2013年4月20日(土)
御影瑛路先生の新作は、知能を武器に戦う学園下克上ストーリー! 『Fランクの暴君』執筆のきっかけとは?【Spot the 電撃文庫】
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第74回となる今回は、『Fランクの暴君I -堕ちた天才の凱旋-』を執筆した御影瑛路先生のインタビューを掲載する。
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▲南方純先生が描く『Fランクの暴君I -堕ちた天才の凱旋-』の表紙イラスト。 |
本作は、別名“弱肉強食学園”と呼ばれる名門校・私立七星学園を舞台に展開する、知能と知能がぶつかり合う“学園下克上ストーリー”。在籍する生徒の成績は超優秀、あらゆる部活は全国制覇を成し遂げるという私立七星学園。しかしその実体は、厳格なランク制度と、生徒の容姿までステータス化されるシステムで生徒たちを管理する恐るべき場所だった。
そんな学園には、絶対的な支配者が存在していた――派閥“アーバンライオン”を率い、“傲慢”の称号を持つ少女・神楽坂エリカ。彼女を打倒し、頂点に立ち、“暴君”として君臨する。危険な野望を抱いた“堕ちた天才”藤白カンナが、学園最底辺“Fランク”の教室にいた……。
御影先生には、本作のセールスポイントや小説を書く時にこだわっているところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ。
――この作品を書いたキッカケを教えてください。
『空ろの箱と零のマリア』という作品の“大嶺醍哉”というキャラを書いているうちに、頭がよく基本カッコイイキャラクターを主人公として書きたくなりました。その主人公が活躍する舞台は、いくつかの(殺伐とした)アイデアがあり、それを編集さんと相談しながら、活かせるアイデアを取捨選択しました。
――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?
裏切りの展開。天才型の主人公が敵の思考を読みながら、敵をやりくるめ、上り詰めていく展開。あと、エリカというキャラの、紅茶をひたした靴下。
――作品を書くうえで悩んだところは?
どこまでやると読者が引いてしまうのかいつも悩みます。
――執筆にかかった期間はどれくらいですか?
『空ろの箱と零のマリア』シリーズと平行してやっていますので、およそ半年ぐらいです。
――主人公(ヒロイン)について、生まれたきっかけやキャラクターについて思うところをお聞かせください。
主人公とヒロイン(七海)の性格は、いざ書いてみるとコンビとしてしっくり来なくて、何度も書き直しました。主人公がひたすら七海をいじめ抜く関係性にして落ち着きました。
――小説を書く時に、特にこだわっているところは?
文字の配置です。重要な単語などは目につきやすい位置に配置し、読みやすさを増しているつもりです。
――アイデアを出したり集中力を高めるためにやっていることは?
集中力が切れたら散歩します。
――高校生くらいの頃に影響を受けた人物・作品は?
『メメント』という映画は、創作に影響していると思います。
――現在注目している作家・作品は?
『ダンガンロンパ』のアニメ化、期待してます。
――今熱中しているものは?
『the mirraz』ってバンドが、しばらく前からかなり好きですね。
――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください。
『フェイト/エクストラ CCC』にこれからはまる予定です(積み中)。
――読者へのコメントをお願いいたします。
『DE○THNOTE』や『カ○ジ』が好きな人は楽しめるのではないかと! 主人公のカンナの『暴君』っぷりを、ニヤニヤして楽しんでください!
(C)御影瑛路/AMW
イラスト:南方 純
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