやヨーロッパでは、トラクターをはじめとする農業機械をリアルにシミュレートするゲームが存在している。

 その名もズバリ『ファーミング・シミュレーター 2013』。野菜や家畜を育てて農場を経営するキャリアモードも用意されているが、ゲームのメインとなるのは、実在メーカーのトラクター(100種類以上を収録!)の操作感覚を忠実に再現したドライビングゲーム的(?)な要素だ。広大な農地を走り回って地面を耕し、実った作物を機械の力で収穫していく力強い感覚を、ゲームの中で体感できるこの作品は、海外では根強いファンに支持されているようだ。

 このような一風変わった本作のPS3/Xbox 360版が、2013年9月上旬に海外で発売されることが決定。PC版に用意されていたヨーロッパの農場の風景のフィールドに加え、PS3/Xbox 360版ではアメリカの広大な農場を再現したフィールドも追加されるという。なお機種未定ではあるが、コンシューマ版『ファーミング・シミュレーター2013』が日本でもラッセルから発売されるとのこと。詳細は4月末に発表予定となっている。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:『ファーミングシミュレーター』公式Facebook

(参考サイト:ラッセル公式Twitter

■ストーリー重視のRPGに復権の兆しが!? 『トーメント:タイズ・オブ・ヌメナラ』が約4億円もの資金調達に成功

 1999年に発売された『プレーンスケープ:トーメント』は、TRPG『アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ』をPCゲーム化するという『バルダーズ・ゲート』の流れをくむ作品だが、記憶をなくした不死の主人公が多元宇宙をさまよう斬新なストーリーで、海外では非常に高い評価を受けている。

 この作品の“精神的後継作”として企画された新作RPG『トーメント:タイズ・オブ・ヌメネラ』が、クラウドファンディングサイト“Kickstarter”で制作資金の募集を行った。その結果、90万ドル(約8550万円)の目標に対して5倍以上となる418万ドル(約3億9700万円)もの資金調達に成功。これまで“Kickstarter”で行われたゲーム関係の資金調達で、歴代1位となる快挙を達成した。

 『トーメント:タイズ・オブ・ヌメネラ』は、8種類の文明が興隆と滅亡を繰り返した果てに存在する“第9の世界”を舞台に、過去の文明の遺物(ヌメネラ)の力で不老不死を手に入れた男と、その力の副作用としてこの世に存在する主人公をめぐる、奇妙で複雑なストーリーが描かれるという。本作はPC/Mac/Linux用ソフトとして、2015年の完成を目指しているとのこと。KickStarterでは、本作のようにストーリーを重視したクラシックなRPGが注目を集めており、今後のゲーム業界にどのような影響を与えるのか、大いに気になるところだ。

『週刊洋ゲー通信』

(参考サイト:kickstarter『トーメント:タイズ・オブ・ヌメネラ』ゲーム開発資金募集

■【エイプリルフール】『デウスエクス』が8ビット時代に“退化”!? 驚きの最新作『デウスエクス:ヒューマン・ディファィアンス』とは?

 近未来を舞台にしたアクションRPG『デウスエクス』を制作したアイドス・モントリオールは、同シリーズの最新作となる『デウスエクス:ヒューマン・ディファィアンス』を4月1日に発表した。本作ではなんと、レトロな8ビット風のドット絵で表現された主人公アダム・ジェンセンが、人体拡張技術“オーグメンテーション”を駆使して、新たな戦いに挑む!

 

 斜めに弾丸を発射する懐かしいキャラの動きや、ハシゴで移動する際の味わい深いSE(効果音)など、レトロなテーストで『デウスエクス』の世界を再現するディテールの細かさに、思わずうならされる仕上がりだ。中でも、2人協力プレイで敵をなぎ倒すアダム・ジェンセンの新たな能力は、ぜひ映像で確認してほしい。

 ちなみにこの企画は、プロデューサーからボツにされたということになっており、公式Facebookページの“いいね!”ボタンによるユーザーからの支援を、現在も受け付けている。この支援が集まるといったいどうなるのだろうか? まさか、ホントに制作されるなんてことは……!?

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(参考サイト:『デウスエクス:ヒューマン・ディファィアンス』公式サイト

■【エイプリルフール】平和な旅路が壮絶な死闘に変わる!? 『風ノ旅ビト』の新DLC“デスマッチ”の衝撃!

 世界のゲーム開発者から贈られる“ゲーム・ディベロッパーズ・チョイス・アワード”を筆頭に、多数のゲームアワードで年間最優秀賞を受賞しているPS3専用ソフト『風ノ旅ビト』。本作では、オンラインで偶然出会った旅ビト同士が、言葉を介さずにアクションだけで旅を続けるという、絶妙な距離感のオンラインプレイが高く評価されている。ところが、この平和な旅路を、殺伐としたバトルへと一変させる“ロケットデスマッチ”DLCが、4月1日に発表された。

 このDLCを導入すると、ロケットランチャーで狙いを定めて、ほかの旅ビトを攻撃できるようになるという。砂漠から雪山まで、ほのぼのとした旅の舞台が地獄の戦場と化す様子を、ぜひ映像で確認してほしい。

 なお、この“ロケットデスマッチ”DLCは、2014年4月1日に配信される……ということはないので、ご安心を。それにしても、制作者自らが作品の核となっている部分をネタにしてくる、そのギャグセンスには脱帽だ。

(参考サイト:『風ノ旅ビト』ロケットデスマッチDLCトレーラー

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